BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

冬アニメ最終話付近

冬アニメ終了時期だと思っていたら、重なって春アニメ開始時期だった。
もうアニメ趣味も熱が冷め気味というか、日々の疲労疲弊によって毎週数番組でも観続けるのがしんどいので、次は二、三作品に留めたい。


オルフェンズ、24 話。
爺さん護送を建前にした 鉄華団 の復讐劇。死ぬ死ぬ。終盤に皆殺し、ここまでも富野作品を踏襲。アラヤシキ は プルシリーズ 的な要素の亜流みたいなもんだったのか。マクギリス もおもしろい。ここでそう動くか、と。
とにかく予想以上のクライマックス感、盛り上がりがすごかった。


だがしかし、11 話。
途中寝ちゃった。


赤白姫、23 話。
布をかぶって首をグキってやった。画的に大変わかりづらい一大事。おもしろいが、ラス前になぜこんなゆるいエピソード。前回の 木々 に続いて、今回は実質 ミツヒデ当番回だった。


「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」 2nd シーズン

24 話。で、最終話だった。久々に 伊丹 チームが再集結。色々と落ち着くべきところに落ち着いた感じ。
唐突なジャイアントオーガ戦。作画キレッキレなわりにあっけなかった。ゾルザル はいちもつ抱えたまま。テューレ はなんだったんだ。エピローグ的な ピニャ の皇太女就任式。ボーゼス・・・。そして、このオチでいいのか。メインヒロインだったろうに テュカ、終盤はほぼ活躍なかったな。だいぶ駆け足だったけど、いい最終回だった。
2 クール通して、ほぼ緩みなく楽しめる良い作品だった。


灰と幻想のグリムガル

12 話。で、最終話だった。ランタ、奇跡的に生還。続けて ハルヒロ も。さらにボス討伐成功。主人公補正というかご都合主義というか。最終話だから、それなりに収めるところに収めないと、ということで、これが英雄譚としては丁度いいところか。
「命のやりとり」、「厳しい世界を生き抜く」みたいなことが作品テーマらしいので、主人公が死んじゃあならない。と。死ぬ、現実は非情である、という方向性は、仲間や、仲間の元仲間など、周囲の人物が死んだり、敵モンスターを殺したり、というところを深く描くことで表現されていたと思う。
しかしそういう主題は 1 クールでやりきった感がある。この先、冒険の終わりまで、はたまた元の世界に戻る?かどうかするところまで全部観たいけれど、やることはこれまでと似通ってしまいそう。それでもいい。この作風のままでの 2 期をやってほしい。
絵、音楽、演出、声優、どれもがとても良い、とても好める作品だった。


ハルチカ 〜ハルタとチカは青春する〜

終了。一応全話観た。いや、後半は映像を流して視界に入れただけ。全然おもしろくなかった。確実に P.A.WORKS 作品でワースト。であり今期ワースト。自分が観てきたアニメの中でもワーストクラス。ピーエーじゃなかったら 3 話辺りで切っている作品、観ない作品だから。
とにかく脚本が致命的につまらない。話の筋が、じゃなくて、話をおもしろく転がすための台詞回しとか、会話の空気をコントロールする上でのジョークとか小ネタの入れ方が、何ひとつ自分の好みと合わなかった。肌に合わなかった。たぶん会話のリズムや波長も合わなかったのだと思う。
声優が駄目だったような気もする。声優さんの芝居が駄目というのではなくて、声優が自分好みじゃなかった。或いはキャラクターが駄目だったか。会話を聞いている時、常に薄ら寒さがあって、話を追っていられなかった。「けいおん!!」が駄目だったのと同じ感覚かも。だからおもしろいと思えるひとにはおもしろいんだろう。自分にとっては全く駄目。
学生推理探偵+ブラスバンド、というのも結局意味不明でどっちつかずというか、どちらか一方のみに注力した作品だったならまだ理解できたのかも、いやそうでもないかも。
これが「true tears」や「SHIROBAKO」と同じ会社の作品だとは。次作「クロムクロ」に一軍を投入し、残ったひとたちに任せたらこうなったのだと思って、次作に期待しよう。