二週に一度の営業報告。
毎日やった。が、強烈な睡魔の襲撃により1営業日しか進められない日があった。帳尻合わせで3営業日進めた日もあった。結果大して変わらぬ営業ペースではあったかもしれない。
33年目冬、LV30 からの続き。
セルフレジ増設

4台体制。そろそろ頃合いなのかなと思い、増やした。
が、特に効果はなかった。なんなん。
33年目終了

成長を忘れてマンネリ経営が続く。
太客氏

獲得ハート数最高値更新

急な伸び。なんなん。
来客数最高値更新

急な伸び。セルフレジ4台体制の効果なのか。それと上振れ。
34年目終了

累積赤字脱却を目指して設備投資や新商品追加を一切行わず、まさにマンネリ経営を続けた結果、このような省略年となった。
それでも日々の利幅は2万程度であり、累積赤字を消化するのにあと10年はかかるのでは、と会計コンサルタントは話す。
レベルアップ

31。まさか続くと思っていなかった世界。ここまで本当に続けられるとは。といった感慨があるわけでもなく、必要経験値は LV29 以降は変わらないようなので、マンネリ変わらず同じペースで営業していればレベルもまた淡々と上がっていき、まあ当然よねって。
どうやら店舗の敷地も既に現状最大で、拡張の余地は今のところないらしいので、設備や新商品を増やすとなると、今ある敷地でレイアウトをいじってやりくりするしかないようだ。
お客の利便性を考えて棚間に通路を設けていたけれど、もっと詰めてしまった方がいいのか。そうするしかないのか。今でも相当ぐっちゃぐちゃだけどさらに見栄えは落ちるだろう。都内の狭小コンビニの醜さ、あれをここに再現したくない。
しかし大昔のファミコンソフトなら、キャラが4体同列に並んで歩くと描画処理の都合によってキャラ絵がチラついたりしたもんだが、さすがマイナーインディーゲーでも PC ゲーム。こんなにたくさんの要素が入り組んでもなんら問題ないんだなー、なんて時々思うっていうか今思った。
閉店後の寂寥

飼い猫でない、珍しい、お客らしき動物さんが帰りもせず何をやってらっしゃるかと思ったら、線香花火をお一人で散らしていらっしゃった。私が近寄っても、弾けては落ちる輝きを見つめたまま、火が消えるまでそうしていらっしゃった。
私はなにか見てはいけないものを見た気がしてすぐにその場を離れ、横目で見守りながら、明朝やればいい品出しをして手持ち無沙汰を紛らわせ、お客様が暗闇に飲まれたのを確認したあと帰宅した。
夏の終わり。
あの方の静止していた一時の光が今、床に就いた私の瞼の裏に浮かぶのだった。
トレンド忘れがち問題

スーパーの朝は忙しい。品出しに追われ周辺散策で売れる物を探し、自家製品の製造を仕込む。
朝一画面左上に「今日はトレンド、商品はこれヨ」と表示が出るが、諸々に追われている間に忘れてしまう。
行商の発注時、トレンド商品にはわかりやすく特別の枠が付いているが、それはトレンド商品枠が目に入って来なければ気づかない。
この日もそんな感じで、トレンド商品を大量発注するのを忘れたまま開店してしまった。複数のお客が同じ商品を連続で幾つも買っていくのを見て、あ!そうだったと思い出し、昼過ぎに追加発注をかけた。
そしてレジ横の特設棚に並べたが、完全に後手の対応だった。別にある本来の棚の方でそれなりに売れてくれたが、結果的に売り切ることができず在庫を抱えた。
いや、言いたいのは、行商の商品選択画面。
商品アイテムは在庫数の少ない順に上から並ぶ。だからトレンド品が既に通常在庫分で潤沢にある場合、下の方に埋もれてしまう。トレンド品は在庫の数に関わらず、常にトップに配置されてくれれば発注忘れもしないだろうに。って、今更ながら思った。
だってさー、このトレンド忘れ、ほぼ毎年ぐらいの頻度でやってしまうのよ。自分の注意力不足、忘れっぽさ、睡眠不足など、思い当たる落ち度はたくさんあるけども、ゲームのシステムの方にも改善の余地はあるよね。って。いやそうですよわがままですよええ。
正直営業結果でいうとトレンドの日の方が客数も売り上げも下がることが多いもの。「んだよこの店トレンドわかってねえな」って帰ったり来店してくれなかったりな人が増えるんだろうな。
マンネリ経営な当店にとってはトレンドなんてない方がありがたいとさえ言えそう。言い過ぎかも。
など、弱火程度の不満を幾つか抱えつつ
つづく。