BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

オキシジェンノットインクルーデッド 004

サイクル 700 を超えた。
無闇にやりこみまくっている。と言ってもプレイ時間中恐らく3分の1くらいはポーズ状態にして何かと設計や自動化に頭を悩ませ考え込んでいるだけな気がする。余暇を作れたおかげで寝食の寝には事欠かなくなったが、食の方を忘れがち。



ついにロケット設備の建設に手を付けることができた。投げ出した一年前と比べたら確実に一歩進んだ、ということがこれではっきり自覚できた。しかしまだまだ準備不足。ひと通り初ロケットはできあがったが、エンジンの燃料と、ロケット周辺設備を整えるための鋼鉄が足りていない。



人員は12名に。

11人目を迎える前に、増員していくと寝床の配置が良くなさそうだと思い、これまで何度か考えたことがあった各人の寝室個室化を、この度本格的に計画練って実行に移した。

まず、一人分の部屋に必要な設備とそれらを収めるべき広さを考えた。

  • 快適ベッド : 必須。大前提。
  • 食卓 : × 広い空間に食卓を並べて「食堂」(大広間)のルームボーナスが必要なので分けてはダメ。ひとり飯却下。
  • トイレ : × これも水洗トイレと洗面台を並べた「洗面所」のルームボーナスが必要で、それを個々の「寝室」と併設するとなると間仕切りが増えて幅を取るので却下。
  • シャワー : 浴室というルームボーナスは無いので個別化可。
  • 装飾品 : ベッドとシャワーを設置後、空いた空間を埋めるものを適当に考えた結果、コーナーモール、2マス絵画、吊り鉢の三つが見栄え的にも良いだろうと。

以上のようなことで。
トイレはこれまで既設の「洗面所」部屋のまま、移設改築せず。
「食堂」(大広間)の場所は、休憩時間中の移動を極力少なくするため各個室に隣接させたいという考えから、各個室が食堂を上下左右囲む配置を設計。

定員12名はゲーム内の一応の目標。現状、食糧は問題ないとして酸素供給が13名以上には厳しく、今のところ改善策もまとまらないので、当面12名までで増やすつもりはない。
そして各個室と間仕切り、昇降用設備を最小限に抑えて12部屋を配置するには、と考えた結果、図のような集合住宅設計となった。

頭で考えるだけでは画が浮かばなかったので、一度紙に設計図を描いたがいまいち要領を得ず、ゲーム上で未開拓の場所に各建設予定アイテムを置いて考えた。優先度をすべて1にし、現状では恐らくすぐには掘り進んでこられない場所にその設計図を残したまま拠点の方で本番改築を進め、すべてできあがってからキャンセルで消す、という無茶なことをした。
サンドボックスモードでやればよかったのかもしれない。

この集合住宅を、可能ならマップ中心部に配置したかったが、中心たる複製ポッドの部屋はポッドの光でブリッスルベリーを栽培する温室で、そこはいじりたくないのでずらさざるを得なかった。
トイレが真下にあるのも理想的だったが、トイレは変えないことにしたし、その右の調理場共々この真下に収めようにも、諸事情あってスーツ検問所は動かし難い。
食事、就寝、シャワーだけでも移動の無駄が多少削減されるだろうからこれで妥協しよう、ということになった。

床には定番の絨毯床のほか、初めてプラスチック床を使った。つやつやドレッコの飼育はもはやほとんど手放し状態だが、プレーンドレッコがほぼ居なくなったこともあり、プラスチックは常に在庫潤沢。ポリマープレス機を使おうと思ったこともない。

個室3部屋分を間取りした真ん中の食堂部分は、途中昇降用梯子があるが梯子なのでルーム設定を分断するものではない。食卓は一応それぞれ各個室に近いメンバーを割り当ててある。
また特にこだわったつもりもないが、シフトの異なるスケジュールグループごとに、そのグループメンバーが並ぶようにも配置してある*1。梯子を挟んだ右棟は夜勤グループが暮らしている。

昇降梯子の間に空調ドアを並べてあるのは、間仕切りと移動手段の節約を考えての設計。単に梯子を一行まっすぐ設置してしまうと、その部分で「食堂」(大広間)のルーム設定が崩れてしまう。同様の理由から、各個室を「寝室」にするために間仕切りの壁タイルや出入り口ドアが必要。
また、全個室の出入り口ドアを梯子を挟んで設けようとすると、ドア・梯子・ドアの3行が必要になる。これをどうにか1行減らせないかと考え、発想したのがこの階段式ドア。よくよく考えれば複製人間は2マスの高さを登れるのだから交互配置にする必要はなかったと思うが、できあがって動きを見たらちょっとおもしろかったのでこれでいいや、と。
各個人にプライベートな部屋を与えたいがために考案設計したので、階段ドアは開放設定にしたくなかったが、さすがに毎回全部開閉するのではたとえ空調ドアの一瞬であっても動きの無駄が気になるので、主に梯子に直結する部分だけ開放にした。

間仕切りに気流タイルと空調ドアを使っているが、それでも拠点右上端という間取りのせいか酸素の入りが悪かった。そこで食堂の中心部に通風口を付けてパイプを引いて酸素が直接流入するようにした。換気扇回しているようで絵的にも食堂っぽくて悪くない。

あと、この改築の目的のひとつに、無秩序に飛び回り睡眠の邪魔をするシャインバグの照明害を無くしたいというのがあり、それも達せられた。下の調理場に一匹居るがこいつは恐らく上に入ってくることはなく、ベッドの配置にもこだわったので、睡眠障害を引き起こすほどの光の漏れはない。

数時間かけて設計したが、完成当初は完璧ではなかった。
シャワーはベッドや食卓と違い、個々に使用者を割り当てる設定ができないので、稀に生活習慣が異なるシャワータイムのずれたやつは、自分の個室のシャワーでなく、全戸無人の時に帰ってきて手近な部屋のシャワーを使ったりする。また、起床後にわざわざ隣の部屋のシャワーを使うやつもいた。
なぜなのか行動を追って見てみたら、そういうやつの部屋はベッドの配置が他と違った。起床後にシャワー、という流れにおいては、シャワー・ベッド・ドアの並びでは、シャワーが出かける方向の背後に位置するので自室のシャワーを使わない。ドアを挟んですぐ向こうに別のシャワーがあるとそっちを使うらしい。ベッド・シャワー・ドアの並びが正解。
横5部屋並びのうち、中の3部屋は左右両側にドアがある。移動の無駄を減らすためにそうしたのだが、これもよくなかった。ただドアを置いたのでは複製人間たちは各々最も無駄のないルートで行動しようとし、適当なドアから出ていく。「みんな自分だけの部屋を使ってほしい」という大家の思いなど知りもしない。この点も見直し、ドアの通行設定を細かく行い、全員がベッドから出て自室のシャワーを使い隣接したドアから出る、というふうにすることができた。完全にではないけど。



宇宙進出準備の一方、自動化アイテムの中に通知を出せるやつがあったのでそれを家畜厩舎につけて回った。うちの拠点内の各種厩舎には、スペースと電力の都合で自動掃除機やコンベアなどを設けておらず、厩舎を窮屈に圧迫してしまう卵は、産卵を見つけるたび自分(プレイヤー)の手で「掃除」指示を出して厩舎外に出している。
ちょっと前まではふつうの格納庫に入れさせて、該当の卵のチェックを付けたり外したりして中身を外に出すところまで手動でやっていた。自動化ディスペンサーというアイテムは無通電で置いておけば、指定した物資を放り込ませた後、勝手に床に吐き出してくれることを先月くらいに知って、今はどの厩舎もそれに替えた。それだけで産卵処理の手間が半分くらいになった。
しかし、いつ産んでいるかわからないのでちょこちょこ各厩舎を見に行かなければならない。そういうものかと思っていたところに、「動物センサー」の設定に「卵の数」という項目があることを知った。これが自動化の肝だった。
自動掃除機に卵だけを吸わせる場合、「厩舎内の卵の数が1以上になったら」と設定すればいい。自動掃除機を使わない場合はどうか。そこに見つけた通知アイテム。「厩舎内の卵の数が1以上になったら」ー「アラートを出す」ということができた。マップ上のどこを表示していようとも、卵が産まれると左上にアラートが出る。アラートをクリックすると該当厩舎にカメラが移動してくれる。これはすばらしい、というかおもしろい。

動物ごとに色々やった。

  • ハッチ

「厩舎内の卵が1以上になったら」アラート、卵を取り除く。
「厩舎内の生存数が8匹より減ったら」アラート、1匹欠員補充する。

  • ドレッコ

「厩舎内の卵が1以上になったら」アラート、卵を取り除く。
欠員補充は自動化ドアの開閉で手間がかからない*2

  • スリックスター

「厩舎内の数が7を超えたら」アラート、生存者に繁殖率の低い老衰体がいれば肉になってもらう。若いのばかりなら卵をオムレツに。ふさふさスリックスターでは酸素を食われて困るので無条件でオムレツに。

  • ピップ

「厩舎内の卵が3以上になったら」アラート、卵をひとつオムレツに。
あまり飼っている意味がなさげだが、とりあえず絶滅させない程度の処置。

  • パフ

「厩舎内の卵が3以上になったら」アラート、卵をひとつ拠点外に出すかオムレツに。
有用な生物だが、狭い空間に増えすぎるとなんか目障り。

  • ぐりぐりネズミ

窮屈という縛りがないため、生体や卵がいくつ増えようが数のアラートは必要無し。ただし・・・


床や壁を掘って逃げ出さないように浮島状態にするのがぐりぐりネズミ飼育のセオリー。しかし産んだ卵は落下する。浮島上で産まれた卵ならそのままにすればいいが、落ちた卵は放っておいて孵ったら床~壁伝いに逃げ出してしまう。そこで落ちた卵を手動で浮島に返す必要がある。
それこそ自動掃除機の出番なのだろうが、意地でも電力節約、というわけでもないが、上に届くように自動掃除機を配置しようとすると結構大がかりに改築が必要な気がして、自動掃除機を使わない手段を考えた。結果それなりに大がかりなことになった。
簡単な話で「並べた加重プレートのどれかにモノが落ちたらプッシュ通知する」というだけのこと。しかし、ここは頻繁に通るわけではなくても通り道ではあるので、複製人間が適当に通りがかるだけで加重プレートを押してアラートされてしまう。そこでメモリスイッチを使いつつ、同じ信号をドアにも送り、「モノが何も乗っていない間はドアを封鎖、通行不可とする」、「モノが落ちたら開錠して、拾いにくるやつが通れるようにする」となるように設定した。
上の階のドアは自動制御されていないので、エサやりや毛づくろいに来ることはいつでも可能。
ワイヤーと通していない動物センサーがあるのは、単にクリックして今いる数を見たい時があるから。放っておくと18匹とか平気で増えている。


メモリスイッチやフィルターなど、過去にまともに使ったことがなくて設定に時間はかかったが、これらのおかげで宇宙での作業中に拠点の方を気にしなくてよくなった。とはいえ、卵の移動の手間は手動のまま変わらず。

そしてこのような拠点内の改善改築が、ロケット計画の進行を遅らせているのだった。

*1:1グループ3人編成の4組12人なのに、食卓は4×3で並べざるを得なかったため、きれいにグループ分けできていない

*2:ハッチは一度開けると大量に入ってきたり出ていったりして1匹だけの追加が自動では難しいので手動