BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

幸運の大家様 VOL.2

前回19階突破後、十日かけてとうとう20階まで制覇した。


※エンディングと言えるものでもないが一応文字伏せ処理した。


苦難の20階であった。
19階までと違って何をどうやっても大家戦にすら辿り着けない。運が悪いのかシンボル選択が悪いのか、考えすぎなのか。酷い時には3回目の家賃100すら払えず終わることもあった。

最終的には結局やっぱりザロフの大量殺人がセオリーというか、安定する。

・ザロフ将軍
人間種のシンボル。隣り合う人間種シンボルを破壊する。破壊したシンボル1体につき25コイン付与。
・賞金稼ぎ
人間種のシンボル。隣り合う「ドロボウ」を破壊する。破壊したドロボウ1体につき20コイン付与。
・ザロフの契約書(アイテム)
賞金稼ぎが隣り合う人間種シンボルを破壊する。破壊したシンボル1体につき25コイン付与。

・ザロフの大量殺人プレイ(適当な呼称)
上の殺人シンボルをデッキに加えた上で、毎回スピン後のシンボル選択で人間種を積極的に選んで追加しザロフ or 賞金稼ぎの生贄にして高配当を得る、比較的手っ取り早く稼ぎやすい戦法。
注意点としては、殺人者シンボルを複数所持してしまうと殺人者同士で殺し合って共倒れしてしまう可能性が生じること。特に2つを所持した場合、相殺で2つとも消えると殺戮プレイが続けられなくなる。誤って2つ目の殺人者を取ってしまった場合は即座に片方を除去するか、除去トークンが無いならば3つ目を待つほかない。


あと交換装置。
毎スピン、任意に選択した2つの出目の配置を入れ替えられるアイテム。正直ズルい。卑怯だし反則のにおいするし、どれを入れ替えるか毎回長考して1プレイが長引くので極力入手を避けてきたが、背に腹は代えられん。どんな手を使ってでも勝ちたいと思い使った。いや、運良くそのレリックが巡ってきたと言うべきか。


しかし20階はそういった必勝手札を得た上でも大家戦がきつかった。
階が上がるごとに大家戦ではプレイヤーのデッキや特定のシンボルに対して特殊条件(効果の縛り)の付加が増えていくが、このラストバトル、ザロフが対策されて1殺人で1コインしか稼げなくなった。さらに「真上と真下を隣り合っているとは見なさない」も結構痛かった。しょっぱい稼ぎに今回も諦めかけた。

そこへ来て使えたのがまさかのカニだった。カニは同種横並び列でシナジーを発揮するという、要するにスロットというゲームにおいては本来当たり前の平凡な役。1匹での稼ぎは1コインで、カニ同士が同列にあると1匹につき+3コイン。数を集めても同じ横列に並ばなければシナジーは生まれない。数が揃うかどうか、シンボルが巡ってくるかどうかは毎回の運次第。
基本的に普段は3、4匹集められれば良い方。だが、シンボルが20~30あるデッキの中からその3匹や4匹すべてが同じ横列に並ぶのはどんな確率だ。という感じなので、正直勝ち筋に絡むシンボルだとは全く考えていなかった。
ところが、今回も捨てプレイだと思って適当にカニを取っていったらいつの間にか6匹7匹と集まっていて、これが横並びになるや結構な稼ぎになって、もはや空気的には魔王と戦うが如くの熾烈ラストバトルを大いに支えてくれた。

カニ1匹=1
カニ2匹=(1+3)×2 =8
カニ3匹=(1+3+3)×3 =21
カニ4匹=(1+3+3+3)×4 =40
カニ5匹=(1+3+3+3+3)×5 =65

という計算になるようだ。
このカニビンゴを交換装置で揃えていってわずかばかり手堅い稼ぎを得て、家賃 1,500 支払いが迫るあと1ターンのギリギリでなんとか勝った。

人間種を殺したらスピリットに変わる「神殿」を入手できていたので、ザロフ(賞金稼ぎ)殺人→スピリット(6コイン付与)の間接シナジーに助けられたところも大きい。

殺人も人間シンボルの入手が途切れると勝ち筋が綻ぶわけで、その他も含めて少しは戦略的に考えたところもあったけども、結局のところは運ゲー。諸々の選択がたまたまうまく噛み合っただけの勝利。
そしてこのゲームを勝ち抜くために最も重要なことは、執念。根性とも言うのかもしれないが自分はそれを持ち合わせていないので、執拗に粘る意地。と暇。それがあればきっと誰でもクリアが可能。と悟った。


20階突破後はエンドレスモードを継続、またも10億ギロチン自殺を目指す。
前回とは違うデッキを極めたいと思いながら適当にスピンし続け、いつしかクマさんハチミツぱくぱくデッキみたいな方向性に。そしてクマを活かすシナジーを、と考えて取捨選択していった結果、月、猛獣使いという前回と似たような顔ぶれに。月があるなら太陽も、ウサギも使えるということで最終的にこのように固まっていった。

10億に到達してギロチンが発動すると強制終了されメニュー画面に飛ばされてしまうので9億コイン時点で撮っておいた。
木の矢と虹色ワイルドカードは実績埋めのために入れただけ。まだまだ50以上の実績が残っている。大半は「12回目の家賃支払いまでに~」っていう制限付きのやつ。





あと、前回書き忘れたこのゲームの良いとこ。
ただでさえ簡略グラフィック、簡略スロットなのに、素晴らしいことにスピード設定が付いている。しかも部分的に設定が可能。

スピンスピード:スロットをスピンして止まるまでの経過速度
アニメーションスピード:シンボルごと固有のアニメーション動作の速度
カウントスピード:スピンが止まった後の獲得コイン集計の計算速度

4倍速でも相当速くて笑えるが、「即時」に設定するとスピンもアニメーションも集計も省略されてスロット動作は一瞬で終わり、シンボルとアイテムの選択だけを延々繰り返すゲームになる。というかゲームらしい体裁をほとんど失う。
なぜそんなのが MOD でもなく標準装備されているのか。それは10億ギロチン自殺などの高難度実績を目指してみればわかる。デッキの方向性が固まるまではコイン集計動作なども多少参考になるが、固まって必要シンボルも揃ってしまえばあとは目標額を目指してスピンし続けるだけなのでいちいち確認など時間の無駄となる。



さて、大家を倒しきってしまったので張り合いがなくなりそう。
実績埋めのためにたまにはやるだろうけど、もう執念はどっかいった。