BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

SNF 2024FEB 追記

スチームネクストフェスでやったゲームのいくつかのインパクトが思いの外尾を引いていたようで、そんな幾つかの続きを少しやった。


Run Pizza Run
ふつうのピザ配達ゲーム。

こんなもんクリアできるわけがねえ!けどなんかもう一回やっておきたい、と無謀にも思ってやってみたら、実はしんだ後の「CONTINUE」は文字通りのコンテニューであって、ある程度配達した後の時点から再開される仕様になっていることに気づいた。
最近ローグライク系でよくあるパーマデス(死んだら全部終わりで一からやりなおし)仕様に慣れきってしまっていたので、しかもこんな滅茶苦茶なゲームなら途中再開の甘えなんて許さないはずという先入観があって、ファーストプレイの時には全然把握できていなかった。

いやしかしそれでもこれ無理だろー、と思いつつ

うおー10枚!

うおりゃー16枚!!

わーはははh19枚!!!(もうやめたい)

20枚!!!!クリアー!!


慣れって怖い。
意外とあの、右見て、左見て、もう一回右見て、と幼稚園通いの児童みたいな確認をすればなんとかなるものだった。あと安全地帯の見極め。というより、マップの壁・不通障害物の置き方があちこち雑なので、建物の裏手や道路からある程度外れた敷地を行けば、車が飛んで来ないどころか走っても来ないので、余裕で通過していける場合もあるのだった。
あと、突進車は配達ポイントに特に集中的に着弾してくるので、その点を認識してタイミングを計ればまあなんとかなるっつーか。でも結局運もあるんだろう。

結論、思ったより簡単だった。デモ版だから手加減された可能性も高い。
製品版には途中再開コンテニュー不可なハードモードなどがあるに違いない。
なんにしても最高。グレートにヘビー。

ひとつ改善すべき点を挙げるとすれば、ピザ配達ポイントが、本当にただのポイント(地点)でしかなく、客が待っているわけでもなく、ピザを届ける演出すら無いこと。
そりゃ修羅場をくぐり抜けて到達したらそれだけでゲームプレイヤーとしては達成感はあるが、ピザ配達員キャラクター的に満足度がいまいち。届けた場所のゴミ箱に捨てる、でもいい。苦労を無駄にする演出でも笑えるさ。なんだっていいからそこんところ、もう一歩、何か欲しい。



Auto Forge
ロックマン+テラリア)÷2×ファクトリオな偏屈ゲーム。
ファーストプレイでは良いのか悪いのかいまいち理解しきれなかったが、やり込んでみたら結構良かった。ファクトリオもサティスファクトリーも、やり込むほどに好みから遠ざかっていく感じがあったが、これは結構いけるかも、と思った。

6時間近くやった。


最初は地中の遺跡から始まり、チュートリアル指示に従って周辺探索してアイテムを集める。やがて色々作らされ、素材集めのために鉱床みたいなのを探させられ、鉱床からの採掘自動化、パイプライン(コンベアは無いらしい)でアイテム生産自動化、研究やらされ段々と生産物がややこしくなり、チュートリアルにもわけのわからない項目が出てきたり。

序盤は地表に出てマップの端に行っても黒いドットのもやがかかっていて、先に行けはするけどもやが晴れずその中にいるとダメージを受け続けてしまいにはしぬ、という状況だったので、あーデモ版では行けるエリアが限られているんだと思ったが、しばらく進めていった後に何らかの特殊アイテムを取ったかチュートリアルが進んだかしたら、もやが晴れて先に進めるようになった。
画像4枚目の遠景で分かるが、ある程度一定の広さでエリアが区切られており、その先のマップを明かすには条件が必要らしい。全体マップはこのエリア100枚分くらいの広さなので、6時間やってもまだ全然序盤なんだな、と思わされた。

遠景はほぼテラリアのそれと酷似。
プレイヤーキャラのロボの動きはロックマンと酷似。二段ジャンプとかある。
しかしやること、やらされることは完全にファクトリオ。最終目的がどこまで行くのかわからないが、前述の超大規模なマップの多くを使うような工場、生産ラインを組むことになるんだろう。

ファクトリオなので、元ネタ同様に敵の侵略を撃退するためのタレットとかも出てくる。敵は今のところあまり多くない。地上にスポーン穴みたいなのがあってそこから沸いてきて、基本的に地上を徘徊しているのみ。或いは地下入口を見つけたら入ってくるかも。どうやらプレイヤーロボの他、プレイヤーが築いた施設に向かってやってくるらしい。地上に適当に施設を設置して放置していると知らないうちにダメージを喰らい、最終的には壊されるみたい。

6時間やって、結構進めた気がするけど、何段階進めてもチュートリアルが尽きず、デモ版でこんなに遊べていいの?っつうぐらいもう既にゲームとしてそれなりに充実している感じ。
時々マウスカーソルが表示されなくなるとか細かなバグはあるものの、そんな不満が気にならないくらいには十分に楽しめた。

これはかなりのダークホース。
タイトルで検索しても何の記事も出てこない。
このまま注目されることなくポシャるとしたらもったいなさすぎる。

じゃあ出たら買うんだ?
え、いや・・・、考えとく。

スチームネクストフェス 2024FEB その3

Steam の未発売ゲーム体験版祭り24冬の陣
からの厳選プレイ記録、続きの続き。


Infest

チープで古めかしいアナログテレビ時代を思い出させる8ビットファミコンソフト風ビジュアルのデッキ構築ローグライクカードバトルもの。
日本語対応。だが現状、メニュー周りと大まかな部分のみが日本語で、カード内容の説明やバフ/デバフ効果等、バトル中の肝心な部分は全部翻訳できていない。実質ほとんど日本語無し。
ゲーム内容はざっくり StS フォロワーの類で、カードを切って攻撃を仕掛け敵の HP を削っていって倒し、選択式マップ進行で戦闘や休息、カード購入、エリート対戦などを踏み進め、最奥のボスを目指す。
ただし戦闘にはひとくせあって、戦闘フィールドには上下・高さの概念があって、Noita の物理演算よろしく上方の流体が下方に流れてくるようになっており、地形効果のようなものが作用するようになっている。
一見厄介に見えてこれが結構面白い。例えば可燃性の物質があってそれが敵近くに積もった場合、「Fire」の攻撃カードで発火させてカード自体の攻撃+延焼の追加ダメージを与えることができる。同じく「Lightning」の雷攻撃も雷撃+付近の可燃物を引火させて追加ダメージを与える。「Tsunami」の全体攻撃は主人公の側から画面を横断していくが、積もった遮蔽物があるとそこで途切れて全体まで届かない。など。地形シナジーに特化したような「Oil」ってカードがあったりもする。
一方で、敵側の攻撃にも地形効果を狡猾に利用するものがあり、主人公の攻撃ポイントの前に壁を作り出したり、身の回りにバリアを張ったりする。それらは可燃性だったり脆いので容易く消すことが可能だが、そのためにカードの一手を使うと直接攻撃の手数を減らすことになる。が、やむなく仕掛けたバリア破りの火が延焼によって敵に致命傷を与えたりもするので、意外と予測不可能なことも少なくない。上段の敵の被弾~死亡によって生じた地形効果が下段にいる別の敵に影響することもある。
そうしたシナジーや攻撃のコンボを決めると戦闘後に得られる報酬が変わるらしく、効率的な戦いをしていくほどゲームをより有利に進めていけるようになっているようだ。
日本語訳不足とビジュアルのぬるさに反して意外とよくできている。一目で辟易することの多い StS フォロワー系の中では久々に良いものが出てきた。


Run Pizza Run

日本語対応だがデモ版では無し。だが言語なんてどうでもいい。
ピザデリバリーシミュレーター。と書いてある。どこの世界のだよ。ミサイルが如く車が超速で吹っ飛び、あちこちで爆発を繰り返している世界でシミュレーターもクソもない。
三人称視点ではあるが、視界の広さも役に立たない。全く予期せぬ真横や真後ろから車が剛速球で突っ込んでくる。主人公が歩いていようが走っていようが構いやしない。壁沿いの歩道であろうとも殺意を持ったように降り掛かってくる。細い路地などの安全地帯ぽい所もあるにはあるが、配達先はそんな甘えを許さない。
ピザを何枚配達できるか、の以前に、何秒無事でいられるのか。狂っている。クレイジータクシーを悠々と凌駕する激烈バカゲー。全世界が絶賛。してほしい。



Alchemy Deck

日本語あり。ポーション作成販売カードゲーム。
Cultist SimulatorStacklands のような、ゲームのすべてがテーブル上のカードで表現されるタイプ。カードを複数重ねて様々に変化させたり売り買いして進めていく。それをベースに Potion Craft のような下町ポーション屋の対面商売のゲーム性を乗っけたような内容。という合わせ技の発想は理解できるが、ミックス度合いはいまいちな感じ。Stacklands の時間進行&日毎のコスト管理要素を真似た部分が、ポーションの生成方法を探りつつ民の依頼に応えて商売するっていう部分とそぐわないと感じた。
あと絵柄とアニメーション、音声の使い方や日本語表記も、スマホゲーでよく見る広告メインの無料ゲーっぽい感じで胡散臭く、好ましく感じられなかった。

このフォントの小ささとか、デモ版にしてもさすがにひどい。


Swappy World

日本語対応だがデモ版では無し。カード選択進行型サバイバルクラフト。
画面上横一線に並んでいるアイテムカードをスワイプ的に横スライドで選んで採取して素材集め。画面下のツールアイコンからクラフト画面を開いて、集めた素材を消費して道具や武器や施設をクラフト。
スワイプで出てくるカードはランダムで、動物も混ざっている。恐らく狩猟道具を作れば狩って食糧にしたりできるのだろう。1スワイプごとに時間が経過し、昼夜があって夜はモンスターカードが出てきて戦闘になるがスワイプで逃走可能。採集ほか活動にはエネルギーを消費し、尽きると倒れる。空腹値もあり、キノコや木の実で時折腹を満たす必要がある。
見栄えとシステムこそ特殊なものの、内容的にはオープンワールドサバイバル系と似たようなもの。オープンワールドのオープン部分と自由な移動概念を無くして制限をかけたところがゲーム性の肝になった感じ。個人的にはローグライクサバイバル Wild Darkness をもっと簡略化したような感じに思えた。日本語がないのでいまいち進めづらかった。


Auto Forge

日本語無し。2D ロックマン風プラットフォームアクション、と見せかけて、その体裁に Terraria 的採掘探索要素を足したのをベースに、実は主軸は Factorio ライクな自動化生産工場建築という、Steam ユーザーの好みを研究し尽くしたような売れ線要素ごつ盛りゲーム。
だが盛ればいいってもんじゃない。先に挙げた何かと同様に、これまた食い合わせが良いとは言えない。正直ロックマン風アクションは要らない。好きな人はあれとファクトリオが合体なんて夢のようと歓喜するのだろうが。
とは言え既に結構遊べる。英語はわからないながらもチュートリアルで提示される単語と同名の資源を集めたり施設をクラフトしていけば、あらまあいつしかファクトリオ。溶鉱炉などの燃料に可燃物が必要なのは同じだが、一部施設はグリップレバーを回す自家発電機能を備えていたりする。
スタート地点は地中で、地表にはモンスターがいて、主人公はバトルモードになるとブレードを振り回して戦う。モンスターを倒すと何かの素材らしきものが手に入り、恐らくそれも後々使うんだろう。
基本的な流れは、研究の指示があり、研究を進めるために指定素材を集めるか指定アイテムをクラフトする。無い素材を求めて未知の領域へ手足を伸ばし、戦い、地中拠点に戻ってまた研究~クラフト。研究が進むとクラフトを自動化する施設が揃ってきて工場化していく、という感じだろう。
好きな人は相当ハマるんだろう。非常に or 圧倒的に好評か、宣伝規模にもよるがそれなりにヒットしそう。



TENSEI

日本語あり。水墨画のようなビジュアルのモノクロ 3D オープンワールド空間を舞台に、味のある生物に姿を変えながら天頂を目指していくアクションゲーム。
トレーラーで宙空のリングを抜けていくシーンがあって、東洋風 NiGHTS かと思ってやってみたが、確かにアクション進行によって得点はするけれども、定められたルートは無いようで、とにかく落下しないように上を目指していくという、実のところこれ要するに Only Up だ、と気づいた。上品な Only Up 。
Only Up をアレンジした結果 NiGHTS 的になったのか、NiGHTS の独自アレンジを考え続けたら Only Up が流行った時代まで来ていたのか。実に興味深い。
しかし Only Up なのでゲーム性は薄め。ゲームの紹介説明にも癒し系みたいな文言が並んでいる。
プレイヤー、主人公?は黒い玉から始まり、ジャンプして着地する度に姿を変える。それはランダムで、時にカエル、時に魚、鳥、蝶。不滅のあなた? それはともかく、それぞれに特徴的な飛び方をするものの、飛距離はどれでも同じっぽい。あちこちにある輪っかをくぐって何かが貯まると巨龍になって、ジャンプの制限なく一定時間上昇し続けることができる。
飛距離を見誤ったりして着地する地面を失って奈落に消えるとミス。最初からやり直し。落下中に乗れる場所があればそこからやり直せる。間欠泉のような噴火口のような赤いところに落ちてもミス。ただし急降下(プレス)アクションをとれば破壊して龍化エネルギーを得られる。
ゲーム性に奥深さはないが、この画風の 3D 空間の中を自由に飛び回れるっていうのがなんかすごい。




以上、3記事通算26作。
日本語の有り無しを書いたが、好みのゲームに日本語が無く、好みでもない言語なんて関係なくやれるゲームに無駄に日本語があるというパターンがほとんどだった。きっと一つも買わない。

基本的に「今まで見たこと・やったことが無さそうなゲーム」がいつも選別基準にあると思う。それは既発作品を複数掛け合わせたものでもいい。そのままパクったようなのは好まないし過去に経験済みのものは無視しがち。だが、よっぽど好みのゲームに似たゲームには惹かれがち。やってみるとだいたい落胆するんだけど。

あと、デモ、無料の体験版だからこそやりたいと思える作品というのもある。正直多くのゲームはちょっと触れば、その手触りだけで、ルールや根っこのゲーム性を把握するだけで満足してしまう。と最近、年々そういう傾向が強まりつつあると気づいた。
だからネクストフェスとは関係なしにそういう無料デモ版を中心にやっていこうと思った。りすることもある。


最近やったその他の無料デモゲーム。

Backpack Battles
以前からプレイ済み。既に説明不要の有名未発売ゲーム。近づく正式リリースを前にバナー絵が一新されたり、内容も結構大幅なアップデートがかかっている模様。

Furcifer's Fungeon
Backpack Battles と同じメーカーが開発中のローグライクハクスラ風味なベルトスクロールアクション。内容はなんともだが、あのショップの謎ネコキャラはこちらが元ネタらしい。

Lucky Mayor
「幸運の大家様」に似たタイプのローグライト金稼ぎゲーム。市長になって多種多様な市民をデッキに雇い入れシナジー生産物を売り捌く。

Pesticide Not Required: Prologue
カエルが主人公のバンサバライク。農業、釣り、採掘、育成要素があり、同コンセプトの Froguelike よりも出来が良い感じ。




おわり。

スチームネクストフェス 2024FEB その2

Steam の未発売ゲーム体験版祭り24冬の陣
からの厳選プレイ記録、続編。


Artficer's Tower

日本語無し。魔術師たちのタワーディフェンス
魔術師の卵みたいな子たち三人が、拠点となる邸(塔)を建て、生活部屋や衣服や魔力を生成する部屋などを整え、罠を仕掛け、身を守るシールド部屋を設け、きたるべき魔物の襲来に備える。
昼夜があり、昼は建築やアイテムの準備。夜になると魔物が襲ってくる。チュートリアルではゴブリン。最初の晩は罠まで用意するのは間に合わない。魔術師たちはシールド部屋で自己防衛&魔法攻撃。なぜかゴブリンには攻撃手段はないらしく、夜明けまでに魔術師たちの攻撃で HP を削られてしぬ。撃退成功。っておい。ゆるいなー。チュートリアルなのでそんなノリなのだろうが、いや悪くない。
邸内で生産した物を近隣の村に売って収入を得るという生産・商売要素。得た金で邸を様々増築し、罠とか襲撃対策も強化していくという建築要素。魔術師たちの装備や個々の能力値を上げていく成長・育成要素。そして毎晩の襲撃を乗り切り生き延びるためのサバイバル要素。と色々ある。
一見、Spellcaster Universityタワーディフェンス戦闘要素を足した程度のものかと思ったけど、オキシとかコロニーシムに近いようなところもあって、ちょっとじっくりやり込んでみたいかも。日本語さえあれば。


Adaptory

日本語無し。だが。来たよこれ。
トレーラーですぐ分かる。何とは言わんがナニとそっくりな 2D 横視点地下生活コロニーシミュレーション。絵柄こそヘボいがほぼそのままパクったような内容。プレイヤーが操作可能なキャラクターはおらず、半自律的な生存キャラクターたちに指示を出してサバイバル生活できるように導いていくタイプ。
英語がよくわからなくても某本家のをやり込んでいれば概ねそのセオリーで進められる。UI のツール配置等も本家に似せてあるなかなかのパクリぶり。
一応デモ版の終わりまでやった。プレイレポは長くなったのでこの記事の最後に置いた。
ヘボいが、諸々完成度低いが、有りっちゃ有り。


Unleaving

日本語あり。2D 横スクロールアクション。
油彩風の独特ビジュアルと不穏な環境音の中、赤髪の少年(?)が駆けていく。
トレーラーですぐ分かる。何とは言わんがナニとそっくりな死にゲー。これまたたぶんパクリの類。なぜ主人公の髪型までそんなにしちゃったのか。しかしそっくりなゲーム性のわりに、某本家と比べるとややストーリーテリングが過ぎる。それと演出過剰気味。考えようによっては、本家をやり込んだいちプレイヤーによるひとつの解釈、レスポンスを、別のゲームとして落とし込んだという感じかも。
デモ版は恐らく最序盤までで終わり。人によっちゃ5分で終わる。


Moose Miners

日本語無し。鉱石採掘売却放置ゲー。
広い大地に縞状に規則正しく置かれた鉱石を、円盤ノコを取り付けた採掘馬車が削り取り、近くの配送カートまで送り、どこやらに売却して利益を得る。得た金で採掘パワーや馬車のスピード、配送設備などをグレードアップして、作業効率&利益率をどんどん上げて行こうという内容。
採掘も配送も売却もオートで行われる。ここの鉱石を優先的に採掘してほしい、みたいな指示などは不可。採掘馬車の数が増えて採掘エリアが広がって来たら、一部の馬車をグループ指定して採掘方向を変えることはできる。他にできることはカメラの視点変更とグレードアップの選択のみ。
収入額が大きくなってくるとさらに上位のアップグレードをアンロックできるようになる。が、デモ版では補助レールを追加するのみに留まる。
採掘フィールドは途方もなくだだっ広いが、デモ版ではエリア制限がある。「DEMO」って書かれた壁がある。それでも物凄く広い。この単調なデモでそこまで掘る奴がいるか。居るかもしれない。こういうのが好きな人は無闇に続けるだろうから。


Planetiles

日本語無し。宇宙に浮かぶ小惑星に色んな土地を配置していくパズルゲーム。「都市開発ビルダー」などと謳っているが実質 ISLANDERS 系。
何もない惑星のグリッド状の水面にテトリミノみたいな三つ組 or 四つ組くらい(ランダム)のブロック状の土地を置く。次にまた別の土地を置く。配置の仕方によってポイントが入る。隣接する土地同士の効果で得点が何倍かになるシナジーがあったり、ある程度のポイントに達すると特典が追加されたり、などある。
しかし日本語が無いとわからない点が多く、都市開発レベルになど発展させるのは難しく、満足に楽しめるものではなかった。


Aalik And The Ruined Kingdom

日本語無し。エッシャー的二次元錯視空間の迷路脱出ゲーム。
謎の遺跡空間に迷い込んだどこかの国の王子を出口まで導いて行こうという内容。導くプレイヤーが何者なのかは不明。
斜め見下ろし視点で、プレイヤーができることはカメラ視点の回転と王子(他キャラの場合もある)の移動先の指定。一見途切れた道が、視点変更することで繋がって見える錯視ポイントがある。王子はそこをひと繋がりの道として通ることができるので、錯視で繋がった道の先へ導いてゴール地点を目指す。ステージが進むと動かせるオブジェクトが出てきて、パズル要素や倉庫番的要素もあったりする。デモ版は5ステージほどで終わり。
あと背景の一部に王冠マークが貼り付いていて、クリックすると収集できるが、デモ版ではその使い道はわからない。
既に似たような錯視パズルは他にあるのでさして斬新でもないが、わりと好き。直感的に解けるけども操作性はあまり良いとは言えなかった。


Tinytown

日本語無し。街づくりパズルゲーム。
10 x 10 程度のグリッド状の土地に、道路や家、工場、公園などランダムで指定される施設を好きなように配置し、総人口(高得点)を上げていくという、二つ前の "Planetiles" と似たような内容。
多くの施設は道路に隣接していないと建てられないが、配置によって周辺施設にボーナス効果があったり、同じ施設を重ねると上位施設にレベルアップするものがあったり、何らかの条件によって特別な施設がプレゼント(三択)されたり、それなりにゲーム性はある。
が、落ち物パズルの如く一手一手建てる施設はランダムなので、運が絡んできて思うようにきれいな街にはできない。道路が無いと何も建てられない状況で道路が来ない、とか頻繁にある。建てる施設のリロールが可能だが、コストとして人口を少数消費する。なんでよ。
画面右端には街のニーズか何かのメーターが表示されているが、参考になるやらならんやら。気にせずともゲームは進み、フィールドの全マスが埋まり切ったら終わり。
施設のレベルアップや街の成長表現も底浅いもので、ゲームとしての完成度はまだ低い。街づくり落ち物パズルスバラシティ」の上位互換みたいなものになる可能性は秘めている。が。


Little Astronaut

日本語無し。類似ゲームに「INSIDE」が表示されていたので気になってやってみた。
どこかの開拓済み惑星に墜落した宇宙飛行士が宇宙船外で目覚めるところからスタート。宇宙服は生きており通信が入ってきて状況説明&生存アドバイス。近くのリペアキットを探して壊れかけのヘルメットを治せ。ナビに従って基地まで歩け。そこは跳べ、そこは登れ、狭いから気をつけろ、滑りやすいぞ、など。
たしかにアレっぽい。それっぽいっちゃそれっぽいが、逐一親切すぎて不安や緊張感は薄い。基地の電気設備をチェックして入口に入れるようになるところでデモは終わり。
グラフィックがしっかりしているのでもっと突き放してくれていい。通信で入る会話や様々表示される文字も謎言語でいい or 一切不要。だから、日本語が無いのはむしろ良かった。


Idle Field

日本語無し。2D 横視点 まったり放置農場ゲーム。
畑、釣り、木こりを基盤に、畜産、料理、製材などこなし、生産物を売って得た金で色々自動化&効率化していく。最初の木こり作業以外は初めからだいたいオートで収穫できる。プレイヤーがやることは主に収穫物の加工指示とか生産物の売却、そして人員追加やアップグレード。まったりしすぎでつまらないが、こういうのを好む人も多かろう。
主人公が擬人化キノコ。なぜキノコなのだろう。労働 = 男の仕事 = 男の象徴 = あれのメタファー、か。どうだか。


Fireside

日本語対応だがデモ版では無し。物々交換で話を進めるアドベンチャーらしい。
子供向けの外国の絵本みたいな絵柄とアイテムトレード要素が良さそうだと思いやってみたが、文章中心に進む内容で日本語が無くては満足に楽しめない。クリックすべきポイントの指示や必要アイテムの吹き出しなど出て迷わないような配慮はあるが、文章進行において選択肢分岐があってそれはちゃんと文脈を読み取れないとどうにもなー、と。
正規版は日本語でやれるだろうが、買ってまでやりたいものでもなし。




つづく。

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スチームネクストフェス 2024FEB その1

Steam の未発売ゲーム体験版祭り。また来た。

例によっていつもの手順で選別。

ネクストフェスのページ上、「すべてのタイトルを閲覧」
一覧リスト上で流れる各トレーラーの抜粋動画を観て、気になったものは一旦ウィッシュリストに追加。
画面下の「もっと表示する」で次のリストをローディング。を繰り返し。
その後ウィッシュリストから各個別ページを確認。
ノーウィッシュとせずデモ版をダウンロードし、実際にやってみたのが以下。


今回も「もっと表示する」が無くなる底まで一通りチェックした。
ウィッシュリストに入れた数だけで 120 ぐらい。入れなかったものはその10倍か15倍くらいあったと思うので、総数 1000 ~ 1500 もの未発売ゲームがあるわけだ。定かではないが。
そしてウィッシュリストからさらに厳選して、30タイトルほどになった。

仕事がない暇にまかせて適当にやった。


ステラ・セトラーズ

デモ版日本語プレイ可能。セーブ機能なし。
惑星入植系コロニーシミュレーション。デフォルトで開発拠点があって、幾らか建築資源や生活資源があって、作業ドローン的ロボが周辺から天然資源を採掘し、貯蔵庫を作り、ライフラインや各種作業モジュールを構築していく。特別なんともないよくある作風。
アニメ絵のキャラクターがおり、それぞれ固有能力があってランダムイベントを増減させたり、任意の施設に配属させると資源収穫ボーナスなどが得られたりする。という点がわずかに特徴的なくらい。進めていけばもっと色々あるのかもしれないが、どんなもんだか。
各種施設を正常に稼働させるには施設同士をパイプみたいなので連結しなければならないのだが、その連結口とパイプの組み方にクセがあって若干厄介。これを建築のたびに毎回考え、プレイし続ける何十時間もの間その悩みが付きまとうのかと思うと、チュートリアルで既に嫌になる。距離の離れた施設同士は分かるとして、縦に積み上げる連結にも施設の外側で連結するパイプが必要っていうのは意味がわからない。ナンセンス。


Synergy

日本語無し。素朴カートゥーン調、斜め俯瞰タイプのコロニーシミュレーション。視点はズーム可能だがカメラ回転は不可。施設の回転も不可。
水資源の乏しい砂の世界でわずかな人々がサバイブする感じ。汚い水場から水を汲み上げて清める施設の設置から始まり、貯蔵所、住居、採集所、研究所、調理場など、やや原始的な施設を建てていく。
昼夜は無いが日(Cycle)はそこそこの速さで進み、どうやらしばらくすると乾季がやってくるらしい。TIMBERBORN のような感じかと思いきや、べつにダムを建てるわけでもなく貯水樽もない。どうすんだろね。英語がわからないまま前述した施設群を建てるだけ建てたところでもうおなか一杯になったので乾季が来るまではやっていない。自分の拠点集落ができあがったら冒険に出て別の集落と出会うとかあるらしいが、それはどれだけ先の話なんだっつう。
あと「シナジー」というタイトルのわりにその要素がどこで出てくるのかもわからなかった。よしんばそれがわかったとして、ハマるほどのおもしろさかと言えば、いやたぶん全然。


Dystopika

お好みのサイバーシティがつくれまっせゲーム。ゲームかどうか。デジタルジオラマみたいな。水上の町を作るだけの Townscaperサイバーパンク版。自機も敵も攻撃も死も目的もエンディングもない。ただ妖しげな闇夜の都市をつくるだけ。
黒の地面に街灯らしき小さな灯りが星々のごとく降りた土地に、1クリックで黒いビルがひとつポン。回転させるもよし高く伸ばすもよし。カーソルをずらしてまた1クリックで次のビル。連打していけば闇のビル群のできあがり。光のツールを振りまけばビルの壁面をデジタル広告や看板がきらびやかに彩る。
なんらか目的がないとこれだけでは正直つまらない。できることも少ない。が、フォトモードでアングルを変えたりディストピア表現をあれこれ調整できるのはおもしろかった。禍々しい何かに支配された終末都市とか、強烈で超大な爆発の光に飲まれる寸前の世界などの画が簡単に作れる。さてその画を使う用途がどこにあるのかって話。

とりあえず壁をつくった。

カメラをいじった。

という感じ。


Dragon Eclipse

日本語無し。デッキ構築ターン制カードバトル RPG 。主人公はカードを切るだけで戦わず、式神的なモンスターを戦わせる。モンスターたちは各々異なる能力を持ち、戦闘中に Activate ってのをするとその特殊能力を発揮する。っていう以外は概ねよくある StS フォロワーな感じ。そこにポケモン要素でも足したのかな。
バトル外はマップ選択移動ではなく、フィールドを 2D 移動して、店とかあって、敵モンスターとはシンボルエンカウントで戦闘に入る。逃げるとか選択の余地は無い。シンボルエンカウントではあるが敵シンボルは全部同じなのに中身はそれぞれ異なり、強さも異なるらしい。戦闘3回目でいきなり強いのを引いてしまってコテンパンにやられてやめた。
恐らく開発者が自分なりの StS を作りたかったんだろう。が、難易度調整など諸々甘い感じ。日本語あればなー。あればハマるか? いや、全然。


Coffee Caravan

日本語対応だがデモ版では無し。ローグライトカフェ経営バトル。
は? コーヒー屋のゲームに何が「ローグライト」? と思った。トレーラーの動画内では、小さな移動式店舗で店員がせかせかコーヒーを淹れ客に提供する様子。の後に、なぜかどこかで見たような選択進行式マップが。
つまりこうだ。敵は次々来店する客。自機は店員。コーヒー提供が攻撃。デッキはコーヒーショップ。客を捌き切ったら勝利。できなければ敗北。勝てばデッキを強化でき、コマを進めてイベントもあり、最後はボス。ボス!? コーヒーの完璧主義者が来る、と書いてある。全く意味はわからないが面白い。
やってみて諸々理解。だが、面白いの前に結構難しい。忙しい。起動した時点で適当なゲームコントーラーでプレイすることを推奨される。チュートリアルは楽だった。まだほのぼのカフェ店員だった。本編はピリついた。2マス目でいきなりエリートっぽい展開。客が列を成す。必死で回したが捌き切れず日は終わり、何の演出もなくスタートに戻された。くっころ。
面白いが、凄く気に入ったが、自分では到底クリアなど考えられない。是非ともイージーモードを、砂糖たっぷり甘々なモードを入れてほしい。


Kitchen Crisis

日本語対応。日本人制作かも。料理タワーディフェンス。と書いてある。またなんじゃそりゃ。加えてこれも「ローグライク」タグ。
地球の料理を好む異星人のために素人自炊野郎が謎のキッチンで料理を作り、亜空間らしきポータルからやってくる異星生物たちに提供して満足してお帰り願おうというストーリー。なるほど。
タワーディフェンスとは言うが、守るべきは主人公自身。攻撃手段は調理した料理。調理~提供が遅れて、何も口にしなかった異星生物が出口まで到達するとダメージを食らう。料理が無いならおまえを食らう、ということらしい。なるほど。
調理も提供もオートで行われるので、プレイヤーがすべきは配膳(戦闘)開始前の準備。即ち、調理品の配置ポジション決め、そこに至るまでの調理手順と導線、器具の配置を決めること。より手短に、よりたくさんの調理品を提供できるように。
配膳中にやってくる客の数は決まっているらしく、ダメージを食らっても画面下のライフのメーターが尽きなければ、客が通過しきったらクリアになる。配膳ターンが終わると新たな料理レシピを獲得できる。また料理提供で得た金を使って人員を増やしたり調理器具のアップグレードができる。ああなるほどタワーディフェンス
設定はボケ倒してくだらないながらもゲーム性は結構良い。かなり好きだが、しかし最初のインパクト、出落ち。1時間もやれば十分というか、元々タワーディフェンス系をあまり好まない自分が長時間やれるものではないなと。


HEART of CROWN Online

完全な日本語で遊べる。麻雀とかモノポリーとかそういったボードゲーム風味のルールでやるカードゲーム。領地を獲得し、人員と富を充実させ、自国のプリンセスを擁立する、というストーリーらしいが、それらを語るプロローグみたいな演出など何もなく、チュートリアルも説明も何一つなくいきなり NPC との四人対戦の一席に放り込まれる。ベータ版ではルール等々はオンラインマニュアル参照とのこと。
いまいち把握しきれなかったが、ルールはたぶんそんなに難しくはないんだろう。カードの種類と出し方を覚えればやりやすいんだろうと思う。が、把握云々を別として、とにかくカードゲームが下手な上に対戦 NPC の圧があって思うようにいかない。つうかわざわざデジタルでやるゲームなのか。リアルカードでリアル対人戦やった方が楽しいだろう。
カードゲームの感性とテクニックと経験と、あと対人がいない人間には全く向かないゲームだった。


Epic Auto Towers

デモ版日本語無し。それぞれ異なる能力を持つタワー、というか像を配置して、敵の襲撃からロイヤルタワー(心臓部)を守り抜こうという、これが本当のタワーディフェンスなゲーム。
コストを消費して自軍のタワーを購入、配置。同じタワーは重ねると経験値になり、レベルが上がると同じのが上にもう一個乗っかって強くなる。配置によって隣のタワーや周辺タワーにバフ等の影響を与えるものもあり、デッキビルド的なシナジーを考える要素もある。
金が尽きて配置し終えたら次は敵軍ターン。敵の攻撃はすべて突進の体当たり。こちらは防戦一方、というか棒立ちで最前線の像から盾、もといサンドバッグとなる。敵モンスターと最前線のタワー、双方の攻撃力/ HP の単純な差によって勝敗は一瞬にして決まり、負けた方は消え去り、敵モンスターが勝つとノックバックののちに次の自軍タワーに再び突進。一定数の敵モンスターの攻撃を耐え抜くと自軍勝利で次のターン。またタワー購入と配置。の繰り返し。数ターン後にボスが来る。ザコと何が違うって、攻撃力も HP も桁違い。生半可なプレイでボス戦まで来るとまず勝てない。
勝てない。勝てずにやめた。日本語さえあれば。まあしかし何から何までくそしょぼいゲーム、という印象が拭えなかった。嫌いじゃない。


Dungeon Inn

日本語あり。ダンジョン前の冒険者向けお宿運営管理ゲーム。
海ギルドと山ギルド。ダンジョンにやってくる犬猿の仲の2ギルドが宿の入口で鉢合わせするのを阻止し、双方のギルドに良い顔をして二重運営しているのがバレないようにしろ、だって。なんじゃそら。
ゲームとしては主に、左右別々の道からやってくる2ギルドの冒険者たちが同時に宿に来ないように、看板で引き寄せたり屋台で足止めしたり、あの手この手で二者の進行ペースを調整すること。うまく行かないと宿前で戦闘が起きる。どんだけ一触即発好戦的なのよ。血の気多すぎ。
など、設定が面白すぎてゲーム性が負けている。正直、面倒事でしかないもの。ギルドの面々の身になったら迷惑なことこの上ない。ゲームを抜きにしてこのがめつい女主人がどうなっていくのか、漫画かアニメで見たい。ゲームは要らん。要るとしたら人のプレイを眺めて笑っていたい。



つづく。

うつつ雑感 241月の3

先頃解約したアマプラを早くも再開した。
何気なく配信ラインナップを確認したらエイリアンや魔法ポッターのシリーズが並んでおり、さらに家なき子があり、その顔ぶれに惹かれて、つい。
エイリアンシリーズを一通り一気に観た。リドリー・スコット作の一作目とプロメテウスとコヴェナントが良かった。魔法系列と家ないのは観ない気がする。よく考えたら興味ない。とりあえずエイリアンシリーズだけでプライムの元は取れた。



年末からのゲーム熱が冷めた。
今やりたいものはない。絵描き熱も戻ってこない。
働きたくもない。寝よう。ねとこう。

と思ったところに、来た。

shapez2 試遊版。
store.steampowered.com

正直「shapez を 3D 化した新作」と謳う最初の報を知った時、そんなもん Factory Town とどう違うんだと思った。いや、やるけどね、うん、でもそれくらいのもんでしょ、と。舐めてた。3D 化してグラフィックに熱が入って重くなっただけの焼き直しものだろうと。大したこたねえだろうと。
昨年何度か、何段階かに分けて公開されたデモ映像を観ても尚その思いは変わらなかった。

実際やってみたところ、いやなかなかどうして、ちゃんと別物だ。と思わせてくれた。shapez の手触りを引き継ぎつつ shapez そのままでもない、勿論 Factory Town などとは異なる新しいものに仕上がっている。というか既に完成度が高い。当然 shapez で作り上げ洗練していったゲーム性を土台にしての完成度なのである程度のものにはなるだろうと思っていたけど、少なくとも全然不足がない。
試遊版だけにゲームボリュームとしての不足感はあるが、「かたちは想像しえないけどやりたかった続編」のイメージ、要求には応えてくれるものだった。多少の操作感の悪さも今後の開発やユーザーフィードバックによって改善されていくことだろう。あと「ここのこれがこうできるのならべつにわざわざ全部 3D にする必要なくね?」なんて思うこともあったが、気にすまい。素人考えだ。きっとフル版で納得させてくれるはず。
個人的に最も感動したのは、縦階層式にフィールドが 3D 化したにも関わらず、コンベアのブリッジが同階層内で完結していること。ジャンプブリッジとでも言おうか。なんていうか、物流ルートの複雑さとその望まれる回避策についてよく研究している感があって、すばらしいと思った。
あと、中央拠点が納入箱ではなくてどでかい穴になっているのが可笑しい。せっかく苦労して組んで送り込んだシェイプが、動作的には吸い込まれていくのだけど、見た感じはでかいゴミ入れに雑に捨てられて行っているみたいで、何のために作らせたんや、って笑える。
など、もう既におもしろい。かなりおもしろい。




バクチクの公式ライブ映像配信がまた始まった。
一回目が終わった。今日さっき。
配信されたのはこれのディスク2だったらしい。
Climax Together Collector's Box|BUCK-TICK OFFICIAL SITE

1992年9月横浜アリーナ、ビデオ収録前提の企画ライブ「CLIMAX TOGETHER」の二日目(9.11)の模様だったらしい。
同じライブ音源もある。スポティファイでも聴いた。
LIVE ALBUM「CLIMAX TOGETHER - 1992 compact disc -」|BUCK-TICK OFFICIAL SITE

アルバム「狂った太陽」、「殺シノ調ベ」、「darker than darkness」辺りのセットリスト。この中で "VICTIMS OF LOVE"(殺シノ調ベバージョン)は間奏の終わりにサックスの遠吠えみたいな泣きフレーズが入る。それをライブでどう再現しているのか気になってライブ音源を聴いたら、驚くことにボーカルの高音シャウトでサックスと同じ音域の遠吠えをしていて凄くしびれたのだが、どうやらそれは一日目の公演だったようで、今回の映像ではその様は見られなかった。
まあいいや。



寒い。何もやる気しない。寝とこう。