BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

カードサバイバル 五人目

角倉志一夫(かどぐらし・かずお)

自称冒険家。四十代、無職。
ある無人島への取材に旅立ち消息を絶ったテレビ局関係者Yと付き合いのあった男。「例の無人島に行ってみる。二週間経って俺が戻らなかったらまあ笑ってくれ。後を追って探したりするな。」といった言葉を残してYが連絡を経って一ヶ月。
中略。冒険家の血が騒ぐ。Yを探しに後を追った。


・・・・・


前例四人の報告書の内容通り、島に着くと準備してきた物資はなぜかすべて消えていた。冒険家の血が騒ぐ。そう来なくてはとばかりに意気揚々と原子生活を始める。

調査・報道されていたYの9日間の生活の様子から学び、まずは5日、問題なく生き延びた。よくよく自分の体を見ると素っ裸ではなく、なんなりと身に着けているものがあった。

◎左パネルのキャラクターアイコンをクリックすると装備が確認できた。
水とわずかの食糧を入れた小物入れがあることに5回目のプレイで初めて知った。サンダルはこの5日目までに作った。



中略



8日目

Yが苦しんだ9日が近いが、ここまでは順調。
水は雨水に恵まれ、食べ物も問題なし。

冒険家の血が(
なんて余裕が生んだ慢心。

酷い手傷を負った。
鳥や猿を楽に狩れるようになったので、森で見かけたイノシシもいけるだろうと槍を振るった。が、自然を怒らせてはならない。こちらの軽々しい一手に激怒した奴の反撃、突進をかわせず手痛いしっぺ返しを食らった。

急ぎジャングルで拾集した葉で包帯を作り応急手当。
しかし腕の骨折がきつい。慌てて副え木の作り方を考えたが(研究)、すぐには作れそうにない。何を作るにも、行動するだけで激痛が止まない。



10日目

副え木はでき、痛み止めの薬草も湯に煎じて飲んだが、相変わらず激痛が止まない。少し動くだけで疲れてしまう。傷はともかく、腕の骨折が治らなければお先真っ暗。



11日目

痛みと不快感から嘔吐するようになった。熱も出ている。
食糧、水、明日・・・。