BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

カードサバイバル 六人目 (3)

続続、角倉志二夫のサバイバル生活。

嵐に見舞われ続けた日々のあと。



61日目。

暑い。
危うい暑さのために靴と手袋を脱いだ。葉っぱの帽子が壊れてしまったが、資材をケチって代わりを作っていない。
暑いぞジョー。



62日目。

あんなに続いていた嵐が去ったかと思えばきつい日照り。もしや水不足に悩まされるのではと予感し、新たな水源を求めて遠出。西の草原の先に進んで怪しい穴を見つけた。
怪しいものは祟りある神、触れぬが仏。
大した収穫もなく、汗ばかりを流して帰った。


日照りならかえって干物を作るに持って来いだと乾燥ラックを設けて適当に干した。が、そう簡単にどうにかなるものではないのね。



64日目。

予感的中。
雨季が去ったのか四日連続の日照り。容器に貯めていた水が涸れた。あとはビーチで拾ったゴミボトルに貯めたのとココナッツの汁、そして万一の保険の瓢箪の分のみ。

ジャングルは探索し尽くしたが新しい水源は見つからなかった。湿原の水たまりもすくい切った。雨が恋しい。この際また嵐でも構わない。



65日目。

雨は来ず。いよいよやばい。
藁にもすがる思いで未開の土地へ足を伸ばす。

保湿に足るものはろくに見つからない。
コブラに遭遇しうまく仕留めたが、連続でもう一匹出てきて嫌な予感がして逃げた。


やっちまった。
コブラから逃げ、場所を変えた先の探索で大トカゲに遭遇。暑さと渇きに冷静さを忘れたか血迷ったか、無難を忘れて考えなしに槍で先制一突き。ヒットアンドアウェイ、と退きかけたところを猛烈にやられた。兄と同じ轍を踏むとは、なんて馬鹿な。

すぐに帰宅し備蓄のわずかな水で消毒、包帯で手当てをしたが、傷は深い。


夜になって体調を崩し発熱。包帯づくりと傷の手当てに精一杯で解熱の薬草の採集を忘れていた。夜が深まると共に熱は上がり、寝ようにも寝られない。


動悸が激しい。

薬草が要る。

採集に行かねば。

松明に火を。

小屋を出て囲いに入った。




やれやれだジョー。
いや、がんばったジョー。兄の5倍生き延びた。
あのあと日照りが何日続いただろう。傷が無かったとして、あと何日生きられただろう。どんな選択も間違いではなかったさ。毎日が未知の日々はいつ終わったっておかしくなかったさ、ジョー。


二夫「ジョーって言うな。」


カードサバイバル 六人目 (2)

続、角倉志二夫(かどぐらし・ジョー)のサバイバル生活。



36日目。

食糧豊富、体調万全、油断大敵、先行不安。
無難に無難に。石橋は叩き壊して渡るべからず。



38日目。

憎きウミヘビを久々に討ち取った。
いいぞジョー。運だぞジョー。調子に乗んなジョー。


そらみたことかジョー。



39日目。

天一過。少し足を延ばして西の草原を散策。
用途不明なものを幾つか発見する中、料理に使える唐辛子も発見。だが、唐辛子以外の食材具材が大して無いのでとりあえず放置。



40日目。

また嵐かよジョー。


午前中は小屋に籠もって繊維ひも作り。
を経て、午後は天気が落ち着いたのでビーチの先の岩場を探索。エビを発見。小ぶりで腹を満たせるものではないらしい。

手にしたエビを観察しながら歩いていたら(歩きスマエビ)、ウニを踏んだ。ココナッツのサンダルのおかげで怪我はしなかった。そして拾った。

帰って焼いて食った。
うまいが大して腹が膨れるものではなかった。飽食社会の中でこそ重宝がられるものだろう。空腹という最強スパイスの常時バフ(またはデバフ)が効き続けるこの世界で、美味は無意味。と悟る。



41日目。

悪天が多く出掛けづらいので糸紡ぎ系作業が捗る。
紡錘器というのを作った。手のみでは繊維2→ コード1を紡ぐのに対し、これを使えば繊維3→ コード2ができて、わずかに生産性が良い。


小雨の中散策に出掛けたら、初めましての方に遭遇。
一見して危なっかしいので一目散に逃げた。

逃げた足でマングローブ林は回り尽くした。


その夜

また嵐。

寒すぎて死にかける。
対策の打ちようがない。ナムサン、寝る。



42日目。

凍死することなく無事活動し、石の斧を使い尽くした。
新たに火打石の斧を作った。
超低速で進歩していけている気がする。



43日目。

ジャングル奥の湿地を回り尽くした。



44日目。

湿地から持ち帰った泥から粘土を作り、粘土で窯を作った。
焼ける物を入れて火を入れてみたが、火力が弱い上にしばらく燃し続けなければならず、そのための燃料などまだ準備不足っぽいので、一旦放置。



46日目。

前日にまたも到来した嵐が吹き荒び続け、出掛けづらい。屋外作業も厳しい。小屋内で糸を紡ぎ、機織りで布にし、シャツを作ることができた。しかし前日に葉っぱのスカートが綻んで散って、下は丸出し。


日暮れ、フルチンで外に出たら風は止んでいた。
物は編みカゴの中に入れておけば風に飛ばされることはないと思っていたが、カゴ自体が飛ばされるとは。予想外、いや考えてみれば当然有り得ることだった。

家畜を飼えるらしい「囲い」を以前作ってしかし家畜がいないので手に余っていた。嵐の前にやけくそ気味に失いたくない資材を適当に囲いに放り込んでおいたら、被害はなかった。ということで編みカゴ類も囲いに運び入れ、その他大半の資材や野外利用アイテムも入れ、クラフトや調理など拠点活動は囲いの中で行うことにした。
嵐がこんなにしょっちゅう来るなんて。



47日目。

またも嵐の中、レザーグローブを作ったら皮製品を色々作れそうな気がしてきた。



50日目。

一日置きに嵐に見舞われる。
住処の海辺だけではなく、他の周辺地域にも嵐の被害があるので、天候が少しでも回復した日にはソリを引いてあちこちに放置したままの物資を回収してきてこの囲いの中に運んでいる。
今のところ囲いの中に嵐の被害が出たことはない。



52日目。

嵐のたびに凍える夜を越えつつ、少しずつ活動領域を広げている。



55日目。

本当に一日置きのペースで嵐が来る。
水には困らないが、小屋の屋根が頻繁に壊れ、ヤシの葉の調達に追われる日々。調達に出掛けづらい日にはやはり糸紡ぎと裁縫作業。で、皮靴ができた。歩くにはいいが暑いようだ。


またも嵐でまたも屋根が壊れ、資材は足りたが暗くて修復作業が不可能。
空いた穴から吹き込む風に凍えて寝るに寝られない。

囲いに移動してたき火で暖を取る。
兼ねて作っていた松明にも初めて火をつけて、これを小屋に持ち込み、その後なんとか寝付くことができた。



57日目。

久々に雨の止んだ日、遠出した先で負傷。
サンダルがもう壊れかけでウニ針にやられた。


ガッツリ踏んでどっさり刺さった針を一時間ほど掛けて抜き取ったのち、ソリと足を引きずって住処に戻り、長い悪天続きの日々の中で作り置いた布を使って包帯を作り、ウニ傷を手当てした。
しばらくは激しい運動は避けることだな。とは主治医の言(妄想)。



59日目。

歩き回れないので住処内での作業と休養を続ける。
とはいえ動いて、畑を開墾した。種はあちこちで収穫したのがあって、使えるかどうかわからないままに蒔いてみた。水さえ与え続ければいいらしい。降水が多いのは幸か不幸か、降水頼りで手ずから水やりするのを忘れてしまいそう。


うっかり傷のことを忘れて出掛けて気絶しかけたりもしたが、なんとか治った。



60日目。

二ヶ月。生き延びたなー。
水は相変わらず雨水で事足り、食糧については不思議なことに囲いの中に入ると毎回のようにカモメがいてデイリー鶏肉を恵んでくださる。ほか、魚、ウミヘビ、カニと海産物が中心。サルはたまに得られるごちそう。


生き延びたなジョー。まだいけるのかジョー。



つづく。

カードサバイバル 六人目

角倉志二夫(かどぐらし・ジョー)

一夫の弟。四十代、会社員。
例の無人島五人目の死者となった兄の後を追い~云々

などと前回に続くでっちあげストーリーを適当に書き連ねることは容易いが、連載小説仕立てにしたいわけでも物書きになりたいわけでもなく、あくまでもプレイ記録なので、前置き省略。
勢い小説風味に書き始めたら妙に文が乗って先々かなりの長文になってゲーム本編がおろそかになって本末転倒しそうな気がしたから趣旨を正したというわけではない。


兄の後を追い鰹つゆ。
次男ジョーの無人島生活が始まるのだった。



1日目

出落ち。平凡な会社員だもの。しっかりせんかジョー。
ジョーって呼びたいだけ。ではない。



6日目

野草茶を幾らかすすって初日の怪我は完治した。



8日目

兄や先達の遺した記録を頼りに、無理をせず安定した暮らし。



12日目

順調順調。
寝ると腹が減り喉が渇く。寝る前にしっかりと食べ、起きたらまた食べる。そのために毎日ある程度の食糧確保が必須となる。それを心得て行動していけばまだまだなんとかなりそう。狩猟が空振らなければの話。



14日目

兄が息絶えた12日を余裕で超した。
まだまだ何かと不都合は多いが、一日一日を健全に生き抜くことが大事。


雨の日には虫が出ないのでジャングルを探索。晴れたら浜辺を探索。
住処に時折やってくる鳥を仕留め、海で魚を捕り、ココナッツで口直ししたり、水は雨水を貯めて、といったようなことをルーチンのように繰り返した。



25日目

雨に恵まれ、周辺探索も進み、兄の生きた倍の日数を超えた。
雨風日照りをしのげる簡易な小屋もできた。まだまだ余裕がある。



27日目

ジャングルを抜けた先、草原に出た。
しかし住処から少し遠く、適当にほっつき歩くのは怖い。
無難に、すぐに引き返した。



30日目

ひと月になるか。よく生き延びたものだ。
色々とやれそうなことは思いつくが、食糧確保が心許なく、狩猟ルーチンのためにその他資材の確保やクラフトが思うように進まない。だが焦ってはいけない。無難に。

前日、イノシシに出くわした時、兄のように立ち向かうことなく即座に逃げたけれど突進をかわせず軽い傷を負った。余裕なんて生存性バイアス。無難も綱渡りなのだ。


葉っぱの包帯で夜には傷が治った。



32日目

朝起きたら大雨。
しかし今日明日の食糧が不足気味。風雨の中ジャングルを進むと一帯を探索し尽くした。収穫はいまいちだが引き返すことにした。天候と疲労のせいで時折進めなくなることもあった。酷くなる前に帰途に。


その夜

強風が住処周辺の浜辺を襲った。
魚を焼いたり食事はなんとかなったが、風の被害を案じて幾らかの物資を小屋の中へ仕舞い込んだ直後、猛烈な風で行動が遮られ、外に出しっぱなしの資材が吹き飛ばされ始めた。
乾燥ラック、機織りはほぼ未使用のまま失ってしまった。

風が一旦弱まったところで残る資材をなんとか確保しようとカゴや小屋に入れられるだけ押し込んだが、闇と風よりもそれらの容量の小ささに泣かされた。
渋々自分の身に持てるだけのものをずっしりと抱えて小屋に這い入って、あとは強風の音に怯えながらもうどうにでもなれと不貞寝。



33日目

朝。天気はぐずついたまま、しかし強風は止んでいた。
葉っぱ造りの小屋は当然傷みが来ていた。


外に出て被害の確認。
火おこし器を失った。また作ればいいが、長らく使い込んだ愛機だった。


同日午後

昼に海での槍漁でウミヘビに噛まれて毒をもらった。
解熱の薬草を取ってきたが、その採取行動により発熱、夜になって危ない気配が。このサバイバル始まって以来のピンチ。

槍の技量は上がっているはずなのに、なぜ初期に難なく捕れたウミヘビに今になってやられたのか。慢心、環境の違い・・・。

どうしたジョー。負けるなジョー。



翌朝

薬草が効いて持ち直した。


って、おい。

どうしたジョー。なにやってんだジョー。


同日午後

ソリができた。
これで他の場所からたくさん資材を運んで来れるぞー、と喜んだのも束の間。ソリにたくさんの物を乗せると重いソリができあがる。それを引くのは自分であり、たくさんの物を持てない自分にたくさんの物を乗せたソリを引くのはしんどい。当たり前の自然の理だった。

重いカゴを背負って歩くよりは多少融通が利く、だろうか。使いようか。



35日目

二~三週間くらい見かけなかった飛ぶ食糧、もといカモメが久々に飛来した。


続いて逃げる肉、もといサルもお越しくださった。ゆっくりしていってねっていうかさせてあげるよ。


計らずも食糧が充実したおかげでビーチの探索がはかどり歩き尽くした。



つづく。

カードサバイバル 五人目

角倉志一夫(かどぐらし・かずお)

自称冒険家。四十代、無職。
ある無人島への取材に旅立ち消息を絶ったテレビ局関係者Yと付き合いのあった男。「例の無人島に行ってみる。二週間経って俺が戻らなかったらまあ笑ってくれ。後を追って探したりするな。」といった言葉を残してYが連絡を経って一ヶ月。
中略。冒険家の血が騒ぐ。Yを探しに後を追った。


・・・・・


前例四人の報告書の内容通り、島に着くと準備してきた物資はなぜかすべて消えていた。冒険家の血が騒ぐ。そう来なくてはとばかりに意気揚々と原子生活を始める。

調査・報道されていたYの9日間の生活の様子から学び、まずは5日、問題なく生き延びた。よくよく自分の体を見ると素っ裸ではなく、なんなりと身に着けているものがあった。

◎左パネルのキャラクターアイコンをクリックすると装備が確認できた。
水とわずかの食糧を入れた小物入れがあることに5回目のプレイで初めて知った。サンダルはこの5日目までに作った。



中略



8日目

Yが苦しんだ9日が近いが、ここまでは順調。
水は雨水に恵まれ、食べ物も問題なし。

冒険家の血が(
なんて余裕が生んだ慢心。

酷い手傷を負った。
鳥や猿を楽に狩れるようになったので、森で見かけたイノシシもいけるだろうと槍を振るった。が、自然を怒らせてはならない。こちらの軽々しい一手に激怒した奴の反撃、突進をかわせず手痛いしっぺ返しを食らった。

急ぎジャングルで拾集した葉で包帯を作り応急手当。
しかし腕の骨折がきつい。慌てて副え木の作り方を考えたが(研究)、すぐには作れそうにない。何を作るにも、行動するだけで激痛が止まない。



10日目

副え木はでき、痛み止めの薬草も湯に煎じて飲んだが、相変わらず激痛が止まない。少し動くだけで疲れてしまう。傷はともかく、腕の骨折が治らなければお先真っ暗。



11日目

痛みと不快感から嘔吐するようになった。熱も出ている。
食糧、水、明日・・・。

























カードサバイバル

Card Survival: Tropical Island

偏屈ゲーム好きな人々の間で局地的に人気らしいサバイバルシミュレーションゲーム。ビジュアル、UI がチープ、雑なスマホゲー感、全体的になんか、といった理由から、存在を知った時に食わず嫌いの拒否反応が出て敬遠しかけたが、デモ版があったのでちょっとやった。ひと月ほど前の話。
デモ版は日本語無しで英語でのプレイだったが、それなりに進めることはできて感触は掴めた。買ってもいいかなとも思った。その後、諸々中略な日々を経て、昨日セール価格になっていたので買った。


イントロダクションも何もなく始まる無人島サバイバル生活。
前置きや話の流れは昨今他のゲームでおなじみのそんな感じですよわかるでしょ、とでも言わんばかり。浜辺からスタートして、移動、採集、クラフト、研究、体調管理など、プレイにまつわるすべてをカードの収集&選択で行う、カードやアイコンの動き以外にまともなアニメーションなど一切ない作風。だがそこが良い。いや、それで良い。

基本はローグライクサバイバル RPG 風味。
キャラクターの移動や動作が完全省略されていることでゲーム性は生存と生活の行動のみに振り切られている。純粋なカードゲームというよりは、昔のゲームブックの進行状況をカードで管理するような感じ。
カードの一手が一行動、つまり1ターンみたいなものなので、見方を変えればこれは Wild Darkness のゲーム性にも似ており、正直その感覚で気に入ったところはある。

ローグライク、パーマデスで死んだら終わり。
育ててきたキャラクターデータはロストするし、次回プレイには何も引き継がれない。前回プレイで得たプレイヤーとしての知識は次に活かせるが、多少カードドロップ運があるので同じプレイができるわけではない。
何もわからずに始めると非常にシビア。だが、ある程度類似ゲームを経験していれば、ただの石や木に何ができるかは多少想像が付く。その想像や予想を頼りにカードを重ね合わせたり適当な選択をしていけば、なんとなくやっていける。
反面、「あんなアイテムがあればあれができそう」という知識はあってもそれの入手方法が一向に判明しなかったり運悪く入手できなかったりすることもあり、もどかしくもがき続けることもある。いや、そこが面白さだろう。ネットを探れば解決策や解答は容易く見つかる。それじゃあ面白くない。サバイバルシミュレーションなんだよ。「わからない」によりリアルに惑い、「何をするべきか」をよりリアルに考え、体調の不良に飢えに渇きによりリアルに苦しむ。
カード形式の疑似表現だからこそキャラクタービジュアルで見せるのではない、自分好みのイマジナリーサバイバルが楽しめるというもの。


なんて話は毎度のことどうでもいい。


これ、ところで、久々にプレイ記録を書きやすいゲームかもしれないと思った。

まずは初回プレイ。
開始時に選択可能なプレイアブルキャラクターはゲームを進めていけば増えるらしいが、最初は「ハンター」というひげおやじのみ。

で、そいつの結果。

英語デモ版を経て、日本語初プレイ。
生存3日の脱水死。恐らく全プレイヤーの半数がそんなもんだろう。
『ジャーナル』って何かも知らず開かず、どこをスクショするべきかなんて考えもプレイ記録を書くつもりもなくやったのだった。

人は彼を『プライ丸』(姓不明)と呼んだ。



二人目。



プライ丸の消息を追ってきた『セカン堂』(姓および血縁不明)。
一日長くは生きたが同じ脱水死の轍を踏んだ。



三人目。



クモに噛まれかけたけど大丈夫だったサードさん(本名、素性不詳)。
やはり同じように脱水死。海以外の水場はないのかと嘆きながら海水をすすり右往左往、ジャングルの中で息絶えたとか。



四人目。









初の7日、一週間を超えて9日を生きた『ヨンちゃん』。
ドキュメンタリー系テレビ番組制作スタッフ。本名不明。勤務先テレビ局があだ名の由来とのこと。担当番組絡みで得た情報を元に戯れにサバイバルを始め、湿地を見つけ水場を探し当てたり、猛禽や獣を果敢に仕留めたりと、過去三人よりも順調かと思えたが、三~四日で息絶えた先立の僅かな情報だけでは如何せんテレビ関係の都会人、長くは持たず前例にならって脱水死。

6日目に足を骨折、試行錯誤時間を掛けて副え木を作ったものの既にその時その足では水を求めて進むこともままならず、後は語るべくもない結果となった。



みたいな感じで、その場の思いつきのでたらめ文を入れつつ何か書いていくかもしれないし、これが最終回かもしれない。

サブタイトル「Tropical Island」と付いているのは、同内容でテーマや舞台の異なる続編の発売が決まっているかららしい。次回記事を書くのが先か、続編の発売が先か。はたまた続編を待つまでもなく飽きるのが先か。