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BOOTSFIGHT IN THE AIR

アイマスタジオ 第228回

中村繪里子さん、今井麻美さん の二人がパーソナリティを務める、「アイドルマスター」のウェブラジオ番組『アイマスタジオ』の最新 8 月 21 日更新分、第 228 回が、如月千早 楽曲「細氷」に関連しておもしろい内容になっていたので、メモとして書き起こした。

笑い声は、文字として書き起こせない場合と
笑いを含みながら話している箇所は「(笑)」とした。

相槌(主に「うん」)や語尾を伸ばす喋り癖などは極力そのまま生かしてみた。
後半、真面目なトーンになるところでは、相槌を少し省略した。

途中、見出し行を入れたけど、トークは全編ぶっ続け。(時間にして約 20 分)


◎ 「アイマスタジオ」(響 -HiBiKi Radio Station-)
http://hibiki-radio.jp/description/idolmaster




オープニング/エンディングトークは割愛。

『うのより』のコーナーにて

「土曜日のランキング紹介のテレビ番組で、MASTER ARTIST シリーズの最新作がアルバム部門にランクインしていましたよ 〜 中略 〜 今井さん、『細氷』の中にあの曲が隠れていますね」

といった旨のおたよりメールを受けてのトーク


中村  と言うことで「MASTER ARTIST 3」の感想を
今井  だいぶ昔の話のような気が―
中村  に感じるー
二人  あっ!(何かを落とす音)
中村  アアアゴメンナサイー
今井  (笑)えりちゃん飲み終わった麦茶が!
中村  ペコーンって、アアー(笑)
今井  空っぽだからすぐ倒れた。
中村  タオレテシマタ。・・・はい!(仕切り直し)
今井  懐かしく感じる。
中村  そうだよね!
今井  随分昔の話をするなあって今思いながら聞いてたけど
中村  え、でも実際には?
今井  実際は一ヶ月半ぐらい前ですねー。7 月の頭に発売されているのでー。
中村  ああー。一ヶ月半前ってでも全然こうやって振り返るのにねー
今井  うん。
中村  その収録のタイミングがあるからさー、メール貰ってー
今井  無くは、ないんだけど
中村  でも感覚的に、だって収録してたりとかー
今井  うん。
中村  えっとレコーディング?
今井  そうね。
中村  の時期考えたらー、すごく昔な気もするよね。
今井  いや相当古い話だわ。
中村  フッフフフフフ(笑)
今井  どうしたんだろ急に、って思うレベルで
中村  うん、い、今更? って一瞬
今井  そう、そうですね。
中村  でもね、まさに今か。
今井  じゃあ、これあれですね、恐らく TBS のー
中村  アー、恐らくー
今井  あのー・・・
中村  「カンノオーー、アォン!」*1ってやつだね。
今井  だよねたぶん、ッハハハハハハハ(笑)
中村  ンフフフフ(笑)
今井  ありがたやでございますねー。
中村  はーい、うんうん。
今井  うん。

中村  え、これ、「『細氷』の中にあの曲が隠れてますね」ーって
今井  うん・・・そうなんです。
    私もねー、それどころじゃなかったのでッッハハハ(笑)
中村  (笑)ふんふん。
今井  や、ふんわりわかってはいたんですけどもー
中村  うん。
今井  ま、そこにー、注目してですねー
中村  うん。
今井  「いや実はー、こうこうこうでー」って色んなところで語る余裕も無くー
中村  うんうん。
今井  あの、今日まで過ごして参りましたがー
中村  おー。
今井  えー、1 番と 2 番の間の、間奏と言われている部分がですねー
中村  うん。
今井  あの、『蒼い鳥』の間奏と似ているというか
中村  ああー。
今井  オマージュされている
中村  オマージュうんうん。
今井  っていう状態でー。ま、作曲の方が一緒なのでー
中村  うんうん。
今井  あの、わざとそういう風に作ってらっしゃるんだと思うんですけどー。
中村  うん。
今井  ・・・結構、発売されたりとかした時とかー
中村  うん。
今井  あの、オンエアされたりとかした時とかに、もう既にそういう風な話題にはー
中村  ほうほうほう。
今井  なっていたようなんですがー
中村  うんうん。
今井  その頃ってどういう時かっていうとね
中村  うん。
今井  ・・・・・ほら、西武ドーム
中村  うん。
今井  準備真っ只中で
中村  そうだね。
今井  果たして私はこの曲が歌えるのか、と
中村  うーん。
今井  必死こいて練習している頃じゃないですか。
中村  そうだったそうだった、うん。
今井  それ(「細氷」の話題云々)どころじゃないわけですよ!
中村  そうだね、うん。
今井  なぜならば! 1 番の後のこの間奏に「アー、蒼い鳥ダー」なんて言ってたら
中村  うん。
今井  息継ぎする暇が無いんです!
中村  ああーーーあ。
今井  ここでー、しっかりー
中村  ウン。
今井  態勢を整えてー・・・
中村  整えウンウン(笑)
今井  戦地に向かわないと
二人  (笑)
今井  こっから先
中村  うん。
今井  ノンストップなんスよ!
中村  そうだよね。え、しかも、さっき食べたお米*2を下手したら 1 番で使い切ってる可能性があるもんね。
今井  そうなんですよ、だから本当はそこ(間奏中)で食べたいぐらいの
中村  食べたいよね、本当はね。
今井  一回戻って食べたいって思うぐらいの勢いなんですけどー
中村  うんうん。
今井  ・・・もう、だからそういう風に頭がブァーってなってたからー
中村  うん。
今井  なんか、こう、訊かれた時とかに全然答えてなくてー(笑)
中村  アハハハハハ(笑)
今井  そう、ここは、そう、そうじゃない!って
中村  ウンウンウンウン。
今井  こ、ここでまず、呼吸を整えて!(笑)
中村  ウン!
今井  この後のどういうプランで歌うかっていうのを考える場所! みたいに
中村  うんうんうんうん
今井  思いついたものですから
中村  間奏をじっくりと聴いて懐かしんでなんてそんなことしてる・・・(笑)
今井  いやもう無い無い無い無い無い!(笑)
中村  (笑)でも、聴いてくれている皆さんはそれで良いんだけどもー、っていうね(笑)
今井  そうそうそう、私はそれどころじゃ、当時なかったのでー(笑)
中村  (笑)ウンウンウン。
今井  もうだってー、歌い・・・あの歌をー、フルで歌えるようになって
中村  うん。
今井  「あ、なんとかこれならライブで・・・」こうー、パフォーマンスとしてー
中村  披露できる、うんうん。
今井  うん、「自分としても納得できるものとしてできるかもしれない」って思ったのがー
中村  うん。
今井  本番の一週間前ですからね。
中村  ハアアー
今井  それまではやっぱりなかなか、思うように歌えなくてー
中村  そっかー。うんうん。
今井  参ったなーと思ってー(笑)
中村  うん。
今井  もう修行にでも出ようかしら、って思うぐらいの勢いだったんですけど。
中村  あー、(小声)そうだよねえ・・・
今井  で! 今思うと
中村  うん。
今井  ちょっと記憶が曖昧でねー、覚えてないんですけどねー・・・
中村  うん(笑)
今井  収録当時はー、だから・・・えっと、もう、既にこんな、アレンジに近いものにはなっていたとは思うん・・・ですがー
中村  うんうん。
今井  ひょっとしたら作曲の椎名さん(椎名豪)は、おっしゃってたかもしれないんですよね。
中村  あー、間奏にそういう意味を持たせる・・・
今井  っていうのをなんかー、ニコニコしながら、ウーロン茶を 20 本ぐらい飲みながらおっしゃってた気がするんですけど(笑)
中村  ハハハハハ(笑)
今井  みんなドン引きしてたんですけど(笑)
中村  よく飲むーぅ
今井  なんか、ちょっとあの、お仕事が立て込んでたみたいで、寝不足だったらしくて
中村  あー、ふんふんふん。
今井  えっと、私が歌っている間中
中村  うん。
今井  ずーっと自販機のウーロン茶をずっと、飲んでいたので
中村  うん。
今井  最終的にそこの自販機のウーロン茶が売り切れる、っていう
中村  ハハハハハハ(笑)
今井  事件がー(笑)
中村  すごいねー(笑)
今井  出てくるたんびにウーロン茶の缶が増えてってるの。
二人  (笑)
今井  「体大丈夫ですか?」みたいな(笑)
中村  ウンウンウン。
今井  「そっちの方が心配なんですけどー」みたいな状態で
中村  うん。
今井  「いや大丈夫大丈夫」って言いながらおっしゃってたんであんま覚えてないんですが
中村  うん。
今井  なんか言ってた気はする、っていうのをー
中村  うんうん。
今井  西武ドームが終わってからなんとなくふんわり思い出します(笑)
中村  思い出しますねーハハハハ(笑)
今井  言ってた・・・かも、みたいな(笑)
    それどころじゃー、なかったですね、レコーディングもー、本番もー、っていう中では。
中村  そうだよね、うーん。本番前にね。
今井  うーん。
中村  だって実際にー、本番の一週間前ってことはー
今井  うん。
中村  歌のリハーサルとかはそれよりも前に、ねえ
今井  うん。
中村  積み始めてるから、その時点で、「本番どうやって歌おうか」っていう感じ、だったよねえ?
今井  あっ、でもねー、『細氷』はー
中村  うん。
今井  あのー、私、リハを、やら・・・ない、のでー
中村  あ、歌リハ、ね?
今井  そうそうそうそう。だからゲネでー
中村  うん。
今井  初めて歌う、っていう、感じだからー
中村  あー、そっかそっかー。
今井  だからゲネでまず、歌えるようにしなきゃいけなかったからー
中村  うんうんうん。
今井  もうその、ゲネの時にはだいぶもう、なんとかなるかなとは思ってたんだけども
中村  うん。
今井  それでももうちょっとだな、とは思ってましたけどー
中村  うんうん。
今井  そのだから二、三日前まで、だからもう独り、悶々と、悶々と、みたいな
中村  ああーー。
今井  プランを立てるみたいな・・・。
中村  うんうんうん。
今井  うーん、結構・・・がんばっちゃいましたねえ。

10th ライブでの『Fate of the World』

今井  あの、他の、曲とかね
中村  うん。
今井  それこそ・・・・・『Fate』とかはね、9 周年でずっと歌ってて
中村  もう全然パフォーマンスも違ったじゃない?
今井  そうだった?
中村  9 周年の。
今井  あ、ほんと?
中村  うん。
今井  それは嬉しいかも。
中村  うん。あの、私は、その位置的にね
今井  うん。
中村  全部がやっぱ見えないんだ(笑)
今井  うんうんうん、そうねー。
中村  そうそうそうそう(笑) でもやっぱモニターだったりとかー
今井  うんうんうん。
中村  あとー、「こっそりだったら覗いてもいいよ」って言って
今井  アハハそうねえ。
中村  覗くとおおっきい、みんなが観てたそのモニターが見える、みたいなー
今井  うんうんうんうん。
中村  うん、だから生の姿っていうのはー、それこそゲネの時ー
今井  うーんそうだねー、しか見えなくてー。
中村  うーん。
今井  でも『Fate』とかもやっぱ、9 周年の時がー、ちょっと・・・
中村  うん。
今井  あの、「爆発した千早さん」で(笑)
中村  (笑)
今井  あの色々細かいことは、オーディオコメンタリーをね、是非聴いて頂きたいんですけども
中村  そうだね、うーん(笑)
今井  ま、なぜああなってしまったかはオーディオコメンタリー聴いて頂いた上でー
中村  ンーフフフ(笑)
今井  あの・・・ちょっと悪役に近い千早さんでー
中村  うんうんうん。
今井  ご披露させて頂いたのもあって
中村  うん。
今井  ま、そこの、軽い反省点も踏まえての
中村  ふんふん。
今井  今回はー、あの・・・映画の中のー、美希が暗黒面に堕ちていてー
中村  うんうん。
今井  「それを、なんとかしようとする春香と千早」の千早で、やろうと思ったんでー
中村  うんうん。
今井  そのプランは、ひょっとしたらそのなんか、「(9th ライブの『Fate 』とは)違ったね」っておっしゃって頂けたってことは、うまくプランが乗っていた、のだと良いなって、今、思う。
中村  うん、なんかね、「戦ってる感じ」がすごいした。
今井  そうなの?
中村  うん。
今井  あの、戦闘シーンのイメージ
中村  うん、うんうん。
今井  でしたの?
中村  うん、めっちゃしてた。
今井  フウン。基本、『Fate』が、もうちょっとキーが高いと歌いやすいんですけどー
中村  あー
今井  基本ちょっと低いのでー
中村  たしかにねー。
今井  そう。そこを、もう、あのキーでー、ベストでー、としても、その、9 周年の時みたくー、太めの声にすればかっこよく歌えるんですけどー
中村  トーンはちょっと、暗黒面じゃないけどねー、うんうん。
今井  ていうか暗黒面に堕ちずにー
中村  ウンウンウン。
今井  堕ちない状態でー、こう、明るめのトーンで、千早のトーンで、且つ、そのー、低く聴こえない歌い方みたいなのは今回、結構、研究しました。
中村  ウーーーン(納得)、その結果が、「ム゛ンッ」ですよ。
今井  「ム゛ンッ! バンッ!」
中村  バンッ!フフフフ(笑)
今井  「ホーッ!」(笑)
中村  「本番じゃなくてよかったー!!!」(笑)
今井  逆にね、白衣装が、私背中が丸く開いてるんですけどー
中村  あっ、開いてた、うん。
今井  そう。あれ、あのー、空気穴なんですけどー(笑)
中村  ヘッハハハハハ(笑)「オシャレやないんやでー」(笑)
今井  そう(笑) 空気穴開けて欲しいっつって、空気穴開けて頂いてるんですけど(笑)
中村  うんうん、暑いしねえ(笑)
今井  そう(笑)
中村  うん(笑)
今井  ほら、あれも、ねえ
中村  うん。
今井  あのー・・・こう、一体型ですから。
中村  そうなんだよねー(悲)
今井  そうなんです、だから開けられるんですよ、他の人(の衣装)は開けられないんですけど。
中村  そうそうそうそうそう!
今井  えりちゃんは開けられないと思うんですけどー。
中村  ダメなんです、開けちゃうとー出ちゃうんですっ(笑)
今井  そうでしょ(笑) で「あたし開けられるんだー」って開けてたらー
中村  うん(笑)
今井  あの、たまにチラチラ見えるのを見たお客さんがー
中村  うん。
今井  あの、「今井さんの服が壊れてる」って思っちゃったらしくて(笑)
中村  アッハッハッハッハ!(笑)
今井  ハッハッハ!(笑)  違っ(笑)
中村  破れてるとかじゃない!(笑) 違う(笑)
今井  空気穴でっすぅー!
中村  いやいやデザインデザイン!(笑)
今井  あーあーそっかそっかそっかハハハ(笑)
中村  空気穴っていう、オーダーからのデザインだから(笑)
今井  あーそっかー(笑) 私と、衣装さんの間では
    「この空気穴、完璧だよね!」っていうこの(笑)
中村  (笑)
今井  「すーずしい Foo!」っつって。
    「もっと開ける?」って言ってたんだけど
中村  うん。
今井  「これ以上開けると、上層部に怒られるから、今井さんそれは勘弁してくれ」って言われてー
中村  アーハハハハ(笑)
今井  いやもっと開けといた方がやっぱりじゃあ
中村  らっくらく(笑)
今井  そうそう、破れてるって思われなかったよーって後で言ってたんだけど(笑)
中村  アハハハハッ(笑)

中村繪里子天海春香 と『太陽のジェラシー』

今井  えりちゃん的にはどうですか?
中村  ん?
今井  あのー、ここは今回こだわった、みたいなの。歌に関してとか。
中村  10 周年の、だよね?
今井  うん。
中村  あーのー、今回ー、やっぱりー、あのー、一日目の、方でー
今井  うん。
中村  ソロ 2 曲やらせてもらって、全然色の違うもの、をやらせてもらうっていうので
今井  うんうん。
中村  どっちの春香も届けたいな、っていうのは思ってたのね。
今井  うん。
中村  で、自分の中での、その順番、そのセットリストの中でー
今井  うんうん。
中村  そのソロとソロを繋ぐところにー、『太陽のジェラシー』がー、1 曲居てくれたからー、なんかそのー、昔から、こう繋がっているところをちゃんと繋いでくれた、っていうのがあってー
今井  うん。
中村  なんかこう、昔からのー、やりたかったことだったりー、この先にー、こう・・・行かれる、こういうことをしていきたい、っていうのもー
今井  ああー。
中村  両方出せたら良いな、っていうのは、欲張りでずっと思ってた。
今井  うん。
中村  うん。
今井  なんかいっぱい色んな思い入れのある曲ってたくさんあるけど、恐らくー・・・あの、ま、「これ」って本人が言っちゃうとアレかもしんないけど、傍から見てるとやっぱ、“中村繪里子”と“天海春香”にとって『太陽のジェラシー』って特別じゃない?
中村  すごく特別(しみじみ)。もちろんね、
今井  うん・・・あるけど、うん。
中村  そうなの、みんなそうなんだよ。*3
今井  だけどー、でも、たぶんなんか、別の、次元にー、いるじゃない?
中村  うん。
今井  なんかそういうのをー、歌う時ってー・・・死ぬほど緊張しません?
中村  めっちゃ緊張する。
今井  わかります。
中村  はあ。
今井  すごくわかります。私にとってはそれが『蒼い鳥』だからー。
中村  ああー、そうだよねえー。
今井  うーん・・・。べ、別次元、だよね? ちょっと。
中村  うん! うんっ!
今井  なーんかねー。だから歌い終わった時はほんとホッとするっていうと変だけどー
中村  ハアーほんっとそう! そうそうそう!
今井  嬉しい反面ー
中村  ウンッ。
今井  責任が強い
中村  ウン!
今井  ・・・くなるっていうか。
中村  そうなんだヨー・・・。で、またー、なんかこうー、気持ちがすぐ負けそうになってしまう歌でもあってー
今井  そうだねー、うーん。難しいからねー。
中村  なんかー・・・そう、ライブでー、やらせてもらうようになってー、で、お客さんがー、プロデューサーでありー、そしてお客さんでもあって、両方楽しんでもらえるステージに、どんどんアイマスのライブが進化してったじゃない?
今井  うん、うん。
中村  その中でー、みんなが作ってくれるコールと、こう、一緒にー、こう、楽しめる曲っていうのが春香は、例えばそのー、『乙女』*4とかで爆発してー
今井  うーん、そうだねー。
中村  そうするとー、ライブをやる時にー、『乙女』の意味合いってー、すごく自分でも、わかりやすいしー
今井  そうだね、「こうあるべきだ!」っていう。
中村  そうそうそうそう! ・・・が、あった分、すごく久しぶりに『太陽のジェラシー』を歌った時に、曲を届けないと、駄目な、曲だった、歌だったからー
今井  そうだねえ。
中村  「はっ、これ、みんな、ちゃんと・・・ノってくれるのかなぁ?」って、そういう、ね?
今井  うーん。
中村  コールを入れやすい曲、っていう立ち位置ではないからー。
今井  ちょっと、本当にー・・・正直、音楽的にはすごく難しい曲だからねえー。
中村  うん、そうなんだよねー。で、こう、掛け声があるわけでもなくー、なんか、みんながー、その、春香の歌で「楽しい」っていう気持ちをー、ライブにー、もし求めてくれているとしたらー、でも!『太陽のジェラシー』でもその気持ちに・・・行きたい! っていうのはずーっと思っててー。
今井  うん。
中村  で、今回、その『GO MY WAY!!』からー、メドレーで繋がったっていうのもあったんだけどー、一番楽しかった!
今井  おおおー。
中村  ショートバージョンだったんだけどー
今井  それは凄いね。
中村  うん! うん!
今井  うんうん。
中村  なんか、もちろんね、その・・・今まで無い規模の、その人数の方たちがー、プロデューサーとして居てくれて、っていうそのエネルギーも絶対あったとは思うんだけどー
今井  うん。
中村  初めて―、なんかそのー、ライブで、「『太陽のジェラシー』を楽しめてる!」っていう。
今井  うん。
中村  「大丈夫かなぁ」 「どうかなぁ」っていうのが1ミリも無かった。
今井  たしかにー。(しみじみ)
中村  うん!

アイマス声優とキャラの関係性

今井  や、なんかそれはすごく、わかる気がする。私も初めて、ある意味・・・ゲームバージョンで、ゲームの振り付けを模しながらやったの初めてだったんですよ。実は。
中村  ハアー。
今井  ゲームバージョン(の『蒼い鳥』)を最後に歌ったのが、もうほんと・・・ッ遥か昔だからー。
中村  そうだよねえ。
今井  その頃はなんかあのー、やっぱ余裕も無かったからー、自分の技量が追いついてないからー、あのー、振り付けしながらー、あの曲を歌うのはちょっと高度すぎてー
中村  うん、うんうんうん。
今井  もう、それよりは歌に集中しようって気持ちが大きかったから、もう自由に歌ってたんだけどー
中村  うん。
今井  今回は、ゲームの振りを、自分で入れてー、やっていたからー
中村  うん。
今井  なんか、その分余計、千早とすごく、対話ができるというか。
中村  あ、わかるー。うんうんうん。
今井  うん。だから、そこも含めて、「あ、凄い、ゲームを今私やってる!」って思ったハハハハハハ(笑)
中村  うん!うん!うん!うん! わかる! 三次元化したみたいな(笑)
今井  そうそうそうそう。なんか、あ、ここでやっと、色々私たちも紆余曲折あって、こう、ライブ、というもので、『中村繪里子』で居るべきなのか、『天海春香』で居るべきなのか、っていうのがー・・・
中村  うん。
今井  なんか、他のコンテンツ、ちらって見渡すとー
中村  うん。
今井  わりとー、作品でこういう感じで(声優がライブに)出てくる場合ってさー
中村  うん。
今井  だいたいキャラの名前なんだよね。
中村  そうだね、うーん、わかる。うん。
今井  キャラの名前として、ま、ミュージカルの延長線上でー、キャラとしてー、もうそれこそ大先輩方が色んなステージやってらっしゃるのは、そんなイメージじゃないですか。
中村  うん、うん。
今井  んで、そのキャラクターやって、その衣装を着てー
中村  うん。
今井  ま、ある意味コスプレに近いぐらいまでに着込んでー
中村  そうだね、再現度を上げてー
今井  そのキャラとしてステージに立ってらっしゃることが多い、中、
中村  うん、うん。
今井  なぜかアイマスだけはー・・・、えー、例えばだけどー、こう・・・
中村  うん。
今井  「『笑って!』 天海春香」、ではなく
中村  うん。
今井  『笑って!』
二人  「中村繪里子
今井  なんだよね。
中村  そうなんだよー!(笑)
今井  ここの整合性をとるのが、わりと数年前は、みんなパニックだったよねー、軽く。
中村  うーーん。
今井  「どうすればいいのだろう・・・」みたいな。
中村  そうそう。で、そこでー、「いや、自分でいいんだ」っていうことと、それが、「キャラを蔑ろにしていると感じられてしまったらどうしよう」っていうのとー
今井  そう、で、各々だったんだよね、その、さじ加減がー。
中村  うん。
今井  もう、本人たちに任す、みたいな。
中村  うんうん。
今井  なおちゃん(若林直美)みたいに、絶対カタチからは・・・カタチから入ってー、そこから律子を表現するんだ!っていうタイプとか
中村  うん、うんうん。
今井  あと、あのー・・・あさぽん下田麻美)みたいに、絶対に亜美真美の声で歌いたいんだ!っていう、強い意志があってとか。
中村  うん。
今井  でねー、あのそのー、見た目から入りたいんだ!って人もいればー
中村  うん。
今井  なんか、とにかく自分とキャラはもう近いからパフォーマンスに集中したいんだ!って人も、色々居てー
中村  うんうーん。
今井  全員に、お達しは無かったもんね。
中村  無かったねー、うん。
今井  「各々が考えなさい」、みたいな(笑)
中村  うん。うん。うん。
今井  今でもそうだけどね。
中村  うん、たしかにー。でもやっぱその、キャラ声で歌うっていうことをー、あーのー、選択できるっていうのもー、ある意味、凄いことだな・・・ってー。
今井  ま、ちょっと、特殊なコンテンツだよねえー。
中村  うん、うん。何年前だろ? 「気にしなくていい」ってー、ディレ1さんに言われた時にー、それはー、あの、キャラがどうでもいいってことじゃなくてー
今井  ないんだよねー、うーん。
中村  そう、もう、本質的にー、「きちんとキャラをお前たちが理解しているだろ」っていう信頼しているからこそのー
今井  うーん。
中村  「それがあってステージに、立っていれば、『今井麻美です』って名乗っていても、『如月千早』役なんだよ」、って、いうことがー・・・うーん。
今井  そうなんだよね。ま、あの・・・偶然と、ほんとにあの、ラッキーとー、もしくはそれを、見抜いての、キャスティングだった、っていうのがあったからこそできる業だけどね。
中村  うん、うん、うん。
今井  全然違う、例えば、本当にキャラの、見た目とー、キャラと声が違う、地声が違・・・いすぎる人だったとしたら、難しいと思うんだよね。
中村  そうだね、うん。
今井  もう、狙っていかないとできないから。
中村  うんうん。
今井  うーん・・・。
中村  たしかに、それはあるなぁ。
今井  んー、ウチのチームはだから、ほぼほぼ
中村  ほぼほぼ
今井  地声とそこまで・・・ま、あさぽんとかは特殊かもしれないしー
中村  そうだねえ。
今井  まや(仁後真耶子)とかもー、地で歌ってるのはあんまり聴いたことがないからー
中村  うーんうんうん。
今井  正直わからないんだけれどもー(笑)
中村  そうだねー。
今井  うん、ライブではね。レコーディングとかはあるけど。
中村  うんうんうんうん。
今井  ライブでー、本当にもう最初っから
中村  やよい・・・声以外
今井  聴いたことが、ほとんどないからー。
中村  あと、ひろみちゃん(平田宏美)とかもね。
今井  うんうん。だからわからないけれどもー、でもー、もうその人にしか見えないし。
中村  うーんうん。
今井  うん。たぶん、りえ(釘宮理恵)とかも、声を、あの、伊織の声を、意識して歌っている曲も、たくさんあるしー。
中村  うんうん、そうだよねー、うーん。
今井  だからもう・・・余裕が出てきたからー、そういうところにも、私たち自身がー、余裕があるならやれば? みたいなー、空気っていう。
中村  うんうん、そうね。それがね、こう、楽しく遊べるようになったっていうのが。
今井  そうだね。
中村  うーん。
今井  正直、『細氷』もそうなんだけどー、ぶっちゃけやっぱり、あの・・・自分の技量だけで歌ったらー、全然最後まで歌えるんですよ。
中村  あーあーあー、うんうんうん。
今井  あの、最初っから。
中村  うんうん。
今井  それこそレコーディングの頃からー、全然歌えるんです、あの、バランスが取れるから。
中村  うん。
今井  でも千早の魂を吹き込んだ瞬間に・・・
中村  うんうん。
今井  最後まで持たないんですよ(笑)
中村  なるほどねぇー。
今井  そう。そこのバランスを取るのはほんとに・・・本当に、久々に苦労しましたね。
中村  うん、そうだよね、だってー、体は一人分じゃん?
今井  うん。
中村  この世の中に今、現存してるの。
今井  うん。
中村  でもそこに、二人分のー、力とかが掛かってるわけだからー。
今井  うーん、そうだねえ。
中村  そりゃあねえ、体の方が先にオーバーヒートするよ。
今井  だから、それこそ、ねえ、裏声、使ってみたりとか、声色を変えてみたりとか、低いパートを低い声で出していいんだったらー、全然余裕で歌えるんですけどー
中村  うん。
今井  千早の声で・・・あ、なんか、(地声と)変わらない変わらないとは世間では言われちゃいますけど、でもー、私の中ではもう、全然違うところを使っているのでー、それを・・・どうするか、っていうので結構ギリギリまで悩んだ。「もう諦めるか今回は!」みたいな。
中村  あああー、そっかぁー。
今井  「今回の『細氷』だけは諦めるかぁ!? いや諦めたくないガンバロー!」みたいな(笑)
中村  うーん、うん! そこで「諦める」っていう選択をするんだったらー、やっぱり『千早』にはなってない、と思う。『今井麻美』って存在は。
今井  そしたら「この、曲を、入れて・・・入れるのどうします?」って相談してたかもしれない。
中村  ああ、セットリストにねー。うーん。
今井  うーん。でも「なんとかなりたい!」って思いもあったからー、あのー、「よし!がんばろう!」って、もう、思ってた曲ではありましたね。
中村  うんうんうん。
今井  なんかやっぱ、こういう風に、私たちに、こう・・・なんだろな、そういう、ミッションを与えてくれるっていうのは、こう・・・役者としてもそうですけどー、人間としても本当にありがたい、し
中村  うんうん。
今井  たぶん、もっともっと歳をとってからとかー、振り返った時にー、人間として成長させてくれた、きっかけになるんだろうな、とは、思いますよね。努力するのを、常に忘れさせないでいてくれるっていうのは。
中村  うーん・・・そうだねえー。すごいコたちだよー、春香も千早も。
今井  あ、そろそろ、そうでした。
中村  えっ、終わり!?
今井  うーん・・・。(しんみり)
中村  はい一通ご紹介できました。
今井  はい。
中村  以上! 『うのより』でしたー!





※ とか ( )を使った注釈は、自分*5なりの解釈。

*1:カウントをダウンする感じの何かに似せつつぼかした発声

*2:前回までの アイマス 10th ライブ振り返りトークの中で出ていた、今井さん「細氷」の出番前後のエピソードより。スタミナを要する「細氷」熱唱に備えて、衣装チェンジしながら、特別に用意したおにぎりを食べ、その出番を終え、さらに続く終盤の出番に備えまた食べていた、といったお話だったはず。

*3:「もちろんね、プロデューサーさん方それぞれ好みはあるでしょうけど」、「みんなそれぞれ思い入れの度合いは違うでしょうけど」といった意味合いかと。

*4:天海春香 の歌唱曲『乙女よ大志を抱け!!』のことと思われる。

*5:シンデレラガールズ のアニメから入って、アイマス歴 0 年。ただ「細氷」が好き。765プロ はアニメとモバマス登場カード程度しか知らない。アイマス関係のラジオは、シンデレラ系列のを聴いて半年。アイマスタジオ、アイドルマスターステーションは最近 3 ヶ月ほど。ミリオンその他は今のところ興味無し。