BINTA

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21冬アニメチェック1

休んでいる暇はない。いや暇はある。お国公認ぐうたら奨励宣言も出たし。
今期も視聴可能な範囲で片っ端からチェックしていく姿勢。予定。

以下、順不同。だいたい観た順。


裏世界ピクニック

現代っぽい。「くねくね」と呼ばれる不定形な透明のでかい妖怪風の何かが出没する、こちらではないどこか、「裏側」「裏世界」。そこに迷い込んで出会った二人の女子大生?の話。
1話では詳細を説明しない謎世界系。くねくねの倒し方から察するに、シュレディンガー的な認知と存在がどうのこうのややこしい観念系の話っぽい。
月刊少年ガンガン連載作品とのこと。監督のひとがシリーズ構成や音響監督も兼任していて演出面を一手に受け持っているようだ。悪くはなかったけど、劇のテンポというかリズムが自分の好みではなかった感じ。見続ければ慣れるだろうか。
主演は花守ゆみり茅野愛衣で無難な感じ。

アイ★チュウ

男性グループアイドルモノ。男性キャラは美男子しか出てこない、たぶんあっち向けの作品。作風も所謂アイドルモノらしい清純青春情熱系で、例えばキャラクター同士で股間の大きさを気にし合ったり主人公がチューリップ便器に向かって立って用を足すようなシーンなどはない。恐らく今後もない。べつにそういう前期の何か風のを期待したわけでもないし、似ていたら似ていたで不愉快だったとは思う。
とりあえずキャラクターも話も面白いところはない。しかし声優陣がいい感じだから困る。
あと冒頭いきなり OP 主題歌がつんく作曲、大久保薫編曲というハローなクレジットで面食らった。スマイレージぁまのじゃく」や「寒いね」辺りのゆるやかポップス路線を久々聴いた気がする。想起する曲の古さがモベキマス脳。
たぶん切る。

オルタンシア・サーガ

中世ファンタジー世界、隣国の反乱により危機に瀕した王国の話。
いきなり激昂した男が獣人化して王を殺すというアバン演出。出てくるキャラの声も子安、津田で豪華出し惜しみなしのツカミはよかった。
話はたぶん「隠し砦の三悪人」みたいなものだろうから期待は無いが嫌いでもない。主人公の声が細谷佳正でグリムガル感があって良い。
主要声優陣で引っ張るタイプかな。それだけでついていけるかどうか。

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語

剣と魔法とモンスターのファンタジー世界、例によって作品タイトルで概要&初期設定を説明している系。要するにスタート時点からラスボス倒せるくらい強い少年の話。
異世界転生とかではないけれど、最強敵なし主人公で無難な話な気がする。
今期は茅野愛衣が魔女。今期の茅野愛衣は魔女、と言うべきか。
で、主演は花守ゆみり茅野愛衣。とクレジットの並びを目にして気づいて驚き。同期作品「裏世界ピクニック」と同じ二人じゃないか。これはどちらか一作切るなんてできないな。切るなら両方。

天地創造デザイン部

アマゾンプライムビデオ配信。
万物を創り出す神の下請けで様々な動物の設計を考える会社の話。冒頭で作品概要を真面目に説明するナレーションから不安になって、本編はその不安的中、全然ダメなやつだった。
ざっくり言えば、今期続編がある「はたらく細胞」と同タイプと思われる教養含有コメディ。「はたらく細胞」が全然ピンとこない作品だったので、開始5分「似てんな」と認識した直後から楽しめる気がしなくなり、最終的にも笑えるところはなく、最後の5分くらいは苦痛ですらあった。
なんでダメなのか考えるに、たぶん「話芸に長けた人が、他所でウケたのであろう例え話を盛り込みながらトリビア的余計な知識をひけらかしてくる」ような、宴会トークか学生飲み会っぽい、または芸人のミニコントみたいなノリが楽しめないのだと思う。で、たぶん今後も全部この調子だと思うので、無理。
榎木淳弥梅原裕一郎、そして観るべき決定打の諏訪部順一と、声優は捨てがたい人揃いだけど、とにかくこういうコメディは苦痛で無理なので泣く泣く1話切り。



つづく。