私はロボット。店をやっている。
ダイナーレベル 20 になっての話となる。
レベルが上がると、まず行商ロボの品揃えラインナップに変化がある。
新しい朝はそのチェックから始まる。
が、しかし、今回からの追加品は
謎の死体に
人骨
物騒極まりない。
なにを値付けして売りに出しているんだ。
しかもそれぞれ1ダースからの販売。かなり高レベルの殺戮のにおいがする。
と言いつつ自分も既にいくらか所有している。そこらのがらくたを漁って拾うことができるものだから。時間と労力をかければ入手できるものを、こんな価格では買う気にならない。
クリプト新聞
司書ロボットが LV20 から取引してくれるもの。
島に住む動物たちのうち一部の者の動向を報じる文書で、我が店の営業には何も影響するようなものではないが、まあ要するにこの島の娯楽誌のようなものだろう。
閲覧制限レベルがあるのは、島の民のプライバシーのため、或いは司書ロボットに信用された相手と認められなければ見せてやらん、みたいなことだろう。
LV20 の 3 日目
雨。
4 日目
農作業の日。
バイトくんA、レベルアップ。
5 日目
普通の日。
6日目
あ、ペンギン。
こちらはカップルですかね。不仲の。
こんな感じでつづく。