BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

エバキュー。ブルーレイ。

序、破、を復習し、Qと、三作続けて観た。どうでもいいやつかと思った若い娘さんが関西弁風台詞を喋ったあたりで、「あれ、このコあいつの妹? ということは何年後とか、そういう展開?」と考え、そしたらまったくその通りで、呆れ笑い。呪いだか呪縛だか、それはズルくないか。などありつつ、大筋は旧版に沿った流れなんだなと理解。
理解? 具体的なことはほとんどわからなかった。

あちこちのレビューや感想をみた。わからない、イミフ、がっかり、だめだこりゃ、的な感想多数。ならばなるほど、これはわからなくていいんだ、と思った。
要するに、主人公はシンジであり、鑑賞者はシンジに感情移入すべきで、そのシンジがよくわからない状況になって戸惑うのだから、鑑賞者もそうなっていていい。はず。何やら宗教じみていたり説教臭かったりする言葉の数々も、シンジが理解できていないのだからこっちもわからなくていい。はず。綾波はなんなの? トウジとかみんなはどうなったの? という疑問もまた鑑賞者とシンクロするもの。で、タイトルが『Q』なわけだし。これでいいんだ。答えは次だ。
しかしアマゾンの高評価レビューには、非常に筋の通った、やたら腑に落ちる詳細な解説が書いてあって参った。それはそれで解釈のひとつに過ぎないだろうけど。当然あんなふうに自分なりの解釈ができるひともいるだろうけど、むしろそんなやつの方がおかしいに違いない。