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ポーションクラフト

Potion Craft: Alchemist Simulator

またしても Steam にてデモ版プレイ。日本語無しの。
町のポーション屋を経営する錬金術師になって、日々やってくる客の相談に乗って要望に応じたポーションをうまく調合して、より最適なものを提供して高い金をふんだくろうゲーム。


チュートリアルにて日々の流れと、初歩の回復薬や毒の調合方法を習う。

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(これはだいぶ進めたやつ)

画面真ん中の広いマップが錬金地図。ポーション作りを進めるごとにマスクされた範囲が明らかになっていく。というゲームシステムに最初は面食らった。まずはこの地図の中から予めマーキングされた調合可能ポーションの印を見つけ出す必要がある。

画面右枠は調合材料の草とか何とか。これを必要に応じて右下のすり鉢に放り込んですり潰して、できた粉を真ん中の窯に入れてかき混ぜたり、その隣の水差しから水を注いだりして調合を行う。
材料はひとつひとつ効果が異なり、それぞれに地図中央のフラスコを上下左右いずれかの方向に移動させるルートを決定するものだが、基本的にまっすぐ一直線の方向にだけ行かせるものはなく、一番頻繁に使うやつでもジグザグ移動するもので、レア素材になるとある程度進んで戻るやつとか渦巻状のルートになっているものとかあって、非常にひねくれているというか製作者の頭のおかしさが窺えてニヤリ(&舌打ち)。

すり鉢を使って素材を粉にするとフラスコの進行距離を伸ばせる。材料の素材そのままでは示されるルートの半分で止まることになるが、目的のポーションのマークにぴったり近づけるためには素材そのままを使った方がいいことも多い。

窯をかき混ぜると、入れた素材 or 粉の距離のルートを地図上のフラスコが実際に移動する。マップ上には骨の山のような NG 地帯があり、フラスコがそこに触れ続けると内容液が減っていき、最終的に空になると調合失敗。そうならないように窯に入れる素材を吟味し選定し、すり加減とまぜ加減を繊細に調整していく。
水差しの水を入れると、最初の基点に向かってフラスコを戻していくことができる。これを利用して、調合でわざと目的のポイントを過ぎたところまで移動させ、水を加えながらちょうど良いところを探っていくのも手。

最後に左下にあるポンプで窯の下の火力を上げて沸騰させれば調合完了。画面左枠にどんなポーションができたか表示される。ラベルとか瓶の形とか変えられるらしいが、気にすんな何でもよかろう。
できたポーションは調合レシピとして保存できる。レシピの保存数は限りがあり、レベルアップにより増やしていくことができる。



本番。

調合に使う材料の薬草や不思議キノコやらは庭で栽培している(たぶんきっと合法)。毎朝起きたら庭に行って日々ランダムに実っているそれらを収穫したのち、まずは店に立って客の注文を聞く。

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英語はなんとなくしかわからないので別窓でウェブブラウザを開いて、文章翻訳してくれるサイトにこの英文を全部手打ちで入力して日本語訳。

小さいけれどとても厄介な生き物が私の家に入ってきました。
まだ見つけていませんが、ピクルスやパントリーを食べてしまいました。
そして今、毎晩、私が朝に残したお粥を食べています。お粥に毒を盛って、最後に悪霊を退治したい。

とのこと。
基本的に上の方の2~3行はこの客どもが好き放題にぶつけてくるストレス文句なので大半無視していい。重要なのは最後の一文辺りにおいて、「どういう薬(または毒)がほしいか」を見極めること。
ここでは申告通りそのまま、「毒」でよさげ。

尚、これは既に数日進めたところであり、手元に「poison」を調合したやつがあったので渡してみたが「これでもいいけどもうちっと効くやつだと尚良い」とおっしゃったので新たに調合。
ポーションには効果の強弱があり、地図上でポーションマークにフラスコが触れれば「Ⅰ」、ある程度重なれば「Ⅱ」に、ピッタリ重ねれば「Ⅲ」まで上がる。
客の注文にもよるが、必ずしも「Ⅲ」を望まれるとは限らず、「適度なやつ」みたいな曖昧な注文もあるので、その都度調整した商品が必要。今回は「Ⅲ」を望まれたが材料の在庫との兼ね合いで「Ⅱ」で妥協、低品質のまま低額で売りつけた。

取引成立を選択する前に「Haggle」を選択すれば値段交渉が可能。だが別枠が開いて、意味不明な枠の中で横移動するカーソルを、ランダムなマーキング位置でクリックし続けるという反復横跳び的なアクション要素のある別ゲーになる。
アクション苦手だとそんなもんやってられん。ということでどんな注文にも言い値で従っている。


たまに客に紛れて素材売りの商人がやってくる。売上として得た金はそこで使う。

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客とのやりとり、調合作業を繰り返して、一日に来店する客数人をすべて撃退したら、寝室に行ってベッドについて一日終わり。早期アクセスのデモ版ゆえか、夜が更けて暗転して朝がまた来るみたいな演出などなく、ベッドクリック → 次の日やる? → Yes → 即翌朝、となる。

会話がすんなり理解できれば客との交渉における商売要素も楽しめそうだけども、英語翻訳しながらでは面倒くさいばかり。でも調合地図埋めゲームはとても楽しい。調合には時間制限がなく、客はいつまででも(一旦ゲーム終了して数日後でもたぶん)待っていてくれるスーパー悠長な方々しか来ない。

shapez.io 脳な人間としては、この調合マップ上で素材の採掘から、撹拌、合成を行って出荷レーンに乗せて客先へ、ゆくゆくはそれをすべて自動化、というゲームだと尚良いかもと思ったり。でもこの調合システムでも相当楽しめる。