BINTA

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21春アニメチェック2

MARS RED

大正十二年、東京。吸血鬼を捜索、退治する軍人の話。朗読劇が原作だと。
大正、吸血鬼、またキメツフォロワーかと呆れそうになったけど、静かでスローにして間を利かせた演出には結構引き込まれるものがあった。OP 曲がサントラなのかインストというのもよかった。
主役が諏訪部順一。裏世界かゲートにでも入り込みそうな男。と思ったら物凄く深そうな地下階段が出てきた。ネルフ本部かジオフロントかってくらい底が見えない階段入り口の絵が、大正時代という設定と不釣り合いに馬鹿馬鹿しくて笑った。
あと沢城みゆきが謎の少年役で本気出してそう。これはおもしろいかも。


憂国のモリアーティ

昨秋の続き、分割2クールの後半。貴族の振りして暗殺業を行うモリアーティ兄弟、その裏を暴こうと目論む探偵シャーロック・ホームズの対決。それはそれとして双方に新たな依頼者がやってくる。
どんな話か忘れかけていたけどもすぐ思い出した。シャーロックの出番が多いので時折主人公が誰だかわからなくなったり、タイトル何だったか忘れたり。でも変わらずおもしろい。


Vivy -Fluorite Eye's Song-

AI 制御の自立型アンドロイドアイドルが百年後に起こる AI 暴走~人類虐殺を防ぐためにどうにかしようという。
アニプレックスWIT STUDIO のオリジナルアニメだと。冒頭、主要スタッフのクレジット、シリーズ構成に「長月達平」の名が。それを目にした時点でまともに観る気失せた。案の定、台詞が多い、絵の情報量も多い。1話なので諸々説明を要するわけではっきりとはわからないけども、それでも無駄が多そう。キャラにも芝居にも見入るところはない。話もざっくり言ってターミネーター。また未来改変系。百年後の事態回避って結末が見えていて過程がこの作家の劇では耐えられそうにない。
作画だけは大したもんで、ヒットメーカー揃いの制作陣だから売れるのかもしれんが、無理っぽい。切る。


灼熱カバディ

ドッジボール風コートで体に触れ合い引っ張り合いする競技「カバディ」をやる男子高校生たちの話。
30 年前はダウンタウントークでネタにし、15 年前は内村プロデュースで子供相手に見よう見まねの試合をしていたマイナースポーツがとうとうアニメに。時代変わったな。
それはそれ。スポーツ青春コメディってタイプの作風で、コメディ部分の演出が寒いけども全体は悪くなさそう。坊主頭の畦道ってキャラの声、特徴あって誰かと思ったら Dr.STONE のクロムのひとだった。内田雄馬は好きじゃないが、まあ大丈夫だろう。


転生したらスライムだった件 転スラ日記

転スラのスピンオフ4コマ漫画のアニメ化とのこと。本編分割2クールの間繋ぎでのオンエア。制作は同じエイトビットだけども、監督、脚本、作画系スタッフが異なる別働班らしい。音響系のひとは同じっぽい。
話は4コマそのものなショートエピソードの数珠繋ぎ。ギャグばかりだが、ぬるい。小学生向けな感じ。声優は恐らく全員本編と同じで、各キャラクターの性格や行動にいくらか落差があってそこが笑えるところだろうが、如何せん、ぬるい。
本編連続放送も可能だけど、間に入れてこっちも売れるようにしたいってことなのではなかろうか。と邪推してしまう。
一応観るが切る可能性もなくはない。




つづく。