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夏アニメ終了3

恋とプロデューサー ~EVOL×LOVE~

途中まではそれなりにおもしろく観ていたけど、終盤のハデスとの対決に向かうに従って「恋」要素も「プロデューサー」要素も薄まってきて、というかヒロインに付けられたただの属性程度の扱いでしかなくなってきて、ほぼ超能力者バトルものと化していったので、それが本来の目的だったのだとしても、ちょっとついていけなかった。
じゃあ「恋」や「プロデューサー」としてのドラマで終始してほしかったのかというと、べつにそんな願望もなければ理想も考えてはいなくて、ただなんかタイトルとずれているし観たかったものではなかったかなと。
じゃあどこを楽しんでいたのかと問われると、我ながらそれもよくわからない。なんだったんだろう。
「ポテチ姫」というヒロインのあだ名を毎回声優が噛みそうに思えてその危うさと可笑しさを楽しんでいたところはある。ピンポイントすぎる。
超能力、霊能力ものという点で、なんなんだろう、どうなっていくんだろうと単純に見れていた感じもある。漠然すぎる。
金元寿子の声が好きだということもあると思う。だからって要因だとは言えない。
そうだ、たしか、1話からヒロインの名前が無くて、キャストクレジットにも「わたし」とされていて、それはなんなんだろう、何か重要なポイントなんだろうと思って、恐らくその点だけが気になって見入っていたところはあると思う。
が、それは大して重要なことではなかった。単にこの作品の元が携帯ゲームか何かで、この「わたし」はそのプレイヤーキャラで、名前はプレイヤーごとに任意のものだから特定していないだけ、ということを途中話数の段階で調べて知った。だって幼少の頃の記憶がないっていう設定を1話の序盤から持ち出されたら、「あー、だからその幼少時の謎と繋がる名前も伏せてるわけね」って思うだろうに。
結局ヒロインの生い立ちが明かされても最後まで名前は出ず。「ポテチ姫」と呼ばれたその特徴的な名称が印象強く残るのも、本来の名前が無いからだった。
なんだろう、本当に何が良くて観ていたんだろう。でも悪い作品じゃなかった。そんな感覚しかない。



あと、リゼロ2期。まだ続くらしいがここまでの感想。
死に戻り能力があり、それが強力に有用で、物語をよりおもしろくするために死に戻りさせる必要もあるんだろうが、反面それが故に実質的に物語の本来の一本、繋げてきた一筋の話が死に戻りするがために進まないので、それも含めて面白味であることは承知しつつも、ちょっとおもしろくない。じれったい。また戻んのかよと。
ずっとサイドストーリーが重ねられているだけのように感じる。魔女七人が集うところなんかまさに。世界観の真相に迫る恐らく最重要なエピソードではあっただろうけど、七人のキャラクターも担当声優もえらいもんだったけれど、なんかそこそんなに望んでないというか。
あと結局スバル=主人公=その目線に共感する視聴者、それら自身に対して「もっと自分を好きになって」とか、そういうことが根幹のテーマだったのかと思うと、結局結局、見せ方に奇を衒っただけのその程度の話なのかー、と思ってしまった。ここまでは。




以上、リゼロを抜きにして7本。
1話の時と同じ、富豪刑事と魔王学院が良かった。
他は、番狂わせを期待したものは完全に期待外れ、特に何も期待しなかったものはそれなりだった。