BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

オキシ 081 (vo)

九度目のコロニー、ボルカニア編。

サイクル 700 台に入ってのおはなし。



サイクル 715

前回の琥珀穴云々のヘドロ層の先、上へ上へと進んでマップがひらけてきたら、何か出てきた。



サイクル 719

掘り進んで何かのところに辿り着いた。
どうやらアップデートで追加されたイベント施設らしい。
後々調べてわかったが、追加されたのは既に一年も前だったらしい。

中に謎の住人が居る輸送コンテナだそうで、イベントを完遂すれば中の人を活動メンバーに加えることができ、この施設も利用可能とのこと。これが何なのかは不明。



サイクル 721

とりあえずイベント達成条件のひとつ「周囲の装飾値を 120 以上にせよ」というのをやる。
周囲というのがどこからどこまでか不明だが、取り急ぎ設置可能な最も近隣のラインに絨毯タイルを敷き詰める。
床下のヘドロが厄介。上の天井も一歩間違えて火成岩を掘ってしまうと砂層が崩れて塩水が流れ込む。ちょっとした罠だこりゃ。



サイクル 722

イベント条件その2「品質4以上の上級料理3品を届けよ」を実行。
うちの構成員でさえ食べていなかった上級料理をこのおっさんのために。なぜ構成員たちが食べていなかったかといえば、ガスレンジを設置する場所を決めかねていたから。
こいつに届ける3品を作るためだけにガスレンジを適当に仮置きして、渋々3品のみ作ってやった。これがウーバーイーツか。


装飾値条件達成。どういうわけか 112 だったか 118 だったか、120 に満たずとも達成された。まだまだ石像置いたり花を置いたり、無駄に華やかにしようと思っていたのに。

最後の条件は「お祭りの灯りをつける」
60w の電力を 3000 秒 = 50 分間通電させ続けろ、という。
既に設置済みの人力電力設備で十分なようで、規定時間このまま放置。



サイクル 727

イベント条件達成。

このどでかい施設、輸送コンテナが使えるようになった。
何かと思えば大きな保管庫。だが、デフォルトで置かれたこの場所へのアクセスがとても悪いので何を持ってきたものやら。建築資材を入れるなど以ての外。現状邪魔なアビサライトを入れておくくらいしか思いつかない。
解体は可能だが、輸送とは名ばかりで別の場所に新設=移設はたぶん不可能だと思われる。移設できたにしても大容量ではあるにしてもたかが倉庫に電力 60w は使いたくない。無用の長物とはこのことか。


そして、例のおっさん「ジョージ」が、当コロニー12人目のメンバーになった。自動的に、強制的に。拒否権も命名権もなかった。

この御方、通常の複製人間よりもステータスとかスキルが良いらしいが、700 サイクル経た我がコロニーで即戦力になりうるかと言えばそうでもなく、当面パシリ要員。



サイクル 728

もののついでとばかりにもう一人新人追加。13人目。
採用理由:なんとなく。



サイクル 751

この頃やったこと。
家畜部屋をまた再編。ぐりぐり部屋を金属タイルの小部屋に。ハッチ部屋を縦に連なる4部屋に。これによりこの縦の一連が家畜棟として統一された。かのように見えるがドレッコ部屋の下は空き地と発電所

また元ハッチ厩舎の場所(複製人間寝室の上)は、特に何か用途を考えていたわけでもなく、ただ持て余すことになった。


代わってこちらは、1000 ℃を超える真っ赤な火成岩&黒曜石が広範囲に敷き詰められた高熱岩石層(正式名称不明)のひとつ。マグマ層同様、過去に手を付けたことのない部分。

どうすればこれを処理できるのかと幾夜も考えた。

マップ上限、宇宙空間には 100 ℃を超える高熱の鉱石&金属類が降り注ぎ、積もっている。あれを処理する場合どうしていたか、考えた。
早い話が結論、真空状態だ。真空であれば、物質から空気中に熱が伝播しない。
つまり、生活拠点の安全温度と、高熱層の間に真空空間を保ちつつ高熱岩石を掘り崩し、自動掃除機とコンベアを使って移動させ、水を張った真空部屋に放り込んで、高熱を水に移して蒸気に変え、蒸気タービンで熱を処理、発電する。

これだ。ってずっと前から諸々の指南書でそういう案は知っていたが、実行するにはなかなか腰が重くなる話だった。そんな重くてくさい腰で組み上げたのが上図。色々設計が甘くミスが多発し、何度かセーブ&リロードした。

1000 ℃(厳密には 1100 ℃前後)の岩石はここだけで数百トンになる量がある。これを常識的な温度まで下げるためには、恐らく蒸気タービンはもっと3台4台と並べてよかったんだろう。再考の余地がまだまだある。

目下最大の失敗は、この蒸気室のつくり。
室内に置いた液体冷却機が、間違っても 1000 ℃の熱にさらされてはならないので間に半端な隔壁を設けたのだけど、これが曲者。
右の部屋の原油の温度変化が緩いばかりに2部屋の水に温度差が生じる。左では高熱岩石に熱され蒸気になるが、上の隙間を通じて右に行くと水に戻って下に溜まる。すると左の部屋の水の量がどんどん減ってしまう。右の液体冷却機の熱が右部屋の水を蒸発させてくれればいいのだが、如何せん水が増えれば増えるほど蒸発しにくくなる。
高い熱はより高い方へ上がる。上に行くと上の隙間を通り右に行く。左に追加の水を注水してもすぐに蒸気量が減ってタービンの発電量が下がってしまう。

解決策は、左にも原油を入れればいいのかな。でもあまりの高熱に石油になって天然ガスを生じさせてタービンの口を塞いでしまったら嫌だなとか思って、こうした気がするんだな。
液体冷却機をヒタヒタに水に浸して塞いでしまって、部屋を完全に分けたらよかったのか。タービンの排液を・・・以下、しばらく独り言。




あと別方面の地下にやっと原油層を見つけた。

久々のスリックスター。やっと会えたね。見えたような気がしたよ、あなたの笑顔が。きっとそれは愛の奇跡。信じていて、時間だって越えてみせるよ。



つづく。