BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

春アニメ観たのは三本のみ

想定通り。以下感想。

異世界かるてっと

既アニメ化&放送済みの異世界転生もの四作品のコラボ作品。キャラは SD 化され、ジャンルも各作品の世界設定を無視してさらなる異世界となる学園ものという鍋に乱暴にぶち込んでのごった煮コメディ。しかも15分のハーフ枠。
四作中「オーバーロード」と「幼女戦記」しか知らず、それらを目当てに観たがそこそこ当たりと言える内容だった。わりと正統派ファンタジーをベースに見た目格好は正統派な少年少女がメインとなっているらしい このすば と リゼロ の二作に対し、近代戦争世界ベースの大人男女軍人とそれらを統括する幼女という組み合わせからなる 幼女戦記 の異質感。さらに正統派ファンタジー主人公格にとっては敵対的存在のアンデッドの王とその配下モンスター軍団である オバロ が、水に油を混ぜるがごとくの不調和を醸す、はずが、SD キャラのかわいらしさとテンポの良さと各原作のおいしい要素を巧く盛り込んだ脚本の妙によってか、一本の作品として さして違和感を強めることなくまとめられていてかなり楽しめた。15分であることを忘れるほど毎回充実していた。そりゃ元が濃厚な作品群を詰め込んでいるわけだから濃縮還元で美味しくなるのが当たり前だが、そうならないコラボだって珍しくないわけで、これはうまくいった例だと思う。ただ、仮に30分アニメだったらむしろ楽しめなかった可能性はある。濃すぎて食傷気味になったり、単純にダレたり、ありうる。
2期決定とのことで、是非15分枠のままでいってほしい。

ワンパンマン(2期)

どんな敵もパンチ一発で片付けてしまう隠れた最強ヒーローのバトルアニメ続編。だが、今期彼が戦うのは主にゲームの中。ゲーム友達になったS級ヒーローの一人「キング」にボコボコに負けてばかり。現実で戦うと軽いワンパンでだいたいすぐ終わってしまうから、そっちの描写が多い印象になるのもしかたがない。
ドラゴンボール世代にとっては天下一武道会のようにしか思えない武術大会があったり、ヒーロー協会 VS 怪人協会、ヒーロー狩りを標榜する「ガロウ」の戦いがメインに描かれたり、エンディングを主人公声優が歌っていたり、などこれまた濃厚な内容でちゃんと楽しめた。

進撃の巨人 season3(の2期)

巨人とはなんなんのか、どこから来てどこへ行くのか、という物語の核心が明かされた。鎧の巨人と超大型巨人との戦いも決着。エレンの家の地下にも到着。主導者が逝き、主人公格は生き残る。父の記憶に触れてタイトル回収。そして海を見た。というところで to be continued ..。
エレンの母を食った巨人にも仇以上の意味づけをして、エレンとエレン父や家族の因縁を複雑にしているのがおもしろい。
後半話数でこの作品にしてはかなり酷い作画崩れがあったのが残念だった。3期ともなれば製作陣も疲弊するのはしかたがないことか。分割2クールになっているし。
エンディングテーマは初回に聴いた時は寒いと思ったが、途中から内容とはまってきてああしっかり選び抜かれた楽曲なんだと納得した。
4期はよ。