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カレー味

夏アニメ終2

Classroom☆Crisis

全 13 話終了。
宇宙ロケットのエンジンをつくる高校生開発者集団 A-TEC の組織存続を巡りつつ、親会社 霧科コーポレーション のお家騒動が絡んだり、それが政治活動に波及したり、かと思えばラブコメしたり、など色んな要素が入り混じったオリジナル作品。
大筋の設定はわりと新鮮な感じなのに、どこか色々古臭い。ラブコメ部分など、ノリも含めて 90 年代かそれ以前の匂いがしたり。それはそれとして、中盤色々詰め込みすぎでわかりづらいところがあった。なんとなく、「SHIROBAKO」みたいな作品にしたかったのかな、と思った。色んな要素を内面まで描きつつ、一本の本筋に結びつけて最後大団円でブワッと感動、を狙ったのかもしれないけど、霧羽 と 科宮 の血縁の話とか、ナギサ ミズキ イリス の恋愛だとか、必要性としていまいちしっくりくる感じがなく、また急に政治の話に立ち寄ったりしたこともあって、後半はわりと困惑、最終二話はだいたい理解したけど、そんなこんなで感動は無かった。学校、学生、高校生の設定って必要だったのか、と「洲崎西」アニメと同じ感想が出たり。奇しくも 洲崎綾 繋がり。
アニメとしては毎回作画の乱れもなく、声優も良い感じの方々が揃っていただけに、色々惜しい作品だと思った。観たことないので知らないけどドラマの半沢なんたらみたいと言って褒め称えるコメントも見かけたので、そうやって楽しめる人には十分に楽しめる作品だったんだろう。自分にとっては、結論としては、吉野裕行 のすばらしい小者キャラ演技を堪能できる作品。だった。


監獄学園(プリズンスクール)」

全 12 話終了。
水島努 監督作。共学化したばかりの元女子校・八光学園に入学早々、風紀を乱すとして学園内の監獄施設に収容された男子高校生 5 人が、看守役の裏生徒会の女生徒に虐げられながら自由を求めて足掻く、という特殊な学園コメディ+脱獄もの。
一話としてつまらない回が無かった。勢いすさまじい。すばらしい。このおもしろさの大部分は原作からのものらしい。下セカ 同様、過度な規制と圧政に対する抵抗、といったとこがテーマっぽいけど、観ているとそんなことはどうでもよくなる。
登場キャラがほぼ全員ボケで、まともなツッコミがほとんど無くて、吐息演技と目線のやりとりで繋ぐカットや、各種打撃音、副会長 の代謝音、「バーバン!」などの印象的な SE をツッコミや合いの手に使うっていう演出がとてもおもしろかった。理事長の、あの一人だけテンポの異なるもっさりとした口調と会話のリズムを崩す語尾の絶妙な強調加減も、声優さん込みですばらしい。
続編やる気満々の終わり方だったので是非期待したい。最後まで観たらブルーレイちょっと欲しくなった。


Charlotte

全 13 話終了。
Key / 麻枝准P.A.WORKS 制作。超能力に目覚めた十代半ば高校生の少年少女たちによる学生組織が、超能力者をモルモットとして虐げる科学者に抵抗するため、同年代の超能力者を集めて保護しつつ色んな能力を使って暗躍する話。
前半数話はよくある能力者バトルものと思ってちょっとがっかりしつつ、この作品における超能力 = 有利に使える反面必ず何か欠陥があり使用すると不利益を被る部分もある、という設定がおもしろいと思った。
5 秒間限定&本体が気絶して隙だらけになる欠陥憑依、対象一人だけの視界から消える欠陥透明化、移動中〜移動後の体を制御できない欠陥瞬間移動をはじめ、毎話各能力者のエピソードよりも能力自体それだけが興味深かった。欠陥タイムリープによる人生のトライアンドエラー、他人の能力の「略奪」を使っての終盤の流れも、結構たのしめた。
最後も、かなり駆け足の急展開であちこち無理矢理っぽい事がありつつもそれなりに悪くない終わり方だったと思う。一瞬「最終兵器彼女」っぽい話になりかけた気がしたけど、気のせいか。あまりの急展開で感情がちょっと置き去りにされたところがあって、最後に 有宇 が 友利 のとこに辿り着いて語り合うとこなど、ちょい混乱。え、こんなラブで安易なお涙頂戴の結末でいいのか、と思ったり。これからはずっと楽しく・・・めでたしめでたし、って。結構な肩透かし。なんだろう。でも、こんなもん、かもな、とも思いつつ・・・。
良かった、は良かったけど、最終評価はちょい下がった感じ。

結末とは別に、残った謎が色々あるのも問題。「がっこうぐらし!」以上に。
最大の謎は、乙坂兄 が最後のタイムリープをする前の出来事を、なぜタイムリープ後の 乙坂有宇 が夢として見ることができたのか、という点。はっきりと能力持ちであるかどうかが描かれなかった サラ・シェーン、または研究所の爺さん、どちらかの何らかの能力によるものと見るのが妥当なところだろうけど、この謎を残したのはかなりの痛手だと思う。脚本が雑などと批判が沸くのも無理ない、と思ってしまう。
他には、友利 が異常に察しがいいのは何だったのか。読心かテレパシーか予知能力でもあるのかと思ったけど、なんでもなかった。
あとは、テロ組織の回の展開など、もっとうまいことできそうな点は色々あったけど、タラレバ言うのは野暮なので、これ以上はどうでもいいか。
とにかく、最初の設定が良かっただけに、ちょっと残念な作品だった。


WORKING!!!

レギュラー全 13 話終了、完結編特番待ち。
ファミリーレストラン従業員男女の職場恋愛中心のラブコメ、シリーズ第 3 作。
2 期で増えた ワグナリア 外のキャラを多数巻き込みながら、あちこち宙ぶらりんだった関係を結着させ、完結させる気満々だった。そういう意味ではシリーズ通してのプチカタルシスが毎回のようにあり、すっきりする反面、作品の終わりが見えることが切なくもあった。そうして話をまとめる方向性が強いため、気もちシリアス寄りの回も多く、コメディ色は前二作に比べると若干控えめ、甘めだったかも。あと、山田 の活躍率がやたら高かった印象。
でも全体のおもしろさは変わらず、高いところを維持されていた。他は何ひとつケチのつけようもなく、良かった。