珍しく話題作に手を出した。
隣国製、基本無料でできるオンライン多人数参加のオープンワールドサバイバルアクション。
ゾンビとか異形のクリーチャーとか出てきて、銃火器バンバン、鋭利な刃物でバサバサ、血肉が飛び散り肉体破壊あり。正直本来なら全く手を出さないタイプのゲームだが、妙にハマった。
きっかけは某ストグラの某黒い団体の演者さんたちの魂の方のコラボ配信を観てのこと。その中の一人が動かす女性体キャラクターの肢体の肉感がリアルに刺激的で、ゲーム性は一旦無視して少し目を奪われた。どんなゲームかと調べて無料でできると知り、とりあえずゲーム本編も一旦無視して自分好みのキャラメイクをやってみたいと思った。
速攻結論から言うとキャラメイクは10分くらいで飽きた。もっとこう頭のおかしい体型設定ができるかと期待したけど全然常識的な範囲が限度であり、刺激的なのは要するにコスチュームの方だった。と気づいて、まあしかしところでこれそこそこ時間かけてインストールして結局キャラも作らずおしまいってのもなにだし、ものは試しに少しやってみるかと考えを改めてちゃんと始めた。やっぱりなぜか女性キャラで。
クリアもくそも全然進められなくても、建築要素ぐらいがちょっとでも楽しめればいいかなと。どうぜ無料だし損はない。
そしたら、意外に序盤はやさしい作りでいい感じに入り込めた。
三人称視点のガンバトル。見よう見まねの雑エイムでも意外とヘッドショットが取れたりして、最序盤で挫折して速攻アンインストールが常だった過去の同系統作品と比較すると非常にやりやすい。
刃物や棒を使っての近接も、適当な間合いで打ち込んで行っても半オートバトル的にキャラが勝手に連続技を決めてくれるのでマウス連打していれば大半無傷でやれる。隙を作ったり飛び道具に不注意だったりすると当然やられるけど。
あと、敵が居るエリアがほぼ定められているので常に気を張っている必要がなく、安全エリアで好きに武装を固めて好きなタイミングで好きな場所に攻めて行けばいいという仕様も、自分のようなビビリど下手ゲーマーにはとても有り難い。逆にバトルにヒリつきたい腕利きコアゲーマーにはぬるくてつまらんのだろうな。
単純に敵が弱い、或いは主人公が硬いからぬるいのかも。
そんなこんなで最初の大ボスと思われる奴を倒すとこまで行けた。
複数人でチームを組んで挑むことを推奨されたがそんなフレンドなど居るはずもなく。装備も適当だったので一旦は敵わず諦めた。しばらく時間を置き、やっぱり建築ゲーかなと木材や鉱石集めのファーム作業をひとしきり。潤沢に資材が集まると思いがけず装備を固めることができたので、意を決して再戦に挑んだ。
装備を固めたものの、どの銃器がどのくらい強いのか弱いのか実際の火力がわからないまま、なぜかライフルとハンドガンで始めてしまい、始まるともうインベントリ画面を開いて装備を変えるなんて余裕はなくなり、やけくそでハンドガンを連打。
色々いじってきたおかげか先の諦めた時よりもハンドガンの威力が5倍くらいになっており手応えは感じた。攻撃の手応えではなく装備クラフトの手応えね。もちろんボス戦というのはそんなの感じている場合ではない。ハンドガンパンパンでは全然削れない。
画面上ナビゲーションで指示が入る。あれを先に壊せとか。あれが何なのかわからない。数分苦闘してどうやらそれだと気づいた。それを壊した後はボスの攻撃が激化。逃げ回りながら相変わらずハンドガン。それでも落ちているドラム缶が使えると気付ける冷静さが意外にもまだあった。ならばと念のために用意したグレネードも使ってみる。恐らくそれら爆発物が致命打として効いた。
戦いが長引くにつれ緊張と疲労から手が震えだした。これあれだ、ゼルダ64を初めてやった二十数年前、ドドンゴのボス戦で我が身そのものがゲーム世界で戦っているかのように錯覚して感じたのと同じ緊張、あの時確かに震えていた。振動パックのせいじゃなく。
なんてことが脳裏によぎりながら三十分くらいかかったか、なんとか勝った。
ゼルダ64の頃はダンジョンギミックの謎解きとボス戦の刺激が交互にやってくるのが楽しくてハマったが、あの頃から倍の歳になって今やこんなボス戦は疲弊するばかり。拠点に戻って荷物整理してゲームを終えた後、しばらくぐったり動けなかった。
しかし、バイオハザードやゾンビサバイバル系のゲームという印象と苦手意識の先入観がありつつ始めたものの、ゼルダ的なゲームだと思えばもう少しやれるかな、続けてもいいかなと思えた。
続けて、30時間。
結局やっぱり建築、ハウジングゲーになりつつある。
探索や素材集めもまあまあ楽しい。というかこういう、これくらいのゆるいサバイバルがやりたかったとも思う。カードサバイバルもこれくらいだったらまだまだ遊べたかもしれない。
先々敵が強くなって自分のプレイスキルではどうにもならない壁にぶち当たるのだろうが、きっとすぐそこにあるのだろうが、まあそれはそれで、無料では申し訳ないくらいには楽しめた。どこかで課金してもいいかもしれない(しない)。
尚、オンラインのサーバー参加型、PvE とか PvP でプレイヤー同士協力したりしなかったりするゲームだが 、性格上そっち方面の要素は一切無視している。ソロでやれるんならそれでいい。でも迷惑な建築は控えるなど、ひとがいるって意識は忘れないでいたい。
次の大ボスを倒すことができたらまた何か書く気になるかも。
飽きたり挫折したりどうでもよくなったらこれで終わり。