BINTA

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「有頂天家族」

P.A.WORKS 作品観るシリーズ。全 13 話。バンダイチャンネル見放題。
人に化けて活動できる 狸 の一族と、その目上の存在である 天狗 と、そいつらと関係している人間たち、とのおかしな話。
なんたら立派な作家さんの小説原作らしい。京都を舞台にしていながら、京都弁どころか関西弁が一切出てこない。狸も天狗も標準語。なんでやねん、と観ている側が関西弁(似非)になる。主人公の狸たち、下鴨一家 が明治時代くらいの言葉遣いだったり、文語調というか、活弁士的なナレーションが入ったりするので、京都ではなく、お江戸・浅草辺りが舞台だったかとたまに勘違いした。そういった小説由来らしい文学的匂いもあり、ギャグっぽいフィクションらしい演出も多々あり、でもふざけすぎずくだけすぎず、とても良い塩梅の空気感で、とても楽しめる作品だった。
化け狸がその図体で山を覆ったり、化け電車が街を駆け巡ったり、というダイナミックでありながらやわらかな絵のタッチも含めて、ジブリ作品のようだとも思った。でいてドラマとしてはピーエー作品らしさも感じられ、気に入った。
あと声優。矢一郎&矢二郎 = ダンディ&ミャウ、銀閣 = ビー、と スペース☆ダンディ どもが居ることに気づいて笑った。かと思えば、金閣 の声は SHIROBAKO 本田さん でまた一笑。
そういえば女性キャラは少ないしあんまり魅力的ではなかったけども、これは腐女子さん向けの作品だったんだろうか。


同時に、ピーエーではないけども、水島努横手美智子 ということで、今更 イカ娘 を観始めた。気分的に連続で何話も観られない。しばらくかかりそう。