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アニメ シンデレラガールズ 11 話
最後の二人、ネコとロックのデュオの話。ずっとにゃあにゃあ、ずっとロックロック、ひたすらに。清々しいというかなんというか。おもしろかったかどうかというと、よくわからなかったけども、食い合せのよくなさそうなふたりをうまくまとめた作家さんがたには拍手。
これで シンデレラプロジェクト 14 人、全員ユニット化完了とのこと。
ソロ 1 組、デュオ 2 組、トリオ 3 組。
[C]andy[I]sland / [N]ewgenerations / [DE]coration / [R]osenburg[E]ngel / [L]OVE[L]AIKA / [A]starisk
で「CINDERELLA」となる言葉遊びだそうなので、1 x 1、2 x 2、3 x 3 で 14 人、というのも単なる数字遊びと思われる。よく考えたもんだ。

そういえばこれ、ハロプロでも既に十年前にやっていたっけ。
[A] あぁ! [B] Berryz工房 [C] ℃-ute [DEF] DEF.DIVA 〜 [XYZ] ZYX とか。
きっと、たくさんのユニットをデビューさせる計画が立ち上がった場合、いちいちゼロからユニット名を考えるのが面倒くさいので、きっかけとしてこういう言葉遊びが必要になったりするんだろうな。センスとしてはオヤジギャグに近いような気がして、ちょい寒気。



SHIROBAKO 24 話。最終話。完結。
サンジョ を終えるという課題があった。ずかちゃん が報われたことですべてが済んだ気になっていた。
強力キャスト陣が力一杯に送る狭い世界のショートロードムービー、といった風情のファンタジー。興津さんは他に適職があるのでは。なにはともあれ、集大成的であり、おもしろかった。あと、今更ながら背景すごい。
それから、宮森 の熱い熱いコメント。アニメ初主役、2 クールを立派に務め上げた 木村さん の自身の思いを語っているようにも聴こえて、グッときた。個人的願望としては、絵麻 や ずかちゃん にもこんな良いシーンが欲しかった。けども作劇的にはそんなの無粋に違いないので、致し方ない。いや、とても良い終わり方だった。
エンドロール、プラチナジェット・・・あ、そういえばあれが無い、と思ったら、やっぱり最後に五人のシーン。みんなで みーちゃん のパソコンを覗きこむところで、うるっ、待望の「どんどんドーナツどーんと行こう!」で、たらっ、七福陣 の船が夜空を征くところで、ぶわっ。なんなんだろう。
また、なんなんだろう の感覚。「true tears」の最終話で泣いたのと同じ感覚。前回の ずかちゃん と おいちゃん に泣かされたのとは違うやつ。なんでこれは泣けるんだろう。という。P.A.WORKS 節、的ななにか、が、あったんだな。
ああ、とても良い作品だった。

分割 2 クールもよくある昨今、これだけの作品を、話もキャラも絵もぎっしり詰め込んでよくぞやりきったものだ。アニメ制作業界を描くアニメ、だからこそ絶対に半端なことはできない、落としてはいけない、といったような思いがあったに違いない。そういったところも含めて、最後まで見事だった。

佳村はるか という激好みのひとを知るきっかけとなり、色んな声優ラジオやら、果ては全く興味のなかった アイドルマスター まで、昨年末までとはまるっきり興味の対象を変えてしまうきっかけにもなった、ある種の運命的な一作だったとも言える。もちろん過言。
ブルーレイは確実に全巻買う。たとえ職が無くても。でも、この最後の二話があと四ヶ月くらい先まで再び観られないのは、つらい。