BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

うつつ雑感 2310月の2

鳩が部屋に入ってくる夢を見た。

前段の流れは思い出せないが、窓が開いているのに気づいて、窓の外から鳩(たぶん鳩だとは思うが鳩ではない同程度の大きさの別の鳥かもしれない)がくちばしで窓をコツコツ突いてきて(いるような気がして怖くて)窓を閉めた。ヒッチコックの鳥のような恐怖。夢の中ではそんな具体的な感想は持たず、それは今思った。
窓を閉めたんだが、既に1羽が窓の内側に入っていた。驚く、そりゃ驚く。外に出たがっている風なそいつを逃がすために窓を開けたら、外の奴がそこから入ってくる方が早くて、都合3羽くらいが部屋の天井バタバタ。でも結局バーッと出ていったが結局あと1羽が残ってなかなか出ていかなくてもうーどうしようー、
って後は覚えていない。

これ、夢で初めて見るものではない。
大昔に住んでいたところで実際にこれに近いことがあった。何かで数日不在にして、帰ってきたらベランダのない部屋の小窓が開いていてそこから鳩が入っていた。っていうことが二、三回あった。
鳩、何されるでもないし、実害と言えば糞が嫌なくらいだったけど、やはり自分の住処、テリトリーに侵入されるのは穏やかではない。うすらこわい。

「鳩が部屋に入ってくる夢」は、幸福がもたらされる夢だとかなんとかで良い夢なのだそうだ。『鳩=幸福の象徴』+『部屋=自分』からの安直な連想じゃねえか。こんなのを占いと呼び商売にしている奴、なんなんだうらやましい。
一方で、「鳩を追い払う夢」は、やはりこれも安直に幸せを拒否する夢だそうだ。まじかー。追い払っても逃げたかどうか不明なまま終わった今回のは、どんな兆しで何があるだろう。
ちなみに鳩の他に、何らか虫も入ってきていたような気がして、思い出すにおいて伴う妙な気持ち悪さはそっちの影響がでかいかもしれない。


以上を下書き保存したのが十月二十日頃。
その後、生活に特段の変化なし。




バトラーはみがき&エフコートの生活、三ヶ月。
特段の変化なし。
くさび状欠損が埋まるわけもなく、虫歯部分の黒点が消えることもなく。
月に一度くらい、どこかひどく痛むこともある。
これを、使用以前と変わらない=進行を止めており効果ありと見るべきか、何ひとつ治らないなら効果なしと見るか。あくまで虫歯予防の薬剤だし、一度損じた歯は容易に治療できないこともわかっている。
もう三ヶ月続けてみる。



おえかきのしすぎで右手親指先端の感覚が麻痺している。
以前、アイパッドのペンシルの時にはこんなことはなかった。XP-pen のペンが合わないのかもしれない。ただの加齢によるものかもしれない。
ペン横に付いているボタンはどう使うのがベストなのかわからない。誤って押す確率がとても高いのでできれば無い方がいい。
その点でも XP-pen のペン、合わない。




前回の追記。

ミュージシャンや芸能人は老いて醜態を晒すくらいなら、若く美しい時に早世した方が後々まで美しいままに語られるからなるべく早く死ぬべき。べきとまでは思わないにしても、常々、例えば毎年五月の終わり辺りによく思う。訃報が出たその日その瞬間その時は非常に残念に思うけれど、ZARD は、hide は、尾崎は、だから伝説化し得たんだよなあって。

長生きすれば当然老いるし、皺、白髪或いはナニ、または太ったり枯れたり、誰しもどんな美しさも失われていく。外見のみならず、時代の中で業界の中で、思想や金銭事情にこねくり回され、若くして青くも尊大だった人間性が多かれ少なかれ薄汚さを帯びていく。みにくい。

そして犯罪。生きていなけりゃ犯さなかった、バレなかった、被らなかった。かもしれない。田代やチャゲアスやピエールやなんや、どれだけ輝いた実績も罪を犯せば汚れてしまう。こんなあいつは見たくなかったって。最近ではJの一派も最たるもの。直接的な汚れでなくても長く続けていると何かしら降りかかる。

また作品も、結局誰だって好みや趣向は大きく変えようがないし時代にも大きな変化がない以上、マンネリ化していく。早世すれば、残る作品はわずかでも、いや数が少なければ少ないほど、たったこれだけでこの伝説、少ない中でやっていることを、時に過大に評価される。新鮮味のない新作が惰性で作られ、コアファンにしかウケずにがっかりなんてこともない。
本人にとっての人生が終わることを除けば、早世して損することなんてほぼないと言える(言ったら怒られる)。

櫻井敦司、57歳。ステージ上での最期。そりゃまだまだ何かとできた歳でもあっただろうけども、若さでやれることはひと通りやりきった歳だったんじゃあないかね。言い方は悪いが、人間的には十分に生きた歳だったんじゃないか。
つまり、近年のミュージシャンとしては早世の方だけどひと一人としては十分に生きた。そして姿としても生き様としても世に知られる汚れはなく、美しいままに死んだ。良い時に死んだと言っていいんじゃないか。言うな。

こんなことはまた更に言ってはいけないが、個人的には、同系列の超大物バンド某 X (伏せ字。グループのイニシャル)のボーカルこそ、早世してりゃあよかったのになあと思う。何年経ってもアルバムが出ない、誰得のカバー曲ばかりソロで歌ってバンドでの活動をしないなら、バンドのボーカルとしては死んでいるのも同然。何のために再結成し、よそのギタリストを加入させてまで存続させてきたのかわからない。
昔、YOSHIKI がMステだったかに単独出演して、血の雨が降るみたいな演出の中で「UNFINISHED」をピアノソロで弾いていたことがあった(自分の記憶が夢でなければたしか)。それを観た時、TOSHI を失って悲しみの中ボーカルのない『未完成』の曲を一人弾く、みたいなイメージに見えて泣けた覚えがある。
T . . . ボーカルのひとが本当に早世していたら、X(伏せ字。グループのイニシャル)の曲はどれも今よりももっと名曲感が高かっただろうなあ。今はあんまり聴きたくないとすら思う。

っていうようなことにならなくて BUCK-TICK は良かったなあ。
って言ったら確実に怒られるから言わない。
ここは誰も見ていないから、よかったなあ。