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夏アニメ視聴1

いつものように新作アニメ一覧を適当なサイトで調べて、あらすじ、キャスト、スタッフ欄をざっと眺めて気になったやつを視聴対象としたが、久々にやや多めになった。

以下、観た順に。

彼方のアストラ

宇宙探査見習い学生?だかなんだかの男女8人+幼女1人の計9人が、謎の現象により元の場所からおよそ五千光年先に転移。そこで見つけた無人の小型アーガマ風宇宙船に乗って惑星を渡り継いで元の星に戻ろう、という話らしい(2話まで)。状況と展開的には、要するに「漂流教室」みたいなものかと。或いは、「猿の惑星」の序盤とか。
話はともかく、ボケ&ツッコミがややあざとく差し挟まれる会話の脚本がちょっと鼻に付く。面白く思える場合もあり、うざったい時もあり。
メインヒロインが 水瀬いのり。ここでのおとぼけキャラのノリは、よりもい のあの子とカブる。他、ユーフォ以来不機嫌少女キャラが板に付いた 黒沢ともよ の、らしい演技も聴ける。細谷佳正武内駿輔内山昂輝、と男子キャラも好める声優揃い。一言二言ボソボソの地味巨乳として影を潜めているが早見沙織もいる。
漫画原作だし、とりあえず観続けて問題なさそう。

ソウナンですか?

海難事故か何かから海を漂流して無人島に辿り着いた女子高生4人が織り成すサバイバルコメディ。ぶっきらぼう、アホ、メガネっ娘、自活力バカの4人。揃ってデリカシー知らずでけしからん描写が多々あるが、特に扇情的には映らないのは会話の馬鹿馬鹿しさ故なのか。声優陣は 75% デレマス。ググったら 100% アイマス系声優だった。
10分枠だから観続けられそう。

グランベルム

ご贈答に最適のお上品な洋菓子を思わせるタイトル。
魔法少女+ロボット対戦もの? 異世界転生も入っているのかと思いきや劇中会話で否定されていた。転生こそしていないが異世界ものではある。そしてロボットものではあるらしいが、所謂リアルロボットでもスーパーロボットでもなく、頭身の低さからおっさんが想起するのは記憶の彼方に残る「龍神丸」「ワタル」「グランゾート」といった名称であった。少女のキャラ絵は まどまぎ 的。戦闘中の「イメージするイメージするイメージする」の連呼はエヴァ感あった。
など色々詰め込んでいる印象だが、あらすじは読まずに「脚本:花田十輝」のクレジットだけで観てみた。そしたらプロデュースがインフィニット永谷敬之。この作風からは P.A. 作品ではなく「装神少女まとい」を思い出した。その例で行くとあまり期待できそうにないが、一応観続ける。面倒くさくなって切る可能性あり。

荒ぶる季節の乙女どもよ。

セックスアニメ。もとい、性文学を美徳としながら自らの世代では抗い難い性欲に云々する女子高校生らの恋愛もの?だろうか。初回はセックスを連呼する話だった、という印象ばかりが残った。
岡田麿里原作の漫画の本人脚本によるアニメ化らしい。迷家 やら オルフェンズ やら残念な作品もある岡田麿里だが、とりあえずその名前に惹かれて観てみた。声を聴いてもしやと思ったらここにも黒沢ともよ。ほかキャストも悪くない。監督の安藤真裕も信用できる。
性欲に性衝動に性絡みの物や行為や言葉などに一喜一憂する十代の馬鹿さ稚拙さの描写はおもしろいけれど、あまり好みではないかも。エロいけれど股間にはピンとこないエロス。女性作家ゆえなのか岡田麿里だからなのか。ピンとこないからこそ作品として純粋に見入ることができる面もあるが。

可愛ければ変態でも好きになってくれますか?

ハーレムもの一般学園ラブコメ。冴えカノみたいなものかと。つまりあまり好みではない。声優もスタッフも特に惹かれる点は無いが、なんで試聴候補に入れたか忘れた。 キャラ絵は悪くないが、コンテのせいなのか作画のせいなのか、アニメとしていまいちクオリティが高くないように感じた。
たぶん切る。

コップクラフト

異世界&異種族と交流のある人間社会が舞台の刑事ものでバディもの。津田健次郎に惹かれて観てみたら、期待通りの低血圧な演技&作風で、ビバップGANGSTA. などを想起する異色な雰囲気も好み。おっさん視聴者は学生や少年少女主人公の作品ばかりでは若いノリについていけなくてしんどい。こういうのがひとつは欲しかったところ。



つづく。