BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

秋アニメ視聴3

厨病激発ボーイ

いちいち演出掛かった台詞や仕草で周囲を引かせながら自分達の世界を突っ走る中二病男子4人のヒーロー部に引き込まれる転校生眼帯女子の、日常系?
女子無駄 の ヤマイ が面白かったので、そのノリを期待して観た。わりとそんな感じだったが、本編中の8割の時間 ( ゚д゚)ポカーン としてしまう。ヤマイはワセダというツッコミがあってこそ可笑しかったのだと再認識。ここでは男女逆で転校生少女がツッコミだが、役柄上まだ戸惑いもあってやや足りない。
と思いつつエンディング見ていてびっくり。その少女役、バカ の 赤﨑千夏 だった。
切るかもしれんが一応継続。


歌舞伎町シャーロック

新宿歌舞伎町を舞台にした異色推理探偵もの。ご存知の歓楽街だけに主人公たちの拠点はオカマバーで、ゲイやらキャバクラやら水々しい要素は当然満ち溢れている一方で、有名な寄席が近いためか推理落語という油を混ぜこんでいるのがおもしろい。落語好きな人にはむしろ好まれないかもしれないが、早々に「下手だけどね」と断りを入れてくる用意周到さに感心した。
 キャラも作画もテンポも揃って良い感じだし、なにより昨今良作の目印と言ってもいい諏訪部順一が出ているので安心。しかもどぎついオカマキャラでのっけから OP 曲かと勘違いさせるおかしな歌唱披露にツカまれた。
強力に継続。


アサシンズプライド

U-NEXT 独占配信。視聴対象とした理由は忘れたが、毎話一週間のみ非会員でも無料視聴可能とのことで観てみた。たぶんキャストに惹かれたのかも。
世界観、設定およびメインキャラの関係性が短くまとめるにも大変ややこしい。その上ドが付くほど作風も演出も演技もベタにヲタ臭い。お嬢様、従者、メイド、暗殺者、と。開始2分で観る気が失せたが一応1話通して観た。
佐倉綾音が出ていた。それ目当てだったかも。を含め、意外に観ていられる内容ではあったが、なんか、なんだろう、好まない要素たっぷりなのに無理して観る必要ないな、と。
1話切り。


無限の住人 -IMMORTAL-

アマゾンプライムビデオ、オリジナル作品。
人気漫画原作とのこと。古き戦乱の時代っぽい日本らしきところを舞台に、父母を惨殺された娘が不死身?の凄腕剣士を用心棒に仇討ちを目指す話らしい。和製「レオン」て感じか。というか大昔から復讐劇としてはよくあるものだろう。
 作風としては冒頭から首や手足がスパスパ斬られ飛び、以降も地上波では放送できないであろう画がわんさか遠慮なしに出てくる、まあ悪趣味なタイプ。だが話の根幹はそう悪趣味でもなさそうなので嫌な感じはしなかった。
監督の趣味か原作がそうなのか、黒澤明作品のような演出や黒澤と同時代の日本映画を思わせる語り口がいくらか垣間見られて、そういった点はよかった。全体的に海外のアニメファンやコアなアニヲタが好みそうな作品だと思った。中途半端な自分はまだなんとも判断できないところ。
 主演が津田健次郎佐倉綾音。それで観ようと思った。この二人とも好きな声なのだが、諏訪部順一のように「このひとが出てるから間違いない」と決め手になる声優ではない。出ているからって観てみてもダメなことも多い。
とりあえず継続。

鬼滅の刃

先のシーズン、2クール放送だから春からだったか、同僚の若者たちに自分がアニメ好きだと知れるや「あ、じゃあ鬼滅の刃見てます?」と何人かから言われ、その度「いいえ」と返し、それでも尚興味を持たずスルーしてきた。話題作食わず嫌い。だが、この度2クール全話終了の折、なにかの流れで観てみようと思い立ったので、観た。
 結論から言って、それなりにおもしろかった。でも斬新さはあまりない。ベーシックなストーリーは ジョジョ のようで、復讐劇としては 進撃 などを思わせ、時代設定などは 甲鉄城のカバネリ に近い。他にも色々あるけども主立ったところはそのへん。おもしろいけどもだいたい先が読める、あまり意外な展開のない話だった。
作画は良かった。漫画がそのまま動き出しているような、作家の筆跡が動いているような線に見入った。反面、その凄い作画、動画へのこだわりの犠牲となったのか、1クール後半あたりから全体のテンポが悪くなっていったのがとても残念だった。アバンでの前回振り返りはともかく、BパートでのAパート振り返りや回想、過去放送シーンのバンク使用、やたらと次の展開を引っ張る演出が増えていったのは、一話ごとの作画カロリーを減らすための処置だとは思うが、時折非常に苛立たしく感じることもあった。
 何が一番の魅力だったのだろうと考えると、恐らくキャラクターだと思う。とりわけ炭治郎と禰豆子という兄妹は、親類でありながら敵対的存在のはずが互いに最大の味方という関係性、他の同類同胞にとってはどちらも恨めしい存在という複雑な立ち位置が良い。その流儀の素人のはずが実は血筋ルーツが達人でその才覚を受け継いだ特異な力を持っている、っていう主人公設定はもう見飽きた感あるし、禰豆子が身体サイズを自由に変えられるとか呆れるほどズルい設定も多いけれども。この二人と冨岡義勇の位置関係は、テガミバチ のラグ&ニッチとゴーシュの関係に似ていると思った。他、鬼舞辻無惨はこれ完全にディオだろう、と思った。柱の人数、十二鬼月って、全部の戦いを描くのにどれくらいの年月かかるのだろう、と思った。その点では 聖闘士星矢 的な要素もあるような。
 キャラに対し、参加声優陣の豪華さにも驚いた。そんなところにそんなひとを持ってきたらこのあと続編あった場合のキャスティング大丈夫かと心配になるほど。諏訪部順一が出ていたのもよかった。これは観るべき作品だったと確信できた。
あとは善逸がうるさくて嫌だった。胡蝶しのぶがいやな女で嫌だった。柱が全員変人で嫌だった。内山昂輝がものすごく最近どこかで聞いた声でどうかと思った。

秋アニメ視聴2

戦×恋(ヴァルラヴ)

ハーレムもの、内向的偏屈主人公、怪物退治バトル入りラブコメ
声優陣に惹かれて観てみたが、残念。ラブコメのラブには興味ないし、コメの方はひどくセンスがずれている。少年コミック誌の漫画原作らしいが、今の少年にはこんなのが受けるのか。肝心の声優にも特に感想は持たなかった。
1話切り。


アフリカのサラリーマン

けもの擬人化系、人間社会的世界観の上でのサラリーマンアニマルたちの日常系コメディ。
作画はCGが多め、描き文字が出てきたり、動く四コマ漫画といった風情。
おもしろいところがないこともないが、やはり微妙に面白の感覚が合わない。十年前なら斬新に感じたかもしれない。
1話切り。


警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-

タイトル通り、特別部署の特殊な刑事たちの活躍を描く刑事もの。アクティヴレイド とか ダグ&キリル とかと似たようなものだろう、好きなタイプではある。が、古くからテレビドラマにもあったものであり、やや食傷気味にも感じる。
ひとまず特別ダメな点は窺えなかったので一応継続。
主役二人の声優、もしやと思ってキャストをチェックしたらやっぱり、下野紘津田健次郎。上の アフリカのサラリーマン の主役級若手コンビと同じ二人で、そんなことあるのかいいのか、と思った。


Z/X Code reunion

少女だらけの学園バトルもの、対異星人もの、とかそんな感じ。タイトルから寒いソシャゲ臭がしたが、どちらかというとエロゲ的な内容か。
声優は良いが、キャラも話も美少女アニメヲタが好みそうな痛々しい作風で早くもついていけなかった。途中寝落ちした。
1話切り。


スタンドマイヒーローズ PIECE OF TRUTH

麻薬捜査班の方々の逆ハーレムもの。視聴対象選別時に拒否反応はあったが、刑事ものっぽいので観た。上の トクナナ みたいなものかと思って。
しかしキービジュアルそのまま、ルックスも喋り方も苦笑してしまうほど BL 風の美青年だらけで拒否反応大正解。前述 ゼクスコード とは逆に、キャラも話もアニヲタ腐女子が好みそうな痛々しい作風で開始間もなく観る気失せた。
1話切りというより選別ミス。ただの対象外。


星合の空

男子ソフトテニスの話らしい。主人公男子が転校生で家庭に事情あり、というところが曲者でポイントなのだろうが、そういうのは嫌い。タイトルからすると途中少しだけ出てきた天文云々の要素の方が本分なのだろうか。
よくわからないけど継続。


旗揚!けものみち

覆面プロレスラーがファンタジー世界でモンスター退治、の異世界転生もの。悪くはなかったはずだが、コメディテイストがなにか古臭く感じられ、…などと思っていたら寝落ち。見直そう、と思うほどのものでもないな、と。
1話切り。

最新音楽私情

最近買った曲。

ローザ・ルクセンブルグボ・ガンボス の曲をいくつか買ったが、いくらか前の記事で書いたこととだいたい同じようなことを思った程度。



ほかはアニソン

「輪! Moon! dass! cry!」/「青春のリバーブ
/ 田中 望(CV:赤﨑千夏)、菊池 茜(CV:戸松 遥)、鷺宮しおり(CV:豊崎愛生
「女子高生の無駄づかい」OP & ED 曲。
OP の方は1話で初めて聴いた時に「おっ!? 癖のある曲を持ってくるな」などと思い、以後「おもしれえ女だな」的な感覚が高まり、と同時に曲中のあらゆる部分を声ネタとしてリミックスを作りたいなどとも思い、購入に至った。正直2コーラス以降はくどいしつこい感が高まり TV オンエアバージョンのみで十分だとも思う。サビ中、裏で繰り返される「ジェイケイジェイケイ」はずっと聴いているとじわじわ面白い。
で、ボーカル抜き出して五時間ほど遊んでできた雑リミックスがこちら。

「青春のリバーブ」の方もわりと良い曲だと思ったのでいっしょに買った。赤﨑千夏 の歌声に バカ っぽさがあまり無くて、トラックも爽やかなので、浄化 ED 感、だれだおまえ感が強い。しかし出落ち的ネタ色が濃い「輪! Moon! dass! cry!」よりも、こちらの方が長く聴き続けるかもしれない。


安月名莉子「Glow at the Velocity of Light」
「彼方のアストラ」ED 曲。
初めて聴いた時、あーこういうデジタル無菌無味無臭なダンスポップまた出てきたか、あるあるわかるわかる、くらいのことを思ってそこで止まってハマりはしないと決めつけていたのだが、駄目だった。毎週ではなかったが何度も、エンディングでかかるたび耳惹かれてしまった。この手の曲に弱い。古くは、華原朋美「keep yourself alive」、KOTOKORe-sublimity」など。いずれも同じようになんだこんなもんと食わず嫌いしかけたのちになぜかハマっていまだに聴いている。 もっと古い原始から辿ると 「RYDEEN」の系譜と言えるのだろうか。近未来や宇宙を感じさせる音色とその配置、ビートに乗るやや早口な歌メロの譜割り、かっちりした 16 ビートの刻み具合、など。気持ち良い要素は分析するとそういうところだろうけど、似たような曲は他にもたくさんある中で、自分の好みに引っかかる曲はあまり多くない。最初の食わず嫌いの拒否感を超えてこないというか。
この曲も落ちサビの静かなところはあまり好きじゃない。が、アニメの内容に寄せた詞を歌っていてアレンジもそこを踏まえていると思うので、詞を追って聴けば気にならない。
この配信動画で聴ける実演歌唱もなかなか良かった。
https://youtu.be/GJgQWiplvgk?t=4839




ほか
小谷美紗子 の新作を買おうかと試聴したが、前作同様一発でピンとくる内容ではなく、前作も迷って買ったのちあまり聴いていないので、もういいかと。
Keane の何年ぶりかという新作も試聴して、良さそうに思ったが買うには至らず。

もはや音楽の感性もユーチューブかアニメ絡みのみになってしまったか。
主題歌が良いアニメは内容も良い、その逆も真なり。などと考えて、その考察について何々と書こうかとも思ったが、自分の好んできたアニメを検証してみた結果、その説は正しくないことがわかって終わり。
でも好めないアニメには好みじゃない主題歌がついていることが多い。・・・いや、そうでもないな、アクエリオンとか主題歌は大好きだけど本編観たこともなくどんな内容か全く知らない作品もそこそこある。
アニメはアニメ。音楽は音楽。それぞれ良さがあるが、合わさって相乗効果を生む。こともあればそうでもないものもある。全く何のひねりもない、おもしろくもない当たり前の話にしかならなかった。

秋アニメ視聴1

私は齢半世紀を見据え始めて尚、なぜ新作アニメを観続けるのだろう。
知るか。
考えたところでたいした答えはない。
とりあえず今季も腐るほど新作がある。
情報集めてざっくり取捨選択しても結構残った。
以下、観られるところで配信開始されて観た順に、感想と継続可否。まず三作。


超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!

飛行機事故で異世界転生した高校生七人が、各々異なる脅威的な能力を合わせて元の世界を目指す?といった話。冒頭ナレーション開口一番が「日本には」と言っていて、それ言い切っていいのかなどと思ったが、まあフィクションであり主役高校生たちは人間離れ日本人離れが激しくてもう気にするだけばかばかしい。
異世界転生ものは好まないが、小林裕介石上静香 の 下セカ コンビが揃っているキャストクレジットとシリーズ構成:赤尾でこ ということで視聴対象とした。1話はとりあえず、このタイトルから安易に想像つく1話として順当というかベタというか、ただただわかりやすい、よくある異世界転生作品的幕開け。異世界転生に「よくある」もくそもないわけだが。主人公が総理大臣というところがちょっとおもしろい。発明家は Dr.STONE の 千空 とカブる印象で、そのへんクラフト要素も感じた。
飛行機事故、異世界転生、サバイバル&クラフト、と流行りの要素盛り盛り。 だが、高校生が主役でありながらあまりに現実離れが激しすぎるのでダレて途中で切る可能性が高い。


本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません

本が高価な希少品である中世西洋風世界の少女に生まれ変わってしまった本好き女?の話。つまりこれまた異世界転生もの。これまたキャスト声優のクレジットで観てみようと思った。井口裕香 はしかしアレ以来 冷泉麻子 のイメージでしか聞こえなくて困る。中島愛 はキャラよりも ED 主題歌で聴いた久々の歌声がよかった。
キャストは別として全体の空気感には、かつての 世界名作劇場スプーンおばさん あたりの昔の NHK のアニメっぽさがあり、つまり最近近年のアニメっぽくなくて良い感じ。話も今のところおもしろそう。
継続。


放課後さいころ倶楽部

京都の女子高生がボードゲームで遊ぶ、という作品。ボードゲームという題材がおもしろそうなので観たが、残念。主人公女子の京都ノリのおっとり台詞故かテンポが悪く感じられ、その京都弁なのか似非関西弁なのかわからない違和感漂う言葉遣いも話の理解の邪魔になり、肝心のボードゲームの対戦シーンも登場人物たちの盛り上がりについていけず。
1話切り。