春遅し、既に夏。
今期も視聴選別方針変わらず。一応これまでの決定事項を整理。
決定事項と言いつつ、これもやはり気分次第で変わる。すべてが自由。
前置きおわり。
以下、1話感想。観た順に。
今期は 10 作ずつ。
SCARLET NEXUS
バンダイナムコの同時期発売の新作ゲームのアニメだと。アニメ制作はサンライズ。近未来サイバーサムライエスパー妖怪退治な能力者もの、みたいな。最初から要素が多すぎて飲み込みきれん。敵は「怪異」と呼ばれてはいるが、よくある出自目的不明の謎のやつ。
1話は妖怪退治機関に主人公が友人と入隊、多数のキャラ紹介、大まかな世界観説明、いきなり初戦闘、主人公うろたえ、ヒロインらしき女に救われる、まで。
主人公の家系がこの道の権威であったりなど、他で見飽きた要素がたくさん集まった赤い塊、といった印象。だがすごくおもしろそう。声優の面子はなかなか良い。
2話も観た。敵の容姿が女性体っぽいのと主人公の母親が既に故人ってのは何か繋がりがあるんだろ。いいねーすきすきー。
2話切り。
ピーチボーイリバーサイド
中世のどこか風、人間、亜人、鬼、その他魔物がいる世界。昔話『桃太郎』の桃が実は複数あって桃太郎になったやつ以外にもどこかに流れていたとしたら、な話らしい。少年漫画原作らしい。
なんかしらんがとにかく話が早い。主人公ポン、ウサギ顔の亜人ポン、空腹助けて仲間に、近くの村へ、亜人お断り、でもお泊まりどうぞ、はい翌朝、鬼登場、速攻成敗、でもタイホ、さらに強い敵登場、門番兵バンバン殺害、反撃、と。
話を進めるのに遠慮もためらいもない。作品のテンポとか行間とか、芝居の間とか全然気にしない感じ。説明や解説のために止めることもない。
すごいねー。主人公女子の分厚いおムネもいいねー。
1話切り。
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X
2020 年春期のヒット作、略して「はめふら」の続編。
記念すべきシリーズ第 10 期。前期終幕後、不安要素のなくなった世界でレギュラーキャラたちがどう過ごしているかをひとまずご紹介、の回で始まり。最後に新キャラ登場。子安と戦闘員ぽいやつ。
だいたいは前期から相変わらずだが、見所だった農耕要素がなかったような。見逃したんだろか。
かげきしょうじょ!!
宝塚風有名女性歌劇団のトップスターを目指す研修生的な女学生たちの話。少女漫画原作らしい。話はつまらなそうだが、ちょっと気になる部分があったり、声優がまあまあな布陣だったり。
2話も観た。前言撤回おもしろい。前期「さよなら私のクラマー」と雰囲気が似ている。キャストにほぼカブリはないが。諏訪部順一がカブってるか。
あと ED のバレエな大量キャラ絵に手塚治虫の何かっぽいのを感じた。そういえばその漫画の神様は宝塚市の出身で元々は歌劇好きでそういう絵を描いていたとかなんとか、だっけ。神がそうなんだから後世の漫画絵描きがバレエ絵描いたら神のそれに似るのは当然か。
死神坊ちゃんと黒メイド
触れたものを死なせてしまう呪いのかかった富裕男子とそいつに尽くす黒服メイドの、ラブコメ? 花江なんとか主演。だが、どちらかというとその抱き合わせでヒロイン声優の方を売りたい作品なんじゃないかと。
とってもおもしろくて好きなタイプのコメディでたぶんはけんとるやつだこれー。
1話切り。
探偵はもう、死んでいる。
高校生の、探偵の、途中で寝落ちてよくわからず。
おもしろすぎて気絶した。こりゃこれもはけんあらそいのこうほだなー。
1話未満切り。
RE-MAIN(リメイン)
水球で活躍した中学三年間の記憶を事故で失った少年が再び水球やる話?
MAPPA 。なんとなく気乗りせず観たがさすが MAPPA 。見せ方、話の運び方、ちゃんとしてる、わかりやすい。眠くならなかった。
原作脚本音響監督も兼ねる総監督の西田って誰よ、と思ったら元芸人でフォークダンス関係、つまりダテコーと出自が同じようなひとだった。作家としての経歴を見るにダテコーよりはまともなものを作るようだ。
2話観た。コメディのノリやギャグの詰め込み方がなるほどその人だ 90 年代弱小芸人らしいわと納得。二十数年を経て、兄貴分の人らが亡くなっての今だからこそか妙な味があって悪くないが、数年前や十年二十年前だったらどうだったかな。
成子坂の集大成ライブのビデオの動画。片割れの桶田氏が生前にご自分のアカウントにアップロードしていたもの。この中に西田征史、石舘光太郎の両名も出演していた集団コントがある。
この動画では 52 分~の「名探偵」。コントというかアドリブメインの大喜利風。ここに出演している西田氏の振る舞いが、今回のアニメ「RE-MAIN」のコメディセンスに相通ずるものがあると感じる。というか西田征史がそのひとであると認識して2話を観ながら想起したのがこのコントだった。
うらみちお兄さん
幼児向け教育番組の体操のお兄さんと共演者をネタにした既成番組パロディコメディ。お兄さんらのテレビ向けの陽気な顔と、カメラのない所での素の病んだ顔、の両面をあまり切り分けず、こどもたちに動揺や悪影響を与えながら日々収録が行われる、という話。
教育番組の収録という体で行われているメンタル系の治療の模様のようにも見えた。ディレクターっぽいおっさんは主治医で、周辺スタッフは看護師とかカウンセラーなんじゃないか、とか。
観る前からたぶんこれは合わないやつだろうと確信があった。実際大部分はピンとこないタイプだった。が、ほんの一部、抗えず笑ってしまうところがあった。足を叩いて来た女児にボソッと「奇襲?」とか、歌のお兄さん宮野真守の吹き出し笑いとか。そのほんの数点のプラスが他の部分にも作用して、面白いかもと思えた。
キャストがボス級揃いでクレジットが壮観。脚本の待田堂子もわりと信用できるひとだし、いいのかも。
ヴァニタスの手記
ヴァンパイアの、なんか。主演:花江。色々説明はたくさんあって巻き戻したりしながら観たんだけどもなぜか全然入ってこなかった。
すごくおもしろいこれもはけんこうほだたのしみー。
1話切り。
転生したらスライムだった件 第2期(2)
ギャグ日記を挟んで分割2クールの後半。だが、復活&人化した暴風竜ヴェルドラを中心に今回前半は宴もあったりと日記を引きずったような内容だった。
ヴェルドラ、ディアブロもファミリーに加わって新キャラも来て、キャストクレジットも相変わらずすごい。
そういやヴェルドラの声ってクロコダインと全く同じだなと最近気づいた。
余談。
最近久々に朝からウェザーニュースライブを見るようになったら、15 分に1回くらいウェザーニュースアプリの CM が入るようになっていて、確認していないけどたぶんそのナレーションをやっているのが花江某らしくて、今期も何作かで主演を務めるそのひとのアニメ本業声を聴くたびにその CM での快活な「ウェザーニュース!」の発声が脳裏に走って、イラッとして、気が散る。鼻に付く。
ということで花江主演というだけで不可抗力的に減点対象にしてしまう傾向がある。今期1話切りが多いこととの関係があるかどうかは不明。
榎木淳弥にも似た傾向があるが、副業に遭遇することがないし前期の何作かで株は上がっているのでまだ大丈夫。
あっそ。
つづく。