BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

21 春アニメチェック3

擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD

徳川慶喜が治める明治六十四年の日本?が舞台の妖怪モノらしい。ブシロード他数社によるオリジナルアニメらしい。同期スタートで先に観た「MARS RED」に設定や雰囲気、見た目の色味などだいぶ似ているけど、1話の感触ではこちらはダメっぽい。唇の厚ぼったいキャラ絵は好みだが、それ以外に見入るものがなかった。
ED の RAISE A SUILEN に免じて判断保留。


究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら

タイトルでだいたい内容説明している系ラノベ原作モノ。KADOKAWA 系らしい。「~だった」と断定ではなく「だったら」なので、どこかでやり直すとか夢オチとかありそうな気がしてしまう。
作画やキャラデザ、演出、テンポは悪くないけど肝心の話がいまいちかも。判断保留。


スーパーカブ

原動機付自転車の定番「スーパーカブ」を買った女子高生の話。ラノベ原作らしい。先頃の AnimeJapan の配信で冒頭映像は観ていた。背景および風景美術と環境音にこだわっているとかなんとか。だから何だよ、どうせ女子高生のわいわい言うやつだろ、と思ったら全然違った。
その冒頭映像の空気そのまま、一話通してずっと静かだった。登場人物が主人公女子とバイク屋のじいさん以外モブ。主人公女子は親無しワケアリの一人暮らし。おかっぱ垂れ目に赤ほっぺの古典的な田舎っ子。おぼこいわらしと言うべきか。
しかしそれだけで、台詞も少なめでテンポもとてもスローなのに、凄くおもしろかった。とにかく主人公女子に惹き付けられる。基本泣きそうな顔しているのが、カブを見つめてニターっと笑むのがかわいい。ゆるキャン△のなでしこの笑顔感に似た良さ。声も、第一声が低くて、掴まれた。知らない声優だが素人くさくて良い。
たかだかスーパーカブを手に入れて初乗りしただけのことを異世界転移かそれ以上にドラマチックに見せてくれた。演出的には劇的過激なところはまったくなかったのに。最後まですばらしい1話だった。原付免許を取る過程をバッサリ切って一瞬で取得後になる構成などは、まさにわかっているひとの仕事だと思った。
山梨県が舞台ということで、ゆるキャン△難民の避難場所だここ。先々どうなるか全く読めないけども、このまま原付のスピード感でいってほしい。


オッドタクシー

アマゾンプライムビデオ配信。
動物擬人化世界、日本東京らしき社会でタクシー運転手をやっているやつの話。
主演:花江夏樹であとはよくわからん制作陣によるオリジナルアニメだそうな。他の声優はお笑い芸人多数だそうで、それゆえか脚本に漫才ネタ調なところが多分にある。それゆえなのか自分の体調のせいか、眠くなった。寝た。目覚めたら ED だった。
タクシー運転手が聞く各話単発話かと思ったら、何やら事件に関する動きがあるらしい。花江、話、気にならんこともないが、眠いのでは物理的に観ようがない。漫才調も「のんのんびより のんすとっぷ」で長々繰り広げられた夏海とひかげのネタ程度のもので、好まないやつだった。ああいうテレビ演芸で笑えるひと向けだろう。
1話切りでいいのではないか。


ましろのおと

アマゾンプライムビデオ配信。
青森から上京した津軽三味線弾きの少年と、そいつを拾った東京女の話。漫画原作らしい。雪深い静かなご当地からノーマスク酒宴上等の人混み溢れ返る現実離れした渋谷に転移、という異世界転移モノと言ってもよさげ。いきなり美人ヒロインと知り合って即同棲始めたり、初戦のステージも強キャラ三味線でアウェイの客を圧倒など、まさに異世界ファンタジー
三味線監修は吉田兄弟、先行き危なげな作画の線、エンドクレジットのフォントなどが昨夏の伝説「ジビエート」を思い起こさせ、やや、いや結構不安あり。
原作モノでメインの声優も好みな感じなので大丈夫だとは思うが。




つづく。