BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

巴里の

OP-1 で手弾き録音、そのニ。

ちょっと前に、フランス映画『巴里の空の下セーヌは流れる』を観て、その主題曲が印象に残り、かなり昔から知っていた曲だけど、今更良いなあと思った。口笛で吹いているだけで気持ちいい。これを OP-1 で弾いてみたらどうだろうと思い立ち、弾いてみた。三拍子、おもしろいメロディーの動き、コード感、そういった点を確認しながら、弾いていてたのしいたのしい。
録音に際して、あやふやなメロディーを正確にするため、ユーチューブでちゃんと曲のわかる映像をいくつか観る。知らずに自分勝手に弾いていたのとはキーが違った。正しいキーに移調すると弾く鍵が変わり、再び一から覚えることに。また、後半で知らなかったCパートが出てきて、尚且つ最後のサビでさらに半音上がることを知り、それらを覚えるのにもまたひと手間。しかしとにかく弾くのが楽しいので、覚えるのも苦ではなかった。伴奏に関しては耳コピで、なんとなくのやっつけ。合っていなくともかまいはしない。
主メロは弾き慣れてくると物足りなくなり、少し難しい小刻みなフレーズを練習してまで弾けるようにした。録音時はミスってぐずぐずになった。練習とは。
OP-1 は鍵盤が少ないので片手のみでの演奏の多重録音。これを両手でちゃんと弾けるようになったら、どうなんだろう。ちっこい OP-1 で片手でやる、ある種のばかばかしさが今現在数日飽きない楽しさの肝であるような気がする。




また中古CD。

X JAPAN『BALLAD COLLECTION』
Forever Love」って良い曲だなあと今更。『DAHLIA』には Acoustic Version が収録されており、シングルバージョンとか聴いたことなかった。あと今更、「The Last Song」も知らない、あと「Alive」も聴きたい。などと思い、それらの欲求をすべて満たすやつがこれ。ブックオフに在庫が有り、確保。
ウィキペディアに詳細書かれてある通り、「Tears」はアウトロが短い。けど十分。
「Forver Love」ノーマルバージョン。バンド演奏入り版。
Forever Love (Last Mix)」。アコースティックギターの音を基調としており、むしろこれがアコースティックバージョンではないのかと言いたくなる。
結果的には結局、『DAHLIA』の Acoustic Version がいちばん好きかも。TOSHI の歌声が、ハモリも無くアカペラに近い状態で聴けるのが良い。そういえば TOSHI の歌声、声質はヴァイオリンみたいに聴こえるところがあり、なるほど YOSHIKI が求めたのはそういうところだったのかな、と思った。特に「Forever Love」と「Say Anything」ではそのヴァイオリン感が、メロディーととてもよくマッチしているように思った。
「The Last Song」。11分33秒。打ち込みリズムでエックスぽくない。YOSHIKI の他のプロデュースワークにおける楽曲のような。TOSHI の歌い方もソロのポップシンガーっぽい。ギターソロの音もなんだかな。バンドらしさは希薄だけれど、曲はそれなりに好きかも。
ベスト盤つうのは、一度興味を失ったバンドに再び興味をもった際、後追いで中古で買ってちょうどいいものだと思った。収録曲を他の作品で全部持っているコアなファンに無駄に売りつけるもんじゃあない。でも誰かが買って売り払ってくれないと、こうして回ってこないのだから、難しいもんだ。


DATE OF BIRTH『渚のデイト・オブ・バース』
エックスのやつの送料を無料にするために、自発的抱き合わせ購入。もうだいぶ揃ってきた デイトオブバース ディスコグラフィ集めの一環。94年の連作ミニアルバムの一枚。タイトル通り、渚、海と太陽の似合いそうなサーフロック系、爽やか清涼系ポップス、ひんやりゆったりなインスト、と夏向けの内容。
「シャイン・オン・マイ・ヘッド」という曲が、アルバム『DATE OF BIRTH』収録の「Time After Time」の冒頭に付いている謎の楽曲のフルバージョンだったので、ちょっと驚いた。『DATE OF BIRTH』の方がリリース時期は全然早いなのに、どういうことなのか。この作品リリース時に何らかの媒体で説明がなされていただろうけど、今となっては知るすべは無さそう。