BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

オキシジェンノットインクルーデッド 014 (oc)

我ながら意外に早いカムバック。
再び Oxygen Not Included 。

ただし前回最終目的地まで辿り着いた七度目のセーブデータには触れず、四度目だったか五度目だったかのデータ、塩だらけの星オセアニアでサイクル 400 近くまで進めて手に負えなくなったやつを、その後覚えた知識と様々なテクニックを駆使して状況立て直し、改善させてみようと思った。



これが手に負えなくなった頃の拠点付近の図

検証して問題は色々見えたが、この時点で人員は8名。諸問題を速攻で片付けるには少なくすぐにでも増員したいところだが、食糧不足、酸素不足で迂闊に増やすこともままならない。


何からどう手を付けるか困ったものの、ひとつひとつやっていった。

まずは酸素不足。
電解装置を幾つか作って、水素による電力も得て、配管も整理して 50 サイクルくらいかけて安定化。

次に食糧不足。
家畜の厩舎を増やしたり整理したり、ぐりぐりネズミを得たりして 100 サイクルくらいかけて安定化。

電力不足。
無駄な設備を一旦ガンガン解体しわりとすぐ安定化。というより配線に無駄が多かっただけで電力自体に問題はなかった。

金属鉱石不足。
無駄な設備解体や配線、配管の見直し、整理によって諸々改善のために使う分は問題なくなった。諸問題解決後の各地採掘によって、ひとまず恐らく宇宙進出時くらいまでは不足しないのではないかという程度にも余裕が出てきた。

人員不足。
酸素と食の改善状況を見つつ、 50 サイクルごとに1人くらいの間隔で追加して、12 名に。

熱、気温の問題。
ベタに液体クーラーを通して冷水を回して解決。


で、サイクル 600くらいまで来てこのようになった。

まーこれと言って取るに足らない、何の特徴もない拠点図。やったこと、やっていることは七度目にやってきたことの復習というか手癖というか、その程度のもの。


スーツ検問所の取り回しがなんか面倒くさくなってきて、プロのひとがやっていた寝室出口に検問所を置く設計に変えた。寝る時以外ずっとスーツを着て過ごすというやつ。シャワーもスーツのまま浴びるのは笑う。
このおかげで取れていなかった4つの実績のうちの1つ「Job Suitability」を解除できた。


たぶん後の流れは七度目と同じ感じになっていくのではなかろうか。
また宇宙の果まで続けるのだろうか。

theHunter Report 9

アップデートがあり、足音が聴こえるようになったとの噂なので久々にまともにやってみた。

再開した場所はリヴァイアサン山。ミッションは「コヨーテを2匹視認する」というもの。見かけりゃいいのか、簡単じゃんとなめてかかる。
ロッジを後にして歩き出すと、いつものログインボーナス的サービス狩場のお知らせ。そちらに向かうと、ああ、おお、何者かの足音が。直後、ウサギが真横を駆け抜けていった。聴こえる、のかな。とにかく逃した。

さらに足音のほか威嚇音もあるのでそこらを歩いてみる。今度は走り去らないウサギがいた。よっしゃ、とライフルを構えて、狙い、動線を読むことも思い出して、ここだ!と引き金を引いたが、スコッ。弾が無かった。
前回切らしたのだ。補充せず出てきたのだ。いやインベントリ確認はして、バックパックに弾があることは確認していたが、使用ライフルに合う弾が残っていなかったのだ。
たまなしとは情けない。愚息もしょんぼりというやつ。などとこぼしつつロッジに戻って弾を補充。所持金には心配なし。戻ってくる道すがら18時(ゲーム内時間)を回って日が暮れてしまったのでベッドについて時間をやりすごす。

午前4時前(ゲーム内時間)に再開。
先程のログボ地点へもう一度行ったが後の祭りだと即察知したので場所を変える。このリヴァイアサン地方には訪れるべきポイントが少なく、アウトポスト付近以外にはマップ南西端方面となる山中の巨大湖の近くに「?」が1コあるのみ。目的のコヨーテに関して宛はないのでそこを目指す。

道中オグロジカ雌が誘う声。その方に向けて歩いたらうまいこと出くわしたので、弾倉フルにしたライフルを構えて一発お見舞い。当たっ・・・た?
おかしい。着弾したかどうかわからないが、それ以前にそいつの足跡が全く無い。打ち込んだ後に逃走した足跡も、そこまで来た足跡も、何もない。例によって雑草が踏まれて寝ている箇所は小道のように続いている。
なんだよバグ治ってねえどころか悪化してんじゃんと悪態つき、獲物の行方は放って本来の目的地への方角に戻る。しかし足跡が見えないのではこの先再び獲物に近づいても追えないし、第一に撃っても当たったかどうかわからない。これ以上はやるだけ無駄ではないか?なんて考えていると、またオグロジカ雌の声。懐疑的なままその声を追うでもなく目的地へと歩く。シカの声は前方からちょくちょく威嚇してくる。追われていると思っているのか、うーん。
それはそれとして湖に近づいてきたからかマガモの声がやかましくなったりも。明らかにマガモなのだが湖からではなく、その岸から少し離れた自分の近くから聞こえる。なんなんだ。しばらく考えた結果、マガモって湖から逃げる時は空に飛び立つし、湖に現れる時も空から降りてきた気がするので、要するに飛んでいて、飛んでいる時でもゲーム的な狩猟対象となりうる、だから声がしているのは上かも、という結論に至った。至ったけども、見上げて確認はしなかった。どうでもよくなって。

そうこうしていると、なぜか急に足跡が出るようになっていた。えー、なんなんだ、と思いながら少し引き返してみると、来たはずの道に一切見かけなかった白や青の痕跡反応がいっぱい。
もしやと思って先程の発砲地点まで戻ってみたら、わけのわからないことに血痕があった。当たってたんじゃん。だがかすり傷程度だったらしい。そこそこ時間が経っている割に狩猟圧も広がっていない。結構至近距離で狙いもしっかり首元に入れたはずだったが。

以降は痕跡も音もわりとちゃんと追えたが、肝心の狙撃がへたくそで2時間やっても何もなし。ついでに本来の目的であるコヨーテの痕跡も見つからず。だいたいコヨーテってのは餌場にウサギの亡骸を転がしていることから考えて、ウサギの出ないところには居ないと考えていいはずで、今回向かったポイントではオグロジカとマガモしかおらず、そりゃあ追うものも追えないというもの。

新しいミッションが入ってハイ湖方面に戻る必要があったけど、マップ南西端からはだいぶかかるし 3D 酔いが来たので何も得ないまま終了。写真もなにもなし。

しかし足音は聴こえるようになったかもしれないけども、自分プレイヤーが動いて出る音がちょっと聴こえにくくなった気がして、なんか相変わらず・・・いや自分が下手なだけだ。

秋アニメ雑感 5話付近

アサルトリリィ 6話
べつに何がよかったってわけでもないけど、このアニメのおもしろさが少しわかった気がする。少なくともシグルドリーヴァよりは良い。


神様になった日 5話
泣けるアニメと聞いて危惧していた通り、やはり死んだ人で泣かせにくる。ちっちぇえな、ちゃっちいな。だっせえな。と思った感覚を平謝りさせられるほどの展開がありうるだろうか。まだ半分も終わっていないわけだし。


おちこぼれフルーツタルト 4話
なぜ今まで見落としていたのか。マネージャーの眉毛が五本線であることを。
それにしても、大きいの小さいのと胸の話が多い。


安達としまむら 5話
安達とトニカクカワイイ妻が同じ声だと気づく。しまむら友人の日野は将来アニメーターになりそうな声だと気づく。
妖精幼女が出てこない回だった。


シグルドリーヴァ 6話
やっぱりギレンザビみたいな演説シーンてみんなやりたいものなのか。


禍つヴァールハイト
津田健次郎はしかしこういう狡猾で闇深いきちがいな役をやらせたら現役トップな感ある。それだけに似たような役柄での起用も多く、まーたツダケン頼りかよとキャスティングに呆れることも増えてきた。というか津田氏自身、ウィキペディア見ると仕事選べっつうくらい近年えらい数の作品に出ていてそりゃ役柄カブりは避けようがないとも思える。人気の証拠とも言える。
とはいえやっぱりここでのヘルマンの役柄は見飽きたツダケンであり、うまいけど良いんだけどはまってるんだけど、なんか、なんだか、な。

虹色の湖

アマゾンプライムビデオに先日追加されたドリフターズ主演映画の「全員集合!」シリーズ、全16本。1960 ~ 1970 年代制作のこれらは、衛星放送では近年でも観られたらしいが商品化は VHS 時代で止まっており、ブルーレイはおろか DVD にも LD にもなっていない代物。
要は需要が無いってことで、ドリフターズ関連の話題でも何らの評判も聞かないのでその程度のもの、映像作品としての価値の程度も知れたもの、ではあるのだろう。
この度配信にこぎつけたのは、悲しいかな皮肉にも、やはり志村けんの死がきっかけとして無かったとは言えないだろう。大半は志村加入以前、荒井注在籍時の作品なんだけど。

そこらへんの事情はどうでもいい。
それはそれ。世間はそれ。
自分にとってはこんなに有り難いものはない。
長らく待ちわびたのだ。十年程度だが。
そんなドリフの映画に興味を持ったきっかけ、昔どこかに長ったらしく書いたことがあったと思い出し、掘り起こした。

ドリフトデイズ1」 / 「ドリフトデイズ2



そんなクソ長文もどうでもいい。
そんな経緯があり、このたびこのドリフ映画シリーズを観た感想を一作ずつ書こうとも思ったのだけど、1作目を観て気が変わった。

1作目「なにはなくとも全員集合」。

なにはなくとも全員集合!!(第1作)

その内容もべつにどうでもいい。語るべき感想はなかった。

しかしこの中で見入る点がひとつ。主に前半にちょっとだけ出てくる、一見して美人の女性がいる。調べたら、「中村晃子」という当時のアイドル的タレントさんらしい。他の作品のどこかで観たような気もするけど、まともに存在を認識したのは今回が初めて。
半世紀以上前のこの時代には不釣り合いな、今現代にこのまま出てきても古臭く感じなさそうな、物凄い可愛さ。目にした直後から気になって気になって、映画本編もそっちのけ、観終わらないうちにスマホでその方のことを調べた。


代表曲「虹色の湖」


この動画を観て、完全にやられた。しびれた。こんなひとがいたなんて、こんなかっこいい歌声を聴かせていたなんて。久々の脳天撃たれる衝撃。
しかし悲しいかなその曲、このサブスク時代に配信には無い。サブスクでない単曲配信もアルバム配信もない。その曲どころか、中村晃子の楽曲は一曲も。CD ならまだ買えるが、自分が欲しい初期の楽曲のみで固めたものはない。あっても限定版で既に廃盤。
なにもかもが遅かった。


しかし何も買わずにいられず、中村晃子のベスト盤の適当な一枚を購入。
聴いたら「虹色の湖」以外も同じ調子の、GS 風味を醸す良い塩梅の歌謡曲でとてもよかった。

このくらいの時代の日本の音楽は、今と比べて技法や技術が未成熟な面があるし、演歌や唱歌がベースだから、例えば主メロの譜割ひとつ取っても、ダダダダとなにか機械的に畳みかけるばかりの最近の楽曲では絶対に聴けない、古くホコリかぶったからこその意外性があってとてもおもしろい。
歌唱表現の機微も、録音や編集の技術に頼れない分、すべては歌手自身の技量、喉と才能によるものであって、ビブラートの具合や音程の取り方にもその歌唱能力の凄みが感じられて、とても聴き応えがある。曲が短いのもいい。


酔狂にもほどがある。とも思う。やはり生まれてくる時代を間違えた。

ゴブリンスレイヤー

2018 年放送。全12話+総集編1話の全13回。
剣と魔法で冒険者や勇者がモンスターと戦う世界。ゴブリンは下等モンスターと侮られがちだが、なめてかかる初級冒険者や良民には大敵ともなりうる小鬼。
冒険者ギルドからのゴブリン討伐依頼に上級冒険者は耳を貸さないが、そんな中でゴブリン討伐のみを執拗に続ける銀等級者(だいぶつよい)がいた。人呼んでゴブリンスレイヤー。そいつと、仲間になった神官少女、エルフ、ドワーフリザードマンたちがゴブリン退治をしてまわる話。

ゴブリンスレイヤー -GOBLIN'S CROWN-」
本年公開された同作の短編 OVA 、60 分。
同じくゴブリンスレイヤー一行が、雪山にあるゴブリンの巣の討伐にて行方不明となった女剣士パーティーの捜索をきっかけに、強敵ゴブリンパラディン率いる雪の砦の軍勢ゴブリンと対決する。


異世界転生・転移ものかと思ったらそういう前提はない。ファンタジー世界のみの、しかもわりと小さな集落を中心とした規模の狭いところでの話。魔王的な世界を滅ぼさんとする大ボスは別にいて、それには別の力のある勇者パーティー(なぜか全員女)が立ち向かっていて、本作の主人公はそんな世界の行く末を左右するような戦いには関わらず、興味すら示さない。それよりも身近にある脅威、魔王の支配と関係してかしないでか、野放しに蠢くゴブリン、それだけを敵と見なす。
時の政府、嘘と隠蔽と改竄と、汚職に腐肺した政権、政治家、あと世界的な大規模テロとか、戦争行為とか。そんなことよりも隣近所で無差別殺人や略奪窃盗でも起これば、否が応にも誰もが肌身に迫る恐怖に抗おうとする。遠くの大より近くの小、ゴキブリ一匹にさえ怯えるもの。それが庶民感情。
この作品のテーマがそんなことを謳っているかどうかは知らないが、この主人公ゴブリンスレイヤーの行動原理、ひとが馬鹿にするのも厭わず己の目的第一に戦い続ける気持ちはわかる気がした。

全体的には「盾の勇者の成り上がり」に似ていると思った。盾の勇者の方が原作発表は先行だがアニメ化は後発らしい。どっちがどっちを真似たとかあろうがなかろうがどうでもいいとして、似ているけども同じだからつまらないということはなかった。
異世界転生系ではないしゲームベースのファンタジー世界でもないので、ゲームっぽいステータス値をなんのかんの言うような台詞もなければ UI 表示みたいな演出もない。対ゴブリンに特化した知識を持つ以外に特別な能力も秀でた点もないゴブリンスレイヤーが、時に押され傷つき、仲間と協力したりなし崩し的に救われたりしながら、下等なりにもピンキリなゴブリンにガッツで向かっていく様が、まっすぐ実直な感じでよかった。
また魔法使い、魔道士系の者が使う魔法や術も、魔力とか MP とか描き方次第でいくらでも誤魔化して使いまくれるものではなく、術とは「神から授かった奇跡」とされておりそれを一人が発動できる回数はわずか3回とか制限が厳しく、使った回数をこまめに確認しながら戦うのが、妙に生々しくてよかった。

主人公ゴブリンスレイヤー。こいつに個人としての名前はない。だけではなく、キャストクレジットを見ると登場キャラクターの誰にも個人を識別する名前はなく、人物名はすべて役職名か続柄みたいになっていて可笑しかった。名付けを重要視していた転スラとは真逆と言っていい。
中でもゴブリンスレイヤーに対する仲間4人からの呼び方がひどい。「ゴブリンスレイヤーさん」、「オルクボルグ」、「カミキリマル」、「小鬼殺し」。それぞれ種族が違うとはいえ、この統一感のなさはなに。ワンシーンの会話の中でこの四つの呼び名が一人に向けて連続で投げ掛けられ、それに誰も突っ込まず、声を掛けられた本人もそれが普通のように言葉を返す。それが毎回のようにある。要するにそういう世界なんだろうが、誰か少しぐらい不思議がれよ。

主人公ゴブリンスレイヤー。無愛想なこいつに台詞は少ない。「ああ」、「そうか」、「そういうことも、あるか」。小津調か笠智衆かというくらいの淡々とした受け答え。なんなら梅原裕一郎のボイスサンプルを毎回使い回しても成立するくらい、全話を通しても台詞のパターンは大半決まっており声のテンションも8~9割変わらない。
もしかしたら、固有の名前を呼び合うことがないことから考えても、大半のキャラクターが同じ声優の別作品で発したボイスを切り貼りコラージュして会話が成り立つところもあったのでは。杉田智和なんて普段からこのリザードマンの古風な口調をふざけて使っていそうだし。
しかしこの 2018 年時点で考えても第一線主役級の声優たちが脇役にも揃っていて、声優陣は豪華だった。

あと気になったのは、毎回の OP に入る時の、入った直後の、OP 曲のイントロが鳴り出すまでの間。ストリングスか何か白玉系の音が10秒くらいかけてフェードインしてきてメインの音が鳴り出す。この10秒の沈黙に近い間が、すごいな、挑戦的だなと思った。OP 曲本編もそこいらのファンタジー冒険者モノと一線を画す重いものだったし。
それと、何話だか忘れたが、ゴブリンスレイヤーが瀕死になって終わる回。毒気感知のために連れてきたカナリアが鳥籠でうろちょろ、そのカナリアの目玉のアップの中に倒れたゴブリンスレイヤーを仲間が囲む様が写るカット。カナリアのまばたき以外、眼に写ったものに動きのないそのカットを1分くらい続けるだけで終わるというのが、すごいというかなんというか、やりすぎっつうかそれは何がしたいんだとまで思った。半端に尺が余ったのを乱暴な演出でごまかしたようにさえ思えた。
調べたら、テレビ放送版ではカナリアの目のところでエンドロールだったらしい。だから配信版でそのあとに通常 ED が付いているのが不自然であるらしい。なるほど。もしかしたら万一、何か見落とし読み取れなかった意図があるのかと思ったが、なかったようでほっとした。

こんな演出する監督:尾崎隆晴ってだれだっけと調べたら、大好きな「少女終末旅行」の監督だった。なるほど BGM の加減、会話や劇としてのテンポの押し引き、光と影の使い方なんかに同じ監督らしい感触が、あったような気がしないでもない。
そういえば少女終末旅行の BGM でも初っぱなからエンヤ風の荘厳なような音を流して、のっけから耳目を掴んでくる演出をしていたっけ。エンドクレジットの流し方、縦書きにしたりというのも同じくあったな。