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BOOTSFIGHT IN THE AIR

進撃の巨人 The Final Season

60 話~ 75 話までの全 16 話。
マーレの戦争、マーレ軍のエルディアっ子ガビとファルコ、帰郷したライナー、エレンのソロ活動、戦槌の巨人、サシャの死、ヒイズル国、アッカーマン一族、イェーガー派の結成~凶行、ジーク・イェーガーの脊髄液、イェーガー兄弟の誓い、安楽死計画、ライナー!! など。

今冬 76 話から Part 2 開始予定。やかましいわ。話題づくりかしらんけどファイナルと銘打つのは時期尚早だったのでは。しかし 12 月開始で1クール +1 の4ヶ月、16 話もよくやったもんだ。作画がヘロヘロに死にかけていたところもあったが、一応終幕に向けて全力で突っ走ろうという気概は感じた。

過去シーズンを踏まえた上でではあるけど作品としてのおもしろさは今期一だった。当然原作が凄いんだろう。物凄いんだろう。そこそこのサーガになってきているし、壁の外の広い世界の話になっているし、二三国よそ者も絡んできているし、過去の謎が明かされた上でよりややこしい話になっている部分もあるし、簡単に短絡的には理解できないところも多少あるけど、毎回目をそらさせない緊張感とテンポの良さがあった。語る時はじっくり語り、暴れる時はドーンと一気にやる。制作スタッフが変わっても見せ方根幹は変わらず。

時間経過や色んな出来事を経たことによる登場人物の変化が最も見どころだったかも。それは担当声優陣にもかなりの影響を与えているようで、ウェブラジオ「進め!電波兵団」の最新最終回で聴けるその様子、梶裕貴下野紘の二人が神妙に語るこの時点での心境は、全 16 話視聴後の感覚と通じるものがあって良かった。