BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

夏アニメ視聴2

引き続き、試聴した順に。

Dr.STONE

突如起こった謎の緑の光によって地球の全人類が石化。意識を持ったまま幾年月を経たのちなぜか石化を解くことができた二人の少年。機械文明が停止したまま三千七百年を経て荒れ果てた原生世界に戻ったその地で、科学少年の知識と体力バカ少年のガッツで人類再建を目指そう、という話のようだ。
「ソウナンですか?」もそうだが、やはりマインクラフトのヒット以来、ゲームでクラフト&サバイバルものが流行り続けているから、同じ題材の漫画やアニメが出てくるもんだな、と思った。実際自分もよくやっているからそう思うだけというゲーム脳
週刊少年ジャンプ連載作品原作だそうだ。好めない画風に納得。キャストの演技も子供向け風で大げさで大味な印象。設定はおもしろいから一応まだ観る。

ナカノヒトゲノム【実況中】

このタイトルなので一瞬今まさにアニメを生配信中なのかと思った。カッコ閉じまでが正式タイトル。紛らわしい。
インターネット動画配信サイトのライブ実況者を集めて何やらする中で再生数を競わせようという謎の回し者による謎のゲーム?の話のようだ。ユーチューバーの流行に乗っかってできたような作品ぽいが、ノリはツイキャスかニコ生配信者のような十代〜二十代の引きニート臭い。
これも津田健次郎、あと監督:大沼心のクレジットで観てみようと思った。設定は前述のようなことだが、作品全体としては「ダンガンロンパ」に似た悪趣味さが充満しており、脚本のテンポも合わない感じでジョークやユーモアのセンスも気に入るものではなく、自己紹介シーンにして既にかったるくなり、半分のところで切った。
たぶん本物の実況者なりユーチューバーなりの配信を観る方がよっぽどおもしろいような気がする。しらんけど。

ダンベル何キロ持てる?

痩せたいのとマッチョフェチの二人の女子高校生がトレーニングジムに通い筋トレするマッスルコメディ。脚本:志茂文彦ということで観てみたが、いまいち。ボケ&ツッコミの間が自分の感性に合わず楽しめないタイプ。そこの合わなさつまらなさが邪魔をして本筋を追えなくなる。元より筋トレというものに興味もないのに劇としても面白く感じないと来たらこの先楽しめるわけがない。最初一見「うちのメイドがウザすぎる!」に似た感じかと思って期待したとこもあったが、まあこんなもんだろう。1話切り。
ファイルーズあい、という主演声優の名前が最も刺激的であった。

魔王様、リトライ!

自分が魔王キャラでやっていたゲームの中にその魔王として召喚された男と使いの子の冒険?みたいな。要するに流行りの異世界転生もの。この設定だけなら オーバーロード とほぼ同じ。これまた津田健次郎主演で、どうやらそれで視聴候補としたらしい。が、津田健次郎にゆるいコメディのノリは合わないと思った。一人ノリツッコミみたいな台詞回しの寒いこと。
オバロの続編はよ、ということで1話切り。

女子高生の無駄づかい

ふつうの女子高生三人を中心とする日常系コメディ。漫画原作。荒ぶる乙女ども と似た感じもあるが、あっちは十代女子の性をテーマとしているらしいのに対し、こちらはダメ女子高生がモテたいどうしようとどうにかするタイプ。謂わば古典的なやつと言えるかも。その令和エディション。
コメディだけに、やはりボケ&ツッコミのやり取りにかすかにイラッと来る時もあるが、これはまだ大丈夫な方だった。主役三人を始めクラスメートのキャラもそれなりにおもしろい。うっすら「のんのんびより」に近い温度感も感じられるところがあった。期待はしないが、注意して次も観よう。

かつて神だった獣たちへ

ある国の内戦に投入された"擬神兵"と呼ばれた特殊軍人たち。獣人やドラゴンなどにモンスター化できる能力で戦線に脅威を奮うも、やがて彼らは人としての理性を失い始める。諸々ありつつの終戦後、元擬神兵部隊の隊長である狼男は、そいつらを自らの手で葬るべく旅をして回る、といった話。
制作スタッフが「ゾンビランドサガ」の人たちということで見た。作画クオリティはなるほどそんなもんだが、やはりこれまた漫画原作だけあってか話はそこそこおもしろい。「ぎしんへい」の語感が「きょしんへい」を想起させて、ん?とは思ったがもしかしたら意識的に似せたのかも。有難みと迷惑さを併せ持つ存在という意味では同じだし。
観続けたいがネット配信はフジテレビオンデマンド独占ということで、3話以降も無料なら観るが有料ならおしまい。

通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?

今期やたらとたくさんある異世界転生もののひとつ。その流派においてスタンダードな、プレイ中のゲームにプレイヤーが入り込むタイプ。ここではそのプレイヤーのお母さんが同伴してしまった、なにこれ?なんでだよ、というお話。
タイトルはどうにかならなかったのか。あとキャラ名その他のネーミングも雑すぎる。ややメタな会話もあったり、主人公のノリツッコミが下手だったり、全体的に狙ったと思われる笑いの要素がことごとく寒い。監督:岩崎良明ということで見てみたが、コメディ演出の狙いはわからなくもないけど、たぶん原作が寒いのだろう。エンディングの替え歌もまた寒かった。原曲ままのカバーの方がましだったろう。ママだけに(超うまい)。
1話切りだな、と思ったが、気になるところで終わった。余裕があったら続きも観るかも。で2話で切る。



以上。
どうやら10作も残ったようだ。いつものように3話なり途中で切っていくものもあるだろうから、最終的には半分残ればいい方だろう。
がっつりハマるような作品はたぶんない。「コップクラフト」が惜しいところ。