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スペルキャスターユニバーシティ VOL.1

魔法学校運営シミュレーションゲーム "Spellcaster University"。
アマゾンのプライムゲーミングでの期間限定無料配布で入手し、やってみたらよかったとか、でもちょっとやりゃあ十分でもう飽きたとか書いたのはいつだったか。

motor.hateblo.jp



前言撤回。

なんか不意に、そういえばあんなのあったなーもう一回ちょっと触ってみるかーくらいの感覚でまたやってみたら、思いがけずハマってしまった。
この一週間ほど、ダイナーと共に毎日やっている。日中、仕事中でも妙にこれがやりたくてしかたがないくらいの気分でいたりする。


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前回、初プレイの時は、初プレイで、何の情報もなしで、UI も全然理解できないままワンプレイ終えていた。いや、正確には全然終わっていないのだけどその点については後述。

例えば、右下の数字 = 所持金や各種マナが貯まっていくのも意味がよくわかっていなかった。所持金は所持金なんだから多いに越したことはあるまい、マナもなんかわからんけど多い方が強いんだろう、などと。
カードをドローするとコストとして消費されるが、それでも貯まっていた方が良いに違いない、みたいな感覚があった。完全に憶測で。勘で。

要するにステータス値のように扱っていて、だからこそ貯めるという考え方になり、貯めるからこそカードドローを渋る、というプレイスタイルだった。
それでも楽しめていたのだが、それでは先細るゲームだということに気づいていなかった。


今回、これらはもっとガンガン使っていいんじゃないか?となぜか思った。
で、ガンガンカードを引き、ガンガン教室等々を増やし、強化していったら、ガンガン楽しい展開になっていった。

とにかくなんでもいいから教室を置く。
教室には効果レベルというのがあって、同じ教室カードを既設の教室に足していくことでレベルアップしていく。すると、要するに授業の進捗とか学習効率が上がるってことなんだろう。強化された教室が生み出すマナの増加速度はかなりのもの。
コストはカードを引くたびに上がっていくが、同じ魔法教科のマナを使い込んで教室や備品を揃えていくほど増加速度も上がっていくのであまり問題にならない。

チュートリアルやポップアップ説明文も豊富なゲームだけど、意外と初歩的なこういったことは説明がないのよね。自分が見逃している可能性も大いにあるが。



犬。
画面左端のイベントアイコンでたまに見かける、なんなのか謎だったやつ。
左下に並んでいる本の中に「ローカルマップ」というのがある。開くと、本校の周囲に色んな部族がおり、そいつらと本校との現在の関係性を見ることができる。
それがなんなのか。要はバフ/デバフだった。
ローカルマップでは、定期的に部族のひとつに連絡が取れるようになっている。「連絡」とは平たく言えばこれもまたイベント。左端のイベントアイコンに出てくるやつはランダムで抗いようのない受動的なもの。対してこの「連絡」はプレイヤーが能動的に起こせるイベントだと言える。

犬、犬ね。
そのローカルマップ上の「連絡」が可能になったよ、と定期的に知らせてくれるのが犬のアイコンだった。ご丁寧に「わん」と鳴き声まで上げてくれる。鳴くことに気づいたのもだいぶプレイし続けた後だった。

イベントと言っても挿絵と文章が出るのみで、だいたい四択からひとつ選ぶだけの簡素なもの。その選択次第で特定部族との関係性が良くなったり悪くなったり。100 ~ -100 のパーセンテージで示されており、25% 、75% で学校運営に影響するバフが増強され、-25% 、-75% ではデバフが酷くなる。
王族は所持金に関わる。農民はなんだっけ、オークは自然、異端審問官は光、魔王は影、ギルドはアルカナに、それぞれ主に影響する。魔王はさらにバフ 75% で画面上部の進軍スピードを遅らせる = ゲームオーバーまでの時間制限を引き伸ばすことができる。


カードを引き、学校を増強し、生徒&教師の活動を強化させ授業効率を上げ、金&マナを稼ぎ、拡張していくことももちろん大事だが、その下支えまたは底上げのためにローカルマップ連絡はとても重要なのだった。
全部族が 75% 以上になっているかどうかで全体の進捗および結末には大きく差が出るものと思う。魔王の進軍スピードによってプレイ継続年月も変わってくるし。


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これは前回の続きでやった2校目。
☆は、途中のイベントで半ば強制的に課せられるミッション。クリアすると次のプレイで使える呪文書(スタート時ボーナスみたいなやつ)が貰える。クリアした数が多いほどその内容が良くなるらしい。


「ニボシ」ってなに。
このユニバーシティ運営機関の名前。つまりプレイヤー名。
こだわりなし。なんでもいい。ふと見たちゃぶ台の下にあったので、それで。



3校目。
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ゾンビが奇襲してくる「沼」。
ゾンビはシカトして大した影響はなかったようだが、周辺関係改善に苦戦したりして名誉値が伸び悩んだ。
あと、ここまでは、教室開設時の新任教師の選択や新入生の選択を、情報窓などろくに確認せず絵柄だけ見て完全に適当に選んでいたことも、様々伸び悩んだ原因だと思う。
パッと表示される情報だけではなく、その文字にカーソルを置くと表示されるマウスオーバー情報も色々あることがわかり、教師や生徒の適性を知り配属先を決めるのに重要なことがあることもある、と次の時に気づいた。

様々伸び悩んだわりにミッションは2ついけたのはよくやった方。



4校目。
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ここもまた周辺との関係改善に苦労した。所謂ドツボにはまった。
クラスごとに優先/禁止教科を指定して取得魔法を絞るような感じにしたのもよくなかったかもしれない。
つーか優先はともかく、禁止にする意味はあるのだろうか。



5校目。
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これはだいぶおもしろかった。色々とうまくいった。
1校終えるごとに「呪い」(スタート時の負の要素)が強制的に増やされるのだけど、それをものともしない結末となった。
「アークメイジ」(の卒業生を輩出する)のミッションは「様々な魔法を覚えるとなりやすいかも」という難しいものだったが、1人できればいいところ、結果的に3人もできた。

マップ上に特定条件で現れるダンジョンへの探索(サブゲーム)も3箇所に行けて、シールドやら回復やらできる子や物理攻撃が強い子がいて、報酬こそ大したものではなかったが、これまたおもしろかった。



さて、このゲーム、1校作って魔王が進軍してきて時間切れになると学校潰されて終わり。がワンプレイではない。初めてやった前回の1校目からずっと一本の話が続いているのだった。

ゲーム起動直後にオープニング映像が流れる。今まで面倒臭いので飛ばしていたのだけど、ハマったのでちゃんと見ておいた。そしたら、世界観や設定、プレイヤーが誰役でどういう立ち位置なのかをちゃんと説明してあって、やっと全体の流れを理解した。

ゲームレビューやユーザーの感想などで「1プレイ2~3時間」などという声を見かけるが、それはまともにやっていないやつだろう。エアプ。
1校の開校からそこを魔王に潰されるまでが2~3時間、それを何度もやっていくのでどんなに早く回しても1プレイ 10 時間とかになりそう。



で、ここまで5校作り潰されてきて、次が最終ステージらしい。

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この上に作れと。



つづく。