BINTA

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21 春アニメチェック6

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。

憧れのひとに振られた男がやけ酒した帰りに路上の家出女子高生を拾った、泊めたら同棲することになった、という話。ラノベ原作。童貞妄想系ラブコメ
女子高生、キャラデザ可愛い、気立てよし、やらせてあげる、Fカップ、名前「さゆ」。ひどいなこれ。おらの好物全部のせでねえか。未成年でなければ百点。つまりそんな女いねえ。異世界ファンタジーキャラ。だからラノベで成立するのね。
魅力は主にその子。だが3話ほどで飽きるだろう。脚本、演出、悪くない。主人公男役は興津和幸。ワセダも女子大生派を力説してたな。あと小林裕介が脇役で出ているのも気になる。
可愛いやつに飽きるまで観よう。


ドラゴン、家を買う。

モンスター擬人化、ファンタジー世界を現実社会的価値観でギャグにするタイプ。親に勘当されたドラゴンが建築家エルフ男に出会って家を建てる話らしい。
今期のこれはやばい枠。冒頭、世界観説明のナレーション、誰かが森本レオの真似をやっていて笑ったが、よく聞くとリアルレオ。まじかよなんで。
レオのせいで全く話が入ってこなかったアバンのあと、スライム夫妻の会話が始まって即気づいた。速攻冷めた。寒いやつだこれ。と。主役のドラゴンが登場する前に1話切りが確定した。
合わない笑い。言葉、間、テンポ、演出、声優の芝居、全部無理。脚本がダメというより原作から相当なんだろう。作画も残念な部類。レオ以外おいしいとこなし。
レオが本当に本人かどうか確認するために ED まで観たが、何度か舌打ちするつまらなさだった。オッドタクシーとかもこれくらいわかりやすく合わない作風だと助かるんだが。


東京リベンジャーズ

自堕落な生活をしている男が駅のホームから何者かに突き落とされ、入ってきた電車に、と思ったら景色変わって 12 年前? 運命を変えるためにタイムリープした男の話らしい。
GANTZ かと思わせて、はいリゼロ。
1話切り。


不滅のあなたへ

最初は何かの丸だった「それ」が地上で石になり、狼になり、雪原で一人暮らす飼い主の少年としばらく過ごしたのち、彼が負傷と寒さで弱り死ぬと彼になった。そしてどこかへ旅立つ。
漫画原作、NHK 制作。プレイヤーキャラを乗り換えて進むゲームのような、向かう先がよくわからない話だが、津田健次郎ナレーションに、1話で芝居するのは少年役の一人のみ。厳しい雪原を右往左往しながら明るく独り言。狼こと「それ」は彼を睨むばかり。
見終えて出た言葉は「すごい」。物凄く引き込まれた。作画が漫画そのものでそのタッチが動いているのもすごかった。キメツ並み。そのタッチで見せる少年の負傷、足の傷が腫れたり出血止まらないヤバさが生々しかった。腐ったか壊死か、それで血流やられて凍傷もあって、野菜果物知らずの生活で、衰弱死かな。雪原の果てで絶望して狼に抱きついた時の、狼の固い肉感と毛皮感も伝わってきたり。その後の召された描写もよかった。
で ED 主題歌が宇多田ヒカルと来て、次回予告に見るジブリ風の画も惹かれ、これはもう覇権狙いのやつで観ないという選択肢はないだろう。若干 NOMAD と作風カブリ気味な気もするけど、ここは目を瞑っておこう。


シャドーハウス

霧に包まれた洋館に暮らす真っ黒な影の身の少女とその世話人のような「生き人形」と呼ばれる明るい少女の話。
漫画原作。またこれクセの強い作風。とりあえず主人公の生き人形少女エミリコのキャラクターがとても愛くるしい。ほぼそれを見せることで引っ張った 30 分だった。が、それだけで引っ張れる力があるってことで、なかなかのもん。
ひとまずこれも切れん。




つづく。