BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

冬アニメ戯言 6話7話抜粋

ホリミヤ 6話
告白にしろキスにしろ、急展開への助走とか導火線とか予兆がほぼ全く無い、いきなり飛ぶ宮村がおもしろさの肝だな。それはキャラクターの性格だけじゃなくて、ドラマとしての演出においても、カメラワークも音楽も芝居のテンションすら変えずに急にやる。急に始まるとかじゃなく、日常の静かな波を荒立てることなく流して次にいってしまう感じ。
恋愛モノなのにその演出でいいの?と思ったりするけど、敢えてこれがおもしろいと分かってやっていると思われる感覚も含めて、良い。
堀父や宮村友人が無闇に賑やかだったりふざけたりしているのが、そういう通り魔的演出への目眩ましみたいにも感じられる。


ゆるキャン△2期 7話
なでしこ初ソロキャン出発回。2期はしまりんよりもなでしこが可愛く思える時が多い。不思議と。丸い笑顔がいい。
しまりんのソロキャン講座と言いながら解説ナレーションは爺さん。その注意点を聞いていて、現実的にソロキャンってのはこのアニメの影響を除いても、スマホ時代だからこそ気軽にできて流行り得た側面もあるのかもと思った。
スマホがなければ地図その他ガイド系書物を携行するために荷物がかさんだだろうし、万一緊急時の不安も大きかっただろうし、スマホ以前にネット時代でなければ個人の下調べや準備にも情報集めるのに相当な手間や時間かかっただろうし。あとまだまだ治安の良い日本だから漫画やアニメにできるくらいポピュラーなレジャーになりうるってこともあるか。
しかし都会や社会の喧騒を離れてキャンプに行きたいって奴が、スマホを頼りに喧騒の原因たる人との関わりをそのまま携えて行くってのはなんだかな。現代人の業ってやつか。
ほか、しまりんとなでしこ姉エピソード。しまりん毎度入る茶店や注文する飲食のチョイスがババア趣味で、一人で年越しキャンプして悦に入るようなところも含めて、いったいなにがどんな環境がこの女子高生をこのように育んでしまったのだろうと疑問に思えてしかたがない。
あと、二人が別れていく時の背中同士の去り方が妙にハードボイルドで笑った。


呪術廻戦 19 話
アバン8分。半分近くまできて律儀に OP 。というよりハーフタイムで歌のコーナーな感じ。からの本編 10 分、主にスカイラブハリケーンでおしまい。
Cパートのギャグコーナー要らん。


蜘蛛か? 6話
ミルパンセ、監督:板垣伸は「コップクラフト」の制作陣であったことに気づいた。話がいまいちな割りに観ていられるのはその方々の手腕ゆえか。
主役蜘蛛がだんだん上位の魔物らしく厳つくなるのに合わせて、話もだいぶ異世界転生モノらしくなってきた。


約束のランド2期 7話
ノーマンの鬼無力化薬品セールストーク回。
ノーマン組は復讐、レイは戦争と言った。エマはそこに疑問、和平の道を夢見て悩む。敗戦国の日本人らしい発想と話だとかなんとか言われそうな。
鬼は食べたものの姿かたちや能力を取り込むってことは、納豆食べたらねっとりすんのかね。スカンク食べたら屁がえらいことなんのかね。スイカ食べたら目隠ししたやつにぶっ叩かれんのかね。丸大ハンバーグ食べたら巨大化すんのかね。カップ麺食べたらお湯かけて10分で膨張してぶよぶよになって「いつまで泣いとんや、のびるでー」って注意されんのかね。進撃の巨人食べたら継承できんのかね。
そら絶滅させないかん。