BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

夏アニメ終3

GANGSTA.

全 12 話終了。
マフィアの四大ファミリーが支配する街、エルガストルム にて、便利屋と称してマフィア周りの仕事などを請け負う二人の男を中心に、四大マフィアと異能体質の人間「トワイライツ」たちを巡って複雑に抗争を重ねるハードアクション系のドラマ。
最初の二話ぐらいは、便利屋の二人が毎回トラブルを解決するような 1 話完結オムニバスの人情系かなーと思って楽しめていたのに、マフィアとトワイライツの登場キャラの数がどんどん増えていって、主役二人の過去の回想話もやたらと入ってくると、6 話くらいで本筋を見失い、9.5 話という総集編で一旦改めて大筋を掴むことができたものの、最終的にあまりよくわからないまま終わってしまった印象。いや、どう見ても終わってはいないのだけど、ニコ生最終話配信直前での制作会社 マングローブ の例のあれもあり、終わりかー、と。
もしも 2 期があるとしたら、観ることは観るだろうけど、こんな感じで観続けるのでは G レコ みたいに何もわからずじまいになりそう。案外、何回観ても自分には理解できないタイプの作品なのかもしれない。
作画面はともかく、キャラデザや作風、全体の雰囲気は好みだっただけに マングローブ の件を含めて残念な作品だった。


のんのんびより りぴーと

全 12 話終了。
小中学生の少女 4 人を中心としたド田舎のんびり日常系シリーズ 2 期。
最高。最終話前に、dアニメストア で 1 期をまた観た。三周目。そしたら最終話、1 期の最終話を踏まえた内容で既視感と新鮮さがダブルで来た。
最終話、カメラ固定で 越谷家 の縁側でのやりとりが数分続くシーンは ハルヒ の「サムデイインザレイン」での部室シーン並みに思い切った構成。おなごたちがやんやバタバタ、兄が来て去り、猫ごろり、と子供の描写ばかりなのに、こういう演出のしかたを観ると、やっぱり大人向けアニメだなーと思う。たまらない。
他の話数では、やっぱり雨と ひらたいらさん の 4 話が印象深い。お好み焼きの回の後は、自分でもお好み焼きを焼きまくって食べまくった。
あとは、多くのファンの方同様、れんげ と 駄菓子屋 の絡む回が好きかも。なんだろう、年齢差とキャラクターのギャップが生む温かみ、とでも言おうか。無愛想同士の絡みでありながら、であるからこそか、なぜかほっこりする不思議。
蛍 & 小鞠 のベタベタな絡みもいい。あれはきっと 小鞠 の鈍感ボケが良いんだな。
でも全体的に魅力の中心はやっぱり、れんげ の可愛さに尽きるかな。勢いちょっと 小岩井ことりさん のファンになりかけるぐらい。と中の人を意識して観ていると、たまに れんちょん 感が微かに薄れる時があって、結構難しい役なんだろうなーなどと思ったり。
など、重ね重ね、最高。懐事情が落ち着き次第、盤を買う 1 期共々。


オーバーロード

全 13 話終了。
サービス終了を迎えたファンタジーMMORPGユグドラシル』の世界内に、サービス終了後唯一のプレイヤーキャラクターとして取り残されてしまったアンデッド魔王系キャラ『モモンガ』、通称 アインズ・ウール・ゴウン が、ゲーム中に築いた自国を護りつつ、終わらない世界で起こる謎を探ってゲームさながらの行動をとりながら冒険したりするへんてこ活劇。
というガワの設定だけで結構おなかいっぱいなくらいたのしめた。下臣たくさん、敵無し、アイテム使い放題と、夢のような状態というか、実際ゲームでそんな無双状態になったらもうおもしろくないはずだけど、問題提起とか アインズ の自己考察みたいな語りの入れ方がうまいのか、無双状態を気持ちよく体験させてくれるような見せ方がおもしろかった。が、続編やる気満々の終わり方をしたこともあり終盤ちょっと消化不良な感じは残った。
たぶん今の、アニメ趣味の頭でなければ観なかったタイプの、本来好みではない作品だったけど、かなりよかった。


赤髪の白雪姫

第 1 クール、全 12 話終了。
珍しい赤い髪を持つ薬剤師娘・白雪、気さくでかっこいい王子・ゼン、ふたりの身分を越えた恋仲を巡って色々起こるラブストーリー。わりとベタなシンデレラストーリーというか、わかりやすいほどに乙女チックな少女漫画風というか、おっさんが観るには恥ずかしくなるくらいに甘々な作品だった。
身分的には本来一般庶民の 白雪 になんやかんやで危機が迫ると王室の側近たちが色々計らって、最後に ゼン が成敗、というのがパターン。ただし 白雪 自身の身の上に関わることは自分で解決させ、その発言力や世渡りぶりで王室関係者に 白雪 という人間を認めさせる、と。登場キャラや状況を変えつつも、ほぼ毎度そんなことの繰り返し。
悪いわけじゃないけど、ちょっと後半はくどいように感じた。分割 2 クールということで、散らかしたまま終わった印象。側近女の 木々 の人となりがよくわからず気になるので、続きも観る予定。