BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

16秋アニメ6話

オルフェンズ、31 話。
いきなり一話か二話分くらいをすっ飛ばすようなアバンでの半月省略ナレーション。ここ、ながら見で流してしまうと事態の流れを見失うところだった。ていうかながら見で見失いかけたので見直した。
で、タカキ、ものすごくアレなフラグをご丁寧に丹念に立ててしまわれた。健気な妹の存在もつまりそのためじゃん。ビスケット と同じじゃん。二の舞いじゃん。こんだけ丹念にやっといて無事に済むわけはない。いやむしろ無事に済んだらドラマとしておもしろくないじゃない。見所はその散り際、どう散るか、どんな鉄の華を咲かせるか、というところ。
今回前回と二話も使って焦らされただけに、相当な展開が待っているに違いない。この期待値はやばい。ずっこけたら相当やばい。主役そっちのけだけど、タカキ または アストン の生死如何がこの作品の評価にも多少関わってきそう。あくまで個人的に。
それにしても、なぜ アキヒロ と女共のシーンは毎回あんなに作画が甘いんだろう。手を抜けるのがああいうシーンしかないということか。いや手を抜いちゃあいかんだろう。


WWW.WORKING!! 、6 話。
刀レギュラー化。「底辺って分かる?」の解説図中のさりげない「底辺以下」に笑った。


装神少女まとい、6 話。
OP にてタイトルも変わって ゆまちん 回。なかなかよかった。


フリップフラッパーズ、6 話。
いつものアクションもそこそこに、唐突に謎のおばちゃんの話。前段で意味もなくマニキュアがどうの言うのがあって、先輩の絵画にサインされた名前もさりげなく映されていたので、きっとそれらに関連したエピソードなのだろうと理解できた。
その脚本がすごい、と思った。こんな話はきっと実体験が無いと出てこないものなのでは。実体験そのものそのままを使っているはずは無いだろうけど、おばちゃんというキャラの優しいばかりで薄っぺらい人間性、そこに過剰に脚色をしていない感じが、やたらリアルに思えた。遠い昔に知り得て覚えているわずかな記憶だけのおばちゃん、という感じ。その薄っぺらさが、最後のおばちゃんの笑顔で切なさに繋がって、泣けた。
見せ方もうまい。作画がすばらしい。描き込みが精細だとかヌルヌル動くとかじゃなく、演出としての絵のカットから滲む情感が、良かった。柔らかく温かくて、時に切なく悲しく、うっすらと怖く。恐らく絵コンテが良かったと見るべきなのかな。妙に曲がったようなねじれるような線やパースがたまに入るのが程よく気持ち悪くて気持ち良かった。そんな原画、良い具合に動かした動画、このエピソードならではとも言える色表現、など、今回もまた総合的にアニメとしておもしろい回だった。


ユーフォニアム
dアニメストアで 5 話もう一度。
配信映像なりの高画質、三万なんぼの SHURE の良いヘッドホンを装着して。みたら序盤からびっくり。滝先生が話す時のわずかな身振りにも服の布地が擦れる音が小さく細かく入っている。さらに橋本先生が照れくさそうに頭を掻く時には手と髪の擦れる音、机を叩くだけでなく手を付いただけでも木製の机に手が触れる音、その後も生徒たちの制服の音、「最後に部長、何かありますか?」→ 部長「え?」と 早見沙織 が一文字を発するだけの一瞬のカットにも服の揺れる音、『三日月の舞』の演奏開始直前に全員が楽器を構えて各種管が微かに鳴る音、など、絵と同じくらい音も緻密に入れられている。机や楽器はともかく、こんなに服の音を入れているアニメなんて他にあるのか。この効果担当もしくは音響監督、バカじゃねえの、と思った最大称賛の意味で。そして再視聴でも再感動、最後の「たった今好きになった」でほろり落涙。これは何に泣いているんだろうと自嘲しつつ。
6 話。
学園祭 で箸休め。黄前姉 の動き、滝先生 の事情を明かしつつ次の展開へ。
やっぱりニコ生&安イヤホンだとだいぶ音の情報量が減る感じ。音量小さめにしていたのもあるけど。それでも序盤、あすか 先輩が体育館で話す時のマイクがこもった音質にしてあって、特別品質の良くないありふれた学校備品マイクっぽく演出されていることはわかり、こんな繋ぎ回でも抜かりないんだなーと、それで当たり前のことだけど、思った。でやっぱり音響バカだな、と。