私はロボット。店をやっている。
まだやっている。
だいぶ長いことやってきた気がするが、こちらの世界の時間に換算すると 109 時間ほどになるのだそうだ。
今回はそれより十数時間前、或いは二十時間くらい前になるか、ダイナーレベルが 19 になったところからの話となる。
えー . . .
えーと・・・
何を語るために記録した写真だったか、情報が保存されていない。
生物の頭脳的に言えば「なんだっけ、忘れた」という具合。
私はロボットなので記憶したことを忘れるということはない。元々この写真の当時にこの状況についての情報が保存されなかったのだ。記憶回路の不具合か、或いはデータ保存先の書き込みエラーか。
もうろく
おまえの目は節穴か。
直立レッサーパンダ
今回の新種かな。
太古の昔にどこだかの島国でこういうやつが人気になったとか。
バイト管理板
この看板みたいなやつ。
毎日数人の中から一人、入れ替わりでやってくるバイトくんたち。そいつらの情報をまとめたデータ帳的なもの。図鑑のように全員分を一覧できるものではない。
彼らが出勤すると出勤したそいつの情報が見られるようになり、そいつの退勤後やバイトくんが誰も居ない時には確認することができない。つまり実体としては勤怠管理表みたいなものか。
しかし賃金は前払いで、来てくれたその日一日中営業しようが閉店していようが支給額に追加も差し引きもないので、就労時間や休憩を管理しているものではないのだろう。
詳細はこのへんに書いてある。なんだこれは。
https://store.steampowered.com/news/app/1647190/view/3136200428799415984
ベッドメイク
ハンモックと違いベッドは朝になって客が帰ると布団が乱れている。これを直さずにいると次の客が利用できないので、毎朝客がチェックアウトしたあとにベッドメイクを施す必要がある。
一手でポンと済むことではあるが、ベッドルームの配置をカウンターと真逆の店奥にしてしまったがために、毎日忘れてしまう。ちがう。私はロボット。忘れることはない。様々なタスクがある中で、場所が遠いこともあってプライオリティが低くなり、対応に行くまでに時間がかかってしまう。
そうプライオリティ。私はロボット。
毎朝 AP 回収で島を一周するルーチンの中にこの作業を組み込めばいいのだろうが、なかなか覚え ...られないじゃなくて、ルートがややこしくなるのでどうしたものかと思案中。思案中なのである。覚えるのは簡単。私はロボット。
おやおや
こういうのがベッドを乱すわけだ。
ベッドの乱れは風紀の乱れ。死罪。
起きてた。
なんでもない。ごゆっくりどうぞ。
また新人
バイトくん、5人目になるかな。また何種かわからない奴。
言葉と行動がちぐはぐな奴。こりゃ信用できん。採用。
焚き火
新しい設備。調理設備にカテゴライズされるものらしい。
設置し、火を焚いたが、焼くものがなかった。
薪がある限り季節や天候を問わず燃え続ける。意図して消すことも不可能。原理は不明だが、元来焚き火というのはそういうものなのだろう。
イベ
ある日現れた見たことのない顔。サムライを名乗るロボット。
腹でも空かせたかな。腹が減りゃあ、熊だって山降りるだ。
ブランニュー
サムライの頼み事を何度か聞き、解決し、お礼をもらった。
ゴールドボディに似合う立派なヘルムである。
今後は当面この頭でいよう。
ん?
んん?
島の端まで追いかけたが、なんなのか確認できなかった。
休眠リミットにもなったので、気にせず帰宅した。
オウルデー再び
これだけ見ると荒らされているようにしか見えん。
テイラー
『超人気優良店』となり、次に目指す肩書きがこれ。なんという規模だ。
というか、ここは地球だったのか。人間なんて地獄に落ちてしまえ!
砂浜で膝をついて絶叫する半裸の男性の映像が脳内に流れた。
まあある種その映画の世界観とリンクしたとこあるこのゲーム
バーンと、とうとう大台に乗った。
8% に満たない世界である。
このところ LV を 1 上げるのにひと月かかっている。こちらの時間で。
こちらがどちらなのかは伏せる。
このペースで行くと次 21 になるのもだいぶ先になり、私はロボット、であるという意識を失ってしまいそうなので、今後はレベルアップを区切りとせずもう少しこまめに書いていこうかと思う。
もちろん思っただけである。