BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

2017 年冬アニメ終了

うらら迷路帖

女性占い師が集う街にやってきた、一流占い師を目指す少女四人が、占い師見習いとして色々と励む日常をおもしろおかしく描いた作品。メインヒロインのけものっぽい少女の母親探しという別の筋もあったりして、時にシリアスも入るものの基本コテコテのぬるいコメディ。
3話くらいで飽きて、以降は毎週流しているだけだった。
ごちうさ 並み。その程度の、はまれない、特別感想を持ち得ない作品だった。
佳村はるか 目当てで観て、それだけだった。
真に ごちうさ 並みとして当たったのは、獣どうのこうのの方なわけで、要するにハズレを掴んだ、と言わざるをえない。自分のアンテナに引っかかる作品が大ヒットするはずもないのだけど。

「ACCA 13区監察課」

13 区の自治区からなる架空の国、ドーワー王国において様々な公的機関の役割を担う組織 ACCA(アッカ)。その各区局員たちの動向を監視する監察課、の副課長を務める愛煙家青年 ジーン・オータス の仕事の話。を軸にして、ACCA 廃止を目論む次期国王候補の王子へのクーデターを企てる官僚たちと ジーン の謎の関わりを描く。
舞台が架空なだけにオールフィクションで全てが独自設定、小難しく感じられるところもあったけれども最後までちゃんと観られておもしろかった。初回から最後まで一貫して空気は冷静。三白眼、ニヒル、企みを含んだ笑みばかりのキャラクターたちの熱の低さも手伝って、劇として熱く盛り上がるところはほぼなかったものの、興醒めするようなことはなかった。おもしろいわりに毎週楽しみという感じでもなかったが。
最後のどんでん返しぐらいはもっと派手に展開するかと思ったけど、やはり冷静にあっけなく、しかし肩透かしを食うでもなく、悪くはなかった。
ただ、物語を描くだけで、心を掴まれるような、訴えてくるような強いメッセージみたいなものも感じられなかったので、良かったけど・・・あっそう、という感想になる。もう一回観たいとも、ひとに薦めようとも思わない。続きも特に必要ないかな。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

全2期4クール、全 50 話終了。
しこりの残る、煮え切らない終わり方だった。主立った者共あんだけ死んだのに ラスタル・エリオン 残していいのかよ。極道モノだから、最後の最後に クーデリア が会見の場でバーンと撃つのかとも思ったが。どうやらテーマが「生きて、歩き続ける」といったようなことだったらしいので、アトラとあの子のところに戻って、っていうエンディングを考慮したら、無茶はさせられないわけか。
イオク 様の最期もすっきりはしない感じだったし、モビルアーマー すら葬った バルバトス が ジュリエッタ を殺れずに終わったのも残念すぎた。なにより、マクギリス にしても ラスタル の目前にさえ迫れずいまいちな小芝居をやって終わりっていうのが、言ってしまえば、つまらなかった。
全体として、それなりにわかりやすい話ではあって、おもしろく観られる点も多々あったけれども、安っぽい似非任侠の惨劇を見せられるばかりの残念な作品、だった。果たしてそれを ガンダム シリーズでやる必要があったのかどうか。少なくとも 岡田麿里 にやらせたら駄目なジャンルだった。のではないかと思った。「迷家」とこの作品で、多人数の群像劇には向かない脚本家という認識になりそう。