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21冬アニメチェック2

2.43 清陰高校男子バレー部

田舎高校のバレー部の話。小説が原作だそうな。形だけのバレー部に真剣バレー少年の転校生が入ってきて、というわりと純粋スポ根風の始まりだけど、少し「星合の空」的な匂いもする。
頭の数字が何を示すかはまだ語られなかった。主人公二人の身長差かな。
福井が舞台で主人公らは福井弁らしき方言で話すけど、ネイティブを知らない自分はこれ合ってんのか?と気になる怪しい訛り方で、たまに気が散る。
主演は榎木淳弥。今期も売れていらっしゃる。

装甲娘戦機

美少女×兵器モノ。レベルファイブと DMM によるゲームが原作、登場する LBX と呼ばれるマシンは「ダンボール戦機」由来とのこと。知らない。
それはそれだが、世界観設定・軍事考証:鈴木孝昭。OP でこのクレジットが目に入った瞬間、嫌な予感。そして本編開始5分、敵が出てきて予感的中。いっしょじゃねーか。何と言うまでもなく。
美少女が聖闘士星矢のクロスみたいなのを纏った上にパワードスーツ風の機械も背負う。その意匠はともかく、主人公の危機を救うために主要キャラ4人がその装甲を纏う、簡単に言えば変身のシーンを、4キャラそれぞれに行う5分くらいのシーンがかったるくてしょうがなかった。救う気ないわこいつら。
ダンボール戦機同様の子供向けなのか。子供向けならこんな作品でいいのか。恐らく先々なにか間違って良くなったとしても艦これ並み、悪けりゃシグルドリーヴァ並みとかそんなところだろう。
まだ終わらんのかと何度も残り再生時間を確認した、くそ長い23分40秒だった。

ゲキドル

少女集団演劇モノ。これはやばい。衝撃、後述。
ひなこのーと」(2017 年)みたいなものかと思ったら色々だいぶ違うらしい。池袋が舞台だが、その駅前に巨大な穴が空いていて、世界は消失現象だかなにか未曾有の深刻な事態に晒されているらしい。主人公が入団を希望する劇団の中にも機械じみた目をした子がいたり。
ただの演劇モノではなさそうだけども、自分的関心の中心はそこじゃない。若手声優ばかりなのかと思ったら花澤香菜の声もあったのでキャストクレジットに注目してみた ED 。その二番手の名前を見て目を疑った。
持田千妃来
恐らくアニメ、声優業界では無名と言っていいはずのその名前、自分にとっては馴染み深い今や古きアイドルグループ「キャナァーリ倶楽部のちーちゃん」の名前ではないか。
メンバーの脱退や結婚やらでグループが自然消滅同然に活動しなくなって以降、早十年か、時折気にかけてブログやツイッターを覗いてはいて、演劇方面での活動も知ってはいたが、まさかその延長でアニメにも進出できていたとは知らなかった。
他の主要キャストは大なり小なり声優として名の知れた人気の方々。その二番手にこの名前が並んでいるというのが何度見ても凄い。
さらに驚きはキャストクレジットだけではなく、ED 主題歌も挿入歌も歌っているという、ほぼメイン級の起用待遇。会ったこともライブ等にも勿論舞台観劇にも行ったこともないけど、なぜか我が事のように身震いした。本当にこれは衝撃だった。過去何年かで一番の衝撃かも。
もう内容なんてなんでもいい。とにかく持田千妃来の声を聴くためだけに観る。

弱キャラ友崎くん

じゃくキャラともざきくん。タイトルロゴにふりがな振ってあって良心的。
暗くてやる気なくて人生負け組を自称しているけどスマブラ風ゲームだけは世界一強い男子高校生が、同じく世界2位の女子に説教食らってリア充目指すラブコメ
高校生風情に人生の勝ち負けとか説かれてもね。おまえらのんきにゲームやっていられるぬくぬく平穏無事な学生生活を送れている時点で相当な勝ち組だと知れ。学生としての勝ち組負け組を言う話ならまだわかる。まだスタート地点から踵が離れたかどうかの年頃なのに、なんで人生なんてでかい枠で語ろうとしたのか理解に苦しむ。
作風としては「彼女お借りします」みたいなもんだろう。悪くはないけど楽しめないタイプだと思う。ヒロイン金元寿子は気になる。
2話か3話で切る。

アイドールズ!

8分(放送枠 10 分?)のショートアニメ。これまたアイドルモノ。老舗シンエイ動画と 81 プロデュースによる新人声優オーディションで選ばれた4名が出演。そいつらがアイドルグループを結成したのでどうにかしようという話。
フル CG で動きは本人らのモーションキャプチャーっぽく、純粋アニメ作品というよりも台本ありきの声優番組っぽい。ダテコー作品に近い、非アニメを観させられている感。あと、アイドルを題材にしたコメディということで前期「おちこぼれフルーツタルト」と芸風がカブるが、あちらの尖った笑いの後クールというのは分が悪いと思う。実際比ぶべくもない。ただ CG の動き、クオリティだけはやたら高いように見えた。
しかしこういうところの誰か一人が後々バカ売れしたりするから青田買い的に注目しておくのも悪くないけどそうなったらなったで後追いできる時代だからべつにいいや。




つづく。




持田千妃来さん参加作でいちばん好きなやつ。

右後ろのギタリストがそのひと。豪快に見えて結構音に合わせている当て振り演奏に発売当時も感心させられたものだ。あー、感慨深い。