BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

オキシ 082 (vo)

九度目のコロニー、ボルカニア編。

サイクル 700 台後半。



サイクル 773

高熱岩石地帯の採掘を始めた。
入口にスーツドックと真空部屋を作り、そこからアビサライトを崩して侵入。1000 ℃を超える岩石もスーツさえ着ていれば問題なく採掘可能。「暑い」とも「熱い」とも言わん。

何も試さずに想像だけの計画で始めたけれど、結果的にこれでよかった。
これ、とは、すなわち。

・高熱岩石層の下の方から侵入。なぜそうしたか、忘れた。
・常温空間と高熱岩石層とを隔てるアビサライト層には数マスの厚さがある。そこで高熱岩石層内側から高熱岩石+高熱が滲みているアビサライトの薄皮までをまず削って真空の隙間を作り、そこに高熱岩石に触れないように梯子を設置して上へ上へ。
・上の方からガーッと高熱岩石を採掘していく。
・その際、採掘指示は3マス高の階層にする。4マス高では下から5マス目を掘れなくなり後々面倒なので。
・掘ったあと内壁のへこみに残る岩石は極力早めに下の方の適当な場所に移動させる。= とにかく高熱物資を下に下に送って、上の方から真空+常温壁の空間を作っていく。


下の方に移動させた採掘済みの高熱岩石は、深めの溝を作ってそこに落としていく。複製人間の手の届かない高さにして、よそで建築指示を出した際にこの高熱物資が使われるのを防ぐため。

この高熱空間の入口は塩水で液体エアロックにしてある。仮に誰かが内部から 1000 ℃の物資を持ってそこを出ようものなら、瞬く間に液体エアロックが蒸発。内部の真空状態も一瞬に解けてしまって、超高熱と生活拠点の空気とが高速に熱交換してもう、これ以上は詳しく書くまでもない。



サイクル 775

採掘の済んだ一番上の方の層を断熱タイルで一旦封鎖してみて、逆側すなわち常温空間の方から空けてみた。もし失敗して高熱が流れ出るようならやり直すつもりだったが、問題はなかった。
1000 ℃に比べたら 40 ℃やそこらなんて涼しいもの。冷やすのも容易い。



サイクル 780

概ね要領は得たので、別の場所の高熱岩石層も同じような工法で採掘をしていく。今度は所謂ジグザグ掘りという一切梯子を使わないやり方で侵入した。もうそりゃもう長距離通勤。



サイクル 785

がっぽり掘れた。これでもこのエリア全体の半分に満たない。



サイクル 788

がっぽり部分をまた封鎖して、外からあけた瞬間の図。
真空の巨大穴に薄い空気が満ちていく。



サイクル 793

気づいたんだね。
前述した中で「断熱タイルで封鎖して」っていう部分。

その断熱タイル壁ももちろん高熱地帯の内側から高熱の岩石を資材にして貼っているわけで、なのに、あれ?なんで常温に近い壁になってんだ?と。
で、よくよく試してみたら、1100 ℃前後の資材が、資材が建築指示の箇所に入れられた時はまだ元の高熱なのだけど、建築が終わって施設になった瞬間に「45 ℃」になる。これ、梯子でも同様だった。

要するに、所謂「熱破壊」。と言えるだろうか。千数十度が一気に下る熱破壊なんてそんな技、聞いてないぞ。そんなのどこにも書いてなかったような。と調べたら、↓に文章でひっそりあるだけだった。

oni-jp.playing.wiki

『建設時の設備・タイル温度』の項。
ここには、資材の温度に注意を払って建築しないと酷いことになるよ、という注意として書いてある。この性質を逆に利用して熱破壊可能みたいな書かれ方ではない。

そりゃそうだ。高熱の固体物質というのはベテランプレーヤーであれば蒸気タービンを回すのに恰好の獲物であり、それを急速冷却しようだなんて以ての外。「それを捨てるなんてとんでもない」ってことなのだろう。
しかしね、地下深くにはマグマがある、そうでなくても火山やら高熱源体があちこちにあるこのマップと高熱嫌いの自分にとっちゃこの高熱岩石層は邪魔でしかない。もっと早く知っていたかった。

で、先の画像は、その超熱破壊に気づいて断熱タイルをバリバリ貼り込み始めたところ。っていうかこの技に気づいて久々に長時間やめられなくなった。

なんでこんな邪魔な大規模高熱岩石層が存在するんだろうと常々思っていたが、もしかしたらこのやり方が正攻法なのかもしれない。



同じく 793 の日、14人目加入。

建築 +7 とマッチョ特性が、今丁度欲しいと思っていた。
が、まともにその特性を活かせるようになるまでにはしばらく育成が必要。




サイクル 797

もしかしてと思ってやってみたら、パイプ系も同じ熱破壊建築で作れてタイルの中に埋めることができたので、それらも敷き詰め始めたところ。



サイクル 799

かなり敷き詰め切ってきたところで、待てもしや熱交換プレートでもいけるのか?と思って建築指示を変更し始めたところ。

おさらいすると
・高熱資材を使って建築すると資材の温度が 1000 ℃オーバー → きっかり 45 ℃になる。(真空状態且つ周囲の高熱物質に触れない場合に限られる。たぶん。)
・広いエリアにその 45 ℃建築を敷き詰めてしまえば、他の冷却技でやるよりも早く高熱資材を使い切って無くすことが可能。たぶん。
・断熱タイル 400kg / 断熱液体パイプ 400kg / 断熱気体パイプ 400kg で1マスにつき 1200kg = 1.2t を消費することが可能。
・熱交換プレートなら断熱タイルの倍の 800kg が消費できる。しかも熱交換プレートは裏壁なのでタイルと違って移動を阻害せず、資材運びが多少楽。(ただし建築時間は長い。)

とはいえここまで貼り込んでしまったので今更断熱タイルを崩して熱交換プレートに貼り替えることはしないが。

※ このあとさらに、熱交換プレートと壁タイルが同じマス上に同居できるように仕様変更されていることを知った。つまり1マスで 2.0t の石材を消費可能。

尚、これらの建築作業を、この周辺の高熱岩石資材のみで行ってもらうため = 外部からの常温資材の持ち込みを禁止&内部作業者が別現場の資材を取りに行ったりしないように、入口のドアに通行制限をかけて出入り禁止にしている。
朝一で入場許可のみ、夜更けに出場許可のみに、ドア設定を手作業で変更して細心の注意を払って管理している。ブラックなのか神経質なのか。ただの馬鹿だろ。



つづく。