BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

オキシ 053 (v)

八度目のコロニー Verdante 35 話



サイクル 341

家畜スリックスターが卵を産んだ。ほしいのはふさふさスリックスターで、この気温からその出産確率も高かったけれど、そのまま純血遺伝のプレーン種だった。

あとこの部屋、装飾値を上げようと可能な限り調度品を設置して絵面がごみごみ。
また、保温効果を上げるために床も断熱タイルで囲うことにした。



サイクル 342

長らく損傷アラートを放置しながらも目障りでもあった冷却機関蒸気室内の大破済み吸気ポンプをやっと撤廃した。蒸気漏れはあったが雑に仕込んだ液体エアロックで外部流出は防いだ。



サイクル 343
配給。

それ。

少し暇ができたので大容量電線 VS 絨毯タイルの対決をやらせてみた。見事に赤を克服できる、部分もあった。移動速度が落ちるのでどこにでも敷き詰めたいものではないが、今後増やしていきたい。



サイクル 344

今なに時間かというと鋼鉄量産待ち。
暇なやつに宇宙建設作業場への通勤経路を整備させたり。



サイクル 345

一方拠点内。反体制野良ピップ集団によるオキシファーン植樹ボイコットの影響がじわじわと大きくなり始めた。二酸化炭素が消化されず再び水位を上げている。左方面は炭素スキマーがあるのでその一定水位から上がることはないが、右方面が問題。
その反体制行為を無力化しうるスリックスターが配備されたのでやがては解消されるだろうが、体面を保つためにもなんらかの見せしめは必要。ということで彼奴らの餌たるアーバーツリーを何本か引き抜き、取れたどんぐりを優先度9の速攻で手の届かない格納庫に隔離した。
オキシファーン以外の種子を持ち歩けないように、そこらに散乱する他の種子類も一掃した。



サイクル 346

活動の自由を制限された野良ピップたちが、ようやくオキシファーンを植えた。が、何が何でも歯向かうことだけが目的だとでも言わんばかり、嫌らしくも地下通路に植えてくれやがる。が、そんなもん実質痛くも痒くもない。



サイクル 347
配給。

んー。

上の方の天然ガス間欠泉。
ここもいつでもガスを利用できるように備蓄施設を築こうかと工事を始めた。



サイクル 348

ハッチ屠殺場兼余剰卵放棄場。このあたりの設備やタイルが、水が貯まったり二酸化炭素が捌けなかったりいまいちだったのでちょこちょこ改善を試みてきた。まだ万全のかたちに固まらない。

第二&第四電解酸素生成区。
人力発電機のせいか、せいだろう、この中に二酸化炭素が増えてきた。とうとう酸素送出用パイプに混じって入りスーツドックへと送られて納入気体エラーで損傷を出すほどになっていた。
対策としては人力の利用頻度を下げて万一の場合のみとし、緊急措置としては入り口のドアをしばらく解放するくらいか。



サイクル 349

天然ガス用の気体貯蔵庫を並べる場所。
だだっ広い空間が空いているけれども、そこは何かの用のためにとっておきたいということで、ガス間欠泉下の散らかった汚い空間を整備することにした。
だだっ広い空間の方はたぶん、何の用にも使うことなくだだっ広いまま終局までとっておかれ続ける気がする。



サイクル 350

各所諸々経過観察。



あの汚染水噴出孔は今

噴出孔自体が溺れるくらいには貯まった。
用途が電解装置1ヵ所に留まっているので。

汚水の上の黄ばんだのは食中毒菌まみれの汚染酸素。脱臭機置いてない。



スリックスター家

第二子もプレーン種だった。ふさふさの方が産卵率高いのになー。
しかしこの調子で増えていくと原油排泄量がスウィーピーの掃除キャパを超えてしまうんじゃないか。そうなったら床を網状タイルにするか。



かましパフ家

塩素漏れがいやでドアを通行不可の入室不可にしてほとんど面倒見てやっていないけど、数度の毛づくろいでこの子だくさん。

通行の便の上でもこの部屋の配置・間取りが悪いので、いずれ全面的に改築予定。遠い将来かも。



第一天然ガス貯蔵区

開設時に並べた三段分が一杯になってしまったので上段に四段目を追加中。どれだけ貯めようとも無くなる時が知らぬ間にやってくるのが天然ガス。もう十分だろう。



現在の気温

問題なし。



現在の空気

拠点右方面、捌けない二酸化炭素が気になる。
スリックスター一家の活躍を待つ。