キャンペーン7の話、その2。
中心村、改め中心町。たぶん 15 時間以上はやった頃。
食品、調理品、衣類の販売、基礎的研究、およびそれらのための資源物流で回り続ける町。幸福度を落とさないようにやっていたら、各種コインは無駄に貯まっていき、ワーカーの上限は無駄に余裕ができた。
町の成長、あれこれ要素アンロックには幸福度が重要なようだ、などと考えてこのような感じになったのだが、幸福度の増減具合を確認しながら長らくやってきた結果、たいして重要でもないかもと思ったり。
なんかその詳細な計算については理解できないのだけど、どうやら意外に以前と同様、力押しの物量押しで作れるものを作りまくっていけば、幸福度について神経質に頓着する必要はなさそうだ、ということに気づいたのだった。
生産性の悪いところには人手を増やしコイン投入を惜しまず、道が入り組んでいるならいくらでも高架にすりゃあいいし、距離が遠いなら作業者/運搬者を増員させる。力技でも物流が回ることで必然的に収入も上がるので問題はないのだった。
本当はもう一段上の考えが必要で、すなわちコンベアや人を増やすだけでなく同じアイテムを作る施設を複製し、目的の1種のアイテムを作る施設群を倍々にしていくというのがベストだと思う。このゲームに限らず、こういったタイプの街づくり&物流シミュレーションはそうするべき、それがセオリーだと思う。
しかし元来の貧乏性と面倒臭がりがそのセオリーを無視してしまう。それでこんな醜い風景ができあがっていく。
それでも、
コンベアを増やし、道を伸ばし
ぐっちゃぐちゃの物流網でも
とにかく長距離コンベアを引っ張る強引プレイでも
それなりにクリア条件に近づいていくのだった。
鉄道は駅を設置し設定するのが面倒、と思ってあまり使わなくなった。
が、駅舎がなくとも機関車が物資を積み下ろしできる「レールローダー」というものを付けさえすれば物資を入れるハコ施設はなんでもいけるのだった。と気づいたのはこのキャンペーンの終盤になってからだった。
かといってコンベアを毎回長々設置するのも鉄道敷くのと同じことで。
鉄道面倒、コンベア面倒、じゃあ他にどうやって列島間の輸送をするのだ、水上を移動できる何かがあるわけ・・・、あるわ。
「貨物船」の存在を思い出したのもだいぶ後半になってからだった。
島の海岸にサイロや倉庫を設置し、島内の物資をそこに集荷させ、輸送船がそのサイロから別の島の岸のサイロに運び入れる。それだけでよかった。
それだけと言っても、島内から輸出サイロ(仮称)への出荷ラインの設置、別の島にも輸入サイロ(仮称)から目的施設への搬入ラインの設置が必要で、生産施設や目的施設の周辺環境が複雑に込み入ったことになっている場合、真っ直ぐ長距離ラインを引くのと労力的には大して変わらなかったりする。
短距離輸送は人、中距離は車、長距離且つ海で繋がっているなら船、ってのが絵面として現実的ではある。でもそうなると、ほら、もうワンランク上の、上の、やつがほしいよね。
というユーザー(プレイヤー)のニーズを見越したものか、上はあった。
飛行船アンロック。新時代到来。
研究施設である学校をクリックすればロックされている要素は全部見られたはずだが、これについてはアンロック直前まで存在を知らなかった。「風のマナ」関連の研究に手が届いて初めて気づいた。
飛行船。
海も大地も構わず飛べる便利なやつ。一般的にはそんなイメージ。このゲームでもその点はたしかにその通り。遠い記憶だが昔のアレでは、たしかチョコボで2倍、船で4倍、飛空艇で8倍、とかいったスピードで高速移動できるようになっていった気がする。
しかし本作のこいつは違う。どの移動体よりも遅いのだった。
ふね、貨物船は速いが、どういう仕様なのか、このゲームではマップ上のグリッドに沿って、島の岸辺をカクカクカクカク移動していくエキセントリックメカニックタンカーとなっている。
その点この飛行船は岸も何も、地上設置物を無視して目的地に向かって低空を直線的に進んでくれるリアル指向。遅いけど。
つまり乗り物ごとの物資輸送時間は移動速度と比例関係ではない。けれどもなんだろうこの一長一短な仕上がりたちは。
また、この飛行船は他の輸送マシンと違い、物資の積み下ろしも一瞬では済まない。やや時間がかかる。駅やサイロやローダー云々を介さなくとも、やろうと思えば生産施設から目的施設への産地直送直卸も可能な点は非常にありがたいが、積み下ろしはちんたらちんたらやってくれるのである。
なんだろうこの一長一短、多短は。飛行船しかたたん。
さらに最大の問題として、重い。
飛行船1機をマップ上に登場させただけでゲーム全体の動作がカクつき始めた。再起動したら正常に戻ったが、2機にしたらどうしようもなくなった。
この広いマップ、複雑経路の町々、ここまで一度もフリーズすることなくやってきたがさすがにこれは無理だろう、と思って2機同時運用はやめた。おかげで最後までフリーズは免れた。
或いはその処理の重さゆえ、スロウな飛行速度に設定されているのかもしれない。
そんなこんな、船や飛行船も最低限利用して火/水/風/地のマナ鉱石を使う生産物を作れるようになっていって
エリクサーできたよ実績
などなどできたよ実績
あとは、無駄になんか改善など重ねつつ
地のマナ鉱石からあれこれしてできる「ネックレス」を作って、20 コ作って、
クリア条件のひとつ「技術レベル」を9に。
建設課題、最後の関門「マナ反応炉」
デフォルトでこの鬼ヶ島みたいな孤島のてっぺんに1つあるのだけど、これとは別に自力で同じものをどこかに1つ作る。それがクリア条件。
どこかに新しいのを置くだけなのでその模様は割愛。
そして生産課題の最後の関門「オムニストーン」 x100 。
「マナ反応炉」に「火の結晶石」、「水の結晶石」、「風の結晶石」、「地の結晶石」と「マナ結晶」x4 をぶちこんで1つできあがるもの。
せっかくだからこの用意されたてっぺん反応炉を使ってやろう、ちんたら飛行船で必要物資を集めて運び込んでやろうってことにした。
マナ結晶は隣の島での生産で出た余剰の分を汽車に運ばせた。
反応炉周りのサイロその他は、オムニストーン生産に伴う副産物であるマナ結晶のカラを正規マナ結晶に変えるリサイクルライン。カラを「リチャージャー」という充電器みたいなんに送ってマナを再充填し、再び反応炉に入れる。
リサイクルするのでマナ結晶は少量あれば事足りて、追加し続ける必要はなくるわけだが、いつも追加作業を止めるのを忘れてリサイクルラインを詰まらせてしまうので、いつしかこういう風にするようになった。
手前に見える四角い灯籠みたいなやつは「虚無のオベリスク」という、運び入れた物をこの世界から消してくれる恐怖の便利マシン。これで新たなマナ結晶がどれだけ追加されても常に必要量だけが流れるようになっている。
世界から消えるってことは、余剰生産分は無駄になるってこと。もったいないから早く追加させるのを止めなければ。
もったいない。それはそうだが。
この最終目標の「オムニストーン」。驚くことにこの世界で(少なくともこのキャンペーン7において)は、その先なにも使い道がないのだった。
ここまでに作ってきたアイテムは、例えば実績対象でもあった終盤のリングやネックレス等々でも「高級雑貨店」という商店に運び込めば住宅に売りつけてくれて青や紫のコインの収益となる。
売りつけることが不可能なアイテムでも、上位アイテムや調理食品の生産素材に使えたが、「オムニストーン」は最終目標とされるだけあって、どこにも使えない。
「交易所」という、特定のアイテムを別のアイテムに交換してくれる施設もあるが、世界の端に数か所点在しているどれを見渡しても「オムニストーン」を扱っている所はなかった。
紛うことなき最終目標でクリア条件でしかない。ピーチ姫みたいなもんだ。
そんなわけで、妙な手持ち無沙汰に。
オムニストーンが 100 できるのを待つだけの状態となった。
幸福度がなんとか 1000 を突破して、レベルが上がった拠点は城みたくなった。
で、適当に他のこと考えていたら
クリア。
大したレア実績だ。
最終的な魔法系研究施設周辺。
お食事系生産販売施設周辺。
1施設で何でも作れるからって何でもやらせるもんではない、という悪例。
次の最終面となるキャンペーン8では
・一極集中生産を避ける
・道幅を広く取る
・ベルトコンベアとコンベアシュートを使い分ける&組み合わせる
といった点に気をつけてやっていきたい。
でも先のこと考えず生産性の低いラインを大雑把に組み上げている時が最も楽しい気がしないでもない。